鶏肉は豚肉や牛肉と比べてあっさりとしていますが、部位によって食べ方や味わいがずいぶんと違いますよね。
ささみなんかはさっぱりしていますが、手羽先とかは逆に脂っぽいのでカロリーも高そうな印象です。
低カロリーなイメージのある鶏肉でも、部位によってカロリーが違います…!
なので、ダイエット中はカロリーが低めの部位を選ぶのがポイント♪もちろんカロリーが高い部位もあるので、カロリー制限中は気をつける必要があるわけです。
今回は、鶏肉の部位ごとのカロリーの他、糖質もまとめてみました。
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鶏肉のカロリー!部位での違いは?【100gあたり】
鶏肉には色んな部位や種類がありますので、今回見やすいように一覧にしてみました。
また、胸肉やもも肉は皮あり・皮なしの種類がありカロリーも違うので、これらは別々にまとめています。
150kcal以下の比較的低カロリーの部位を赤色に、200kcal以上の高カロリーな部位は青色で示しています。
部位 | カロリー(鶏肉100gあたり) |
もも肉(皮つき) | 204kcal |
もも肉(皮なし) | 127kcal |
むね肉(皮つき) | 145kcal |
むね肉(皮なし) | 116kcal |
手羽先 | 226kcal |
手羽元 | 197kcal |
ささみ | 109kcal |
ひき肉 | 186kcal |
ハツ(心臓) | 207kcal |
レバー(肝臓) | 111kcal |
砂肝(筋胃) | 94kcal |
鶏皮(もも) | 513kcal |
鶏皮(むね) | 492kcal |
軟骨(やげん) | 54kcal |
こう見ると、割合としては低カロリーな部位が多い印象ですね。
部位の名前のリンクをクリック(またはタップ)すると、個別のカロリーをまとめたページに飛べます。
もも肉やむね肉の1枚あたりのカロリーや、ささみ1本あたりといった詳細なカロリーは個別ページで書いていますので、より詳しくカロリーを知りたい部位はリンク先をご覧くださいね。
唐揚げや照り焼きといった、鶏肉定番のレシピに使う部位は基本的にもも肉なので、単純に「鶏肉」というともも肉を指す場合があります。
鶏肉でカロリーの低い部位!ダイエット向きなのは?
鶏肉は全体的にカロリーが低めですが、その中でも低カロリーでダイエット向きなのは、
- 軟骨(やげん)…54kcal
- 砂肝(筋胃)…94kcal
- ささみ…109kcal
- むね肉(皮なし)…116kcal
- もも肉(皮なし)…127kcal
あたりですね。(↑カロリーが低い順番に並べています。)
レバーも100gあたりで111kcalとヘルシーなのですが、栄養が過剰で頻繁には食べないほうが良いという理由から、除いています。
詳しくはコチラで…時々食べるくらいなら良いでしょう。
表にまとめた中で一番低カロリーの軟骨と、一般的にヘルシーなお肉と認識されているささみは、実はささみのほうが軟骨の倍のカロリーがあるんですね。
でも軟骨ばかりでも飽きますし、好き嫌いの問題もあります。
ので、100gで100kcal前後のお肉ならどれもダイエットに使いやすいですから、色んな種類を取り入れてみましょう♪
逆に、カロリーが高い部位
では逆に、ダイエット中は避けたほうが良いカロリーの高い部位は、
- 鶏皮(もも)…513kcal
- 鶏皮(むね)…492kcal
- 手羽先…226kcal
- ハツ(心臓)…207kcal
- もも肉(皮つき)…204kcal
ってところです。
鶏肉は皮に注意したほうが良いです。胸肉やもも肉の皮つきが皮なしよりカロリーが高い理由は、皮というのは油が多いので、その分カロリーが多くなってしまうのです。
手羽先は、皮以外と比べるとお肉の中では一番カロリーが高いです。
また揚げて食べることが多い部位でもあるので、調理方法には気をつけておいたほうが良いでしょう。
他、ハツや皮つきのもも肉は、普通に食べる分には特別高カロリーってほどでもないです。
ただ、ダイエット中はできるだけ低カロリーの部位を選びたいって思うものです。なので、カロリーカットしたいときは先に紹介したカロリーの低い部位を意識して使うようにしましょう。
なお、スーパーなどで皮つき・皮なしの表記がないパック入りの胸肉・もも肉は、通常は皮つきのものです。このような商品をカロリーオフしたいときは自分で皮を外しましょう♪
鶏肉の糖質!部位別での一覧【100g】
次に糖質量です…が、鶏肉は基本的にどの部位も糖質を含んでいないか、あってもほんの少しなので、糖質制限では気にしなくてもいいかと思います。
部位別での糖質量一覧↓↓
部位 | 糖質(鶏肉100gあたり) |
もも肉(皮つき) | 0g |
もも肉(皮なし) | 0g |
むね肉(皮つき) | 0.1g |
むね肉(皮なし) | 0.1g |
手羽先 | 0g |
手羽元 | 0g |
ささみ | 0.1g |
ひき肉 | 0g |
ハツ(心臓) | 0g |
レバー(肝臓) | 0.6g |
砂肝(筋胃) | 0g |
鶏皮(もも) | 0g |
鶏皮(むね) | 0g |
軟骨(やげん) | 0.4g |
強いて言えば、レバーや軟骨が他の部位と比較してちょっと多い感じですが、実際に食べる量を考えれば気にかける必要はないです。
鶏肉のタンパク質はどのくらい?
お肉から摂取したい栄養素のひとつに、タンパク質があります。
この項目では、含まれる鶏肉のタンパク質を部位ごとにまとめました。
部位 | タンパク質(鶏肉100gあたり) |
もも肉(皮つき) | 16.6g |
もも肉(皮なし) | 19.0g |
むね肉(皮つき) | 21.3g |
むね肉(皮なし) | 23.3g |
手羽先 | 17.4g |
手羽元 | 18.2g |
ささみ | 23.9g |
ひき肉 | 17.5g |
ハツ(心臓) | 14.5g |
レバー(肝臓) | 18.9g |
砂肝(筋胃) | 18.3g |
鶏皮(もも) | 6.6g |
鶏皮(むね) | 9.4g |
軟骨(やげん) | 12.5g |
傾向として、カロリーが低い部位は摂取できるタンパク質量も多いという点があります。
高カロリーな鶏皮は両方100gあたりでタンパク質は10gに届きませんが、ささみや皮なしの胸肉はどちらも100gあたりで23g以上のタンパク質を摂取できます。
また軟骨は100gで54kcalとカロリーが低いので、ささみと同じくらいのカロリー(100gで109kcal)を摂取するなら200g食べることが出来ます。
そうすると摂れるタンパク質量は25gになるので、この中では一番タンパク質摂取の効率がいいということになりますね。
(量を多く食べる必要があるので、それが大変な場合はささみや胸肉のほうがいいかも)
ゆでた鶏肉のカロリー(鶏もも肉、ささみ)
部位 | 茹でた場合のカロリー(鶏肉100gあたり) |
もも肉(皮つき) | 237kcal |
もも肉(皮なし) | 155kcal |
ささみ | 134kcal |
鶏肉を茹でた場合のカロリーですが、たとえば生の状態で100gだったお肉を茹でた場合、調理後の重さは100gになりません。
調理したことによる食品の重さの変化を表す値として重量変化率というものがあり、この値は食品によって違います。
詳しいことや計算の方法はリンクから飛べる個別のページを見てほしいのですが、つまり生100gとゆで100gのカロリーを比較するのは間違いです。
だって茹でた後は重さが変わるのですから、生100gと比較するのは、生で100gだったお肉を茹でた後の重さ・カロリーで比べるべき…ということです。(ちょっとややこしいですね。汗)
部位 | 生100gを茹でた後のグラム数 | カロリー |
もも肉(皮つき) | 70g | 166kcal |
もも肉(皮なし) | 70g | 109kcal |
ささみ | 76g | 102kcal |
これは、例えば生で100gだったささみは茹でると76gになって、カロリーは102kcalになる、ということです。
また、コチラはもも肉の場合1枚あたり、ささみの場合は1本あたりをゆでた場合のカロリーです。
部位と単位 | 茹でる前(生)の重さ | 茹でた後の重さ | カロリー(ゆで) |
もも肉(皮つき)1枚 | 200g~300g | 140g~210g | 332kcal~498kcal |
もも肉(皮なし)1枚 | 200g~300g | 140g~210g | 217kcal~326kcal |
ささみ1本 | 55g | 41.8g | 約56kcal |
これも、例として生のささみ1本が55gだった場合は茹でると41.8gになって、カロリーは約56kcalになります。
ただ、1枚や1本あたりの重さは個体差があるので、この表のカロリーも目安になります。
鶏肉のカロリーまとめ
全体的にカロリーが低い鶏肉ではありますが、鶏肉と一言でいっても部位で結構カロリーが変わります。
とくに皮は高カロリーなので、ダイエット中は気をつけておきましょう!
なお今回まとめていたひき肉のカロリーは食品成分表に記載されている値なので、実際には使う部位によってカロリーが変わります。
たとえば胸肉だけのひき肉の場合は、単純に細かくしただけなので、この場合のカロリーは鶏むね肉のカロリーになります。
一般的にひき肉として使われる部位は胸やももが多いですが、お店によってはパックの表記に部位を記載していることもあります。
鶏ひき肉のカロリーについては以下で詳しく説明しています。
今回だけではまとめきれない内容を書いていますので、カロリーを気にする方はぜひ一緒にご覧ください。
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