【部位別】豚肉のカロリー・糖質は100gや一枚でいくら?低い部位やダイエット向けなのはどれ?
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豚肉は身近なお肉のひとつで、牛肉よりも安く手に入るので日常的に食べることも多いのではないでしょうか。(*^^*)

そんな豚肉のカロリー、ダイエット中は気になる部分だと思います。

豚肉と一言でいってもいろんな部位があり、それぞれカロリーが違います。なので、その時食べる部位がどこなのかで各自のカロリーを見る必要があります。

 

そこで今回は豚肉のカロリーページのまとめとして、100gの場合のカロリー・糖質や、薄切り肉などがある場合は1枚のカロリーも書いていきたいと思います。

カロリーが低い部位を知れば、ダイエット中でも豚肉が食べやすくなります。ぜひ、カロリー制限中に今回の内容を活かしてみてください♪

 

 

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  豚肉のカロリーは部位ごとにいくら?低い部位はどれ?【100gあたり】

  大型種

豚肉のカロリーには「大型種」と「中型種」の2つの数値が食品成分表に記載されています。

中型種はパックに「黒豚」と記載されている場合のみ見ればOKで、とくに何も明記されていない豚肉は大型種の値で見ると良いかと思います。

(基本的に黒豚以外の豚肉は大型種の値でカロリー計算します。)

 

ではまず大型種の豚肉のカロリーを部位ごとに見てみましょう。カロリーが低い順に並べてみます。

<豚肉(大型種)100gあたりのカロリー>

部位(大型) カロリー(100g)
豚ヒレ・赤肉・生 130kcal
豚もも・脂身つき・生 183kcal
豚肩・脂身つき・生 216kcal
豚そともも・脂身つき・生 235kcal
豚肩ロース・脂身つき・生 253kcal
豚ロース・脂身つき・生 263kcal
豚バラ・脂身つき・生 395kcal
部位(大型) カロリー(100g)

↑部位名のリンク先は、それぞれの部位のより詳しいカロリーを書いた個別ページになります

 

この中で一番カロリーが低いのはヒレ肉で、逆に高いのはバラ肉となっています。

生の状態で見てもわかるように、バラ肉は脂身が多くありますがヒレ肉は赤身の塊ですよね。食べてみても、バラ肉は脂っぽくて豚肉の旨味をしっかり感じさせますが、ヒレ肉はさっぱりしています。

 

ロースくらいまでならまだダイエット中でも食べられそうですが、バラ肉はカロリー制限中に習慣的に食べるのはちょっと難しそうですね。(たまにならいいけど)

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  中型種

次に中型種のカロリーです。

<豚肉(中型種)100gあたりのカロリー>

部位(中型) カロリー(100g)
豚ヒレ・赤肉・生 112kcal
豚もも・脂身つき・生 225kcal
豚肩・脂身つき・生 239kcal
豚肩ロース・脂身つき・生 256kcal
豚そともも・脂身つき・生 268kcal
豚ロース・脂身つき・生 291kcal
豚バラ・脂身つき・生 434kcal
部位(中型) カロリー(100g)

 

全体的に中型種のほうがカロリーは高いですが、ヒレ肉に関してのみ大型種より低カロリーですね。

 

  ひき肉・副生物

副生物とは生産物の生産過程で副次的に産出されるものを指します。

豚肉の部位で言えばレバーやハツなどのいわゆるホルモンと呼ばれる部分の他、タンや豚足などが含まれます。

<豚肉(ひき肉・副生物)100gあたりのカロリー>

部位・種類 カロリー(100g)
豚・肝臓(レバー)・生 128kcal
豚・心臓(ハツ)・生 135kcal
豚・舌(タン)・生 221kcal
豚足・ゆで 230kcal
豚軟骨・ゆで 231kcal
豚ひき肉・生 236kcal
部位・種類 カロリー(100g)

 

こう見るとレバーが一番低カロリーで、その次がハツとなっています。

ただレバーは低カロリーでも栄養が多すぎる問題があるので、ダイエットには使えても毎日は食べないほうが良いでしょう。

 

なおひき肉については使われている部位が不明瞭なため、実質的には正確なカロリー計算は困難と言えます。(表のカロリー量はあくまで食品成分表に記載されている値です)

より詳しいことは個別ページでお話していますよ。

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  【部位別】豚肉のカロリーは一枚あたりでいくら?(薄切りやしゃぶしゃぶ用など)

豚肉のロースやももといった部位は、薄切りやしゃぶしゃぶ用などで販売していることもありますよね。

このような部位1枚あたりのカロリーはどのくらいになるのか?を以下の表にまとめます。

部位 分量 カロリー
豚ロース・大型種肉・脂身つき 薄切り1枚(25g~30g) 66kcal~79kcal
豚ロース・大型種肉・脂身つき 厚切り1枚(100g~200g) 263kcal~526kcal
豚ロース・大型種肉・脂身つき しゃぶしゃぶ用1枚(14g) 37kcal
豚バラ・大型種肉・脂身つき 薄切り1枚(20g~25g) 79kcal~99kcal
豚バラ・大型種肉・脂身つき しゃぶしゃぶ用1枚(19.4g) 77kcal
豚もも・大型種肉・脂身つき 薄切り1枚(30g~25g) 55kcal~46kcal
豚もも・大型種肉・脂身つき しゃぶしゃぶ用1枚(15g前後) 27kcal前後
豚肩ロース・大型種肉・脂身つき しゃぶしゃぶ用1枚(14g) 35kcal
豚肩・大型種肉・脂身つき 薄切り肉1枚(30gくらい) 65kcalくらい
豚タン 1切れ大サイズ~小サイズ(15g~7g) 33kcal~15kcal
豚ヒレ・大型種肉・赤肉 一口カツ用1枚(35g前後~40g前後) 46kcal前後~52kcal前後
部位 分量 カロリー

 

ただ「薄切り」や「しゃぶしゃぶ用」などといっても、1枚の重さや薄さに規定があるわけじゃないので、↑の値は目安となります。

 

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  豚肉のカロリーはゆでたり焼いたりするとどうなる?

ここで答えているのは食品成分表に「ゆで」や「焼き」の値が記載されている部位のみになります。(豚足や豚軟骨はすでに「ゆで」のカロリーを書いているので省略)

<ゆでた豚肉100gのカロリー>

部位 100gのカロリー(ゆで)
豚ロース・大型種肉・脂身つき・ゆで 329kcal
豚もも・大型種肉・皮下脂肪なし・ゆで 199kcal

※「皮下脂肪なし」とは、お肉の外側の厚みのある脂肪を取り除いた場合のカロリーです。通常、脂身を取り除いてあるお肉は「皮下脂肪なし」のカロリーを見ます。

なお大型種の豚ももで「皮下脂肪なし・生100gあたり」のカロリーは148kcalとなります。

 

<焼いた豚肉100gのカロリー>

部位 100gのカロリー(焼き)
豚ロース・大型種肉・脂身つき・焼き 328kcal
豚もも・大型種肉・皮下脂肪なし・焼き 200kcal
豚バラ・大型種肉・脂身つき・焼き 496kcal
豚ヒレ・大型種肉・赤肉・焼き 223kcal
豚ひき肉・焼き 311kcal
部位 100gのカロリー(焼き)

 

上記のカロリーはゆでたり焼いたりした調理後の豚肉が100gあったときのカロリーです。

生の状態で100gだった豚肉は、ゆでたり焼いたあとも100gではありません。ゆでる・焼くとグラム数が少なくなります

(つまりは生と調理後を100g同士で比較するのは正しくないということ)

生100gの豚肉を調理するとどのくらいカロリーが変化するのか?を比較するには、まず生100gをゆでた・焼いた後のグラム数からカロリーを計算する必要があります。

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生の重さから調理後の重さを計算するには重量変化率という数値を使いますが、今回はこの説明をしません。(重量変化率は部位・調理方法で違うので)

この点については部位ごとの個別ページで説明しているので、もっとよく知りたい方だけ各記事をご覧くださいね。

 

今回は計算を省き、生で100gあった豚肉をゆでた後・焼いた後のグラム数・カロリーのみ掲載します。以下になります。

<豚肉・生100gをゆでた場合のカロリー・グラム数>

部位 100gをゆでた後のグラム数 カロリー(ゆで)
豚ロース・大型種肉・脂身つき・ゆで 77g 約253kcal
豚もも・大型種肉・皮下脂肪なし・ゆで 71g 141kcal

 

<豚肉・生100gを焼いた場合のカロリー・グラム数>

部位 100gを焼いた後のグラム数 カロリー(焼き)
豚ロース・大型種肉・脂身つき・焼き 72g 236kcal
豚もも・大型種肉・皮下脂肪なし・焼き 71g 142kcal
豚バラ・大型種肉・脂身つき・焼き 74g 367kcal
豚ヒレ・大型種肉・赤肉・焼き 58g 129kcal
豚ひき肉・焼き 69g 215kcal
部位 100gを焼いた後のグラム数 カロリー(焼き)

 

調理すると若干ですがカロリーが減りますね。

ロースに限っては茹でるより焼いたほうがカロリーカットできるようなので、ダイエット中は焼いて食べたほうが良いかもですね。

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  豚肉のこま切れのカロリーは?

豚肉には「こま切れ」という表記で売っているものがありますよね。大きさが揃っていないので、炒め物などお肉のカタチが気にならない料理に使うことができます。

「こま切れ」というのは色々な部位を加工・整形するときに出る切れ端をより集めたものなので、色んな部位がまざってしまっています。

つまりひき肉と同じように、明確なカロリーの計算をするのは難しいということになります。

 

お店によっては「豚ももこま切れ」のように部位をそろえていることもあるので、このような場合は表記の部位で計算すればいいです。

ですがとくに何も書かれていない場合は、どの部位をどのくらい入れているのかわからないので、しっかりとカロリー計算したいなら部位の明記のあるお肉を購入したほうが良いでしょう。

なお豚肉は白い部分が脂身(カロリーが高い部分)になりますので、ダイエット中にこま切れを購入したいなら赤身が多く見えるパックを選ぶとカロリーを抑えられます

 

ちなみに似ているもので「切り落とし肉」というのがありますが、こちらは1つの部位の加工の際に出た切れ端を集めたものです。

こま切れと違うところは同じ部位で揃っていることと、厚みを揃えていることがあるという点です。

なので、切り落とし肉は部位ごとのカロリーを見ればOKということになります。

(ただし切り落とし肉でもパックに部位の表記をしていないことがあり、こま切れと切り落としに決まった定義はないので、お店によっては同じものとしている場合もあります。)

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  豚肉の糖質【100gあたり】

  大型種の糖質

<豚肉(大型種)100gあたりの糖質>

部位(大型種) 糖質(100gあたり)
豚ヒレ・赤肉・生 0.3g
豚もも・脂身つき・生 0.2g
豚肩・脂身つき・生 0.2g
豚そともも・脂身つき・生 0.2g
豚肩ロース・脂身つき・生 0.1g
豚ロース・脂身つき・生 0.2g
豚バラ・脂身つき・生 0.1g
部位(大型種) 糖質(100gあたり)

 

豚肉の糖質に関してはほとんど気にする必要はなく、大型種では多いものでヒレ肉の0.3gになります。

 

  中型種の糖質

<豚肉(中型種)100gあたりの糖質>

部位(中型種) 糖質(100gあたり)
豚ヒレ・赤肉・生 0.1g
豚もも・脂身つき・生 0.2g
豚肩・脂身つき・生 0g
豚肩ロース・脂身つき・生 0g
豚そともも・脂身つき・生 0.2g
豚ロース・脂身つき・生 0.2g
豚バラ・脂身つき・生 0g
部位(中型種) 糖質(100gあたり)

 

中型種では糖質が0gの部位もチラホラありますね。

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  ひき肉・副生物の糖質

<豚肉(ひき肉・副生物)100gあたりの糖質>

部位・種類 糖質(100gあたり)
豚・肝臓(レバー)・生 2.5g
豚・心臓(ハツ)・生 0.1g
豚・舌(タン)・生 0.1g
豚足・ゆで 0g
豚軟骨(ゆで) 0g
豚ひき肉・生 0.1g
部位・種類 糖質(100gあたり)

 

豚肉の糖質で注意する必要があるとすれば、レバーくらいじゃないかなと思います。

ただ、レバーもビタミンAが多すぎて食べすぎるのは良くないので、そう考えるとそこまで気にするほどの糖質量ではないかなという感じです。

 

  豚肉のタンパク質【100gあたり】

  大型種のタンパク質

<豚肉(大型種)100gあたりのタンパク質>

部位(大型種) タンパク質(100gあたり)
豚ヒレ・赤肉・生 22.2g
豚もも・脂身つき・生 20.5g
豚肩・脂身つき・生 18.5g
豚そともも・脂身つき・生 18.8g
豚肩ロース・脂身つき・生 17.1g
豚ロース・脂身つき・生 19.3g
豚バラ・脂身つき・生 14.4g
部位(大型種) タンパク質(100gあたり)

 

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  中型種のタンパク質

<豚肉(中型種)100gあたりのタンパク質>

部位(中型種) タンパク質(100gあたり)
豚ヒレ・赤肉・生 22.7g
豚もも・脂身つき・生 19.5g
豚肩・脂身つき・生 18.3g
豚肩ロース・脂身つき・生 17.7g
豚そともも・脂身つき・生 18.0g
豚ロース・脂身つき・生 18.3g
豚バラ・脂身つき・生 13.4g
部位(中型種) タンパク質(100gあたり)

 

  ひき肉・副生物のタンパク質

<豚肉(ひき肉・副生物)100gあたりのタンパク質>

部位・種類 タンパク質(100gあたり)
豚・肝臓(レバー)・生 20.4g
豚・心臓(ハツ)・生 16.2g
豚・舌(タン)・生 15.9g
豚足・ゆで 20.1g
豚軟骨(ゆで) 17.8g
豚ひき肉・生 17.7g
部位・種類 タンパク質(100gあたり)

 

  豚肉をダイエット中に食べるならどの部位がいい?太る部位はどれ?

基本的にはカロリーが低い部位を使ったほうがダイエットはしやすいですが、たとえば特に低カロリーだったヒレ肉は値段が高めという難点があります。

ヒレ肉は低カロリー&タンパク質も多い上に栄養価も高く、理想的な部位ですが、日常的に食べる場合で予算を抑えたいときはモモ肉あたりにしておいたほうがお財布には優しいかと思います。(^^;)

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またレバーは低カロリーですが、先に話したとおりビタミンAが多すぎるので毎日のように食べるのはやめたほうがいいです。

代替案としてはレバーとそこまでカロリーの変わらないハツです。鉄分もレバーほどではなくても多く含んでいるので、貧血に注意してダイエットしたいときもおすすめの部位となります。

 

逆に太る部位はどれなのか?と聞かれると、他の部位より遥かに高カロリーなバラですね。

やはり脂身が多い部位というのはカロリーが高く、太りやすいので、ダイエット中に使うのはちょっと難しいです。たまに食べるにとどめておきましょう。

 

他、ダイエット中に避けたほうが良い部位は、中型種の豚ロースは100gあたり291kcalあるので、結構高めになります。

300kcal近くあるとダイエット中では扱いづらさを感じるので、大型種のほうにしておくと良いかと思います。

同じ部位でも全体的なカロリーは中型種より大型種のほうが低いので、ダイエット中であれば黒豚表記がある豚肉は避けておくというのもひとつの工夫です。

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  豚肉のカロリーまとめ

豚肉は部位や大型種・中型種の分類によってカロリーが変わるので、ダイエット中は注意しておきましょう。

だいたいバラ肉だけ避けておけばいいと思うのですが、中型種の豚ロースもカロリー高めなので大型種のほうがおすすめです。

 

なお部位全体を見渡したカロリーについては鶏肉はとくに低いので、こちらのカロリーも知っておくとダイエット中は便利かと思います。

 

 

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