豚軟骨はコリコリとした歯ざわりがおつまみ向けの食材ですが、普通のお肉と違った食感なので、カロリーがいくらなのか想像しづらいですよね。
ダイエット時や健康を気にしているとカロリーを把握しておきたいものですので、今回は豚軟骨にはカロリーがどのくらい含まれているのか?を書いていきたいと思います。
<このページの内容>
- 豚軟骨のカロリー、糖質、タンパク質
- 豚肉の他の部位と比較すると…【豚軟骨のカロリーは高い?】
- 豚軟骨はダイエット中でも食べられる?
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豚軟骨のカロリー
<豚軟骨(ゆで)100g当たりのカロリー>
- 231kcal
<豚軟骨(ゆで)1g当たりのカロリー>
- 2.31kcal
※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。
【グラム数からの計算方法…豚軟骨(ゆで)】
- 豚軟骨(ゆで)の重さ(g)×2.31kcal(豚軟骨・ゆで1gのカロリー)=豚軟骨(ゆで)のカロリー(kcal)
食品成分表に書かれている豚軟骨には、「別名: ふえがらみ」との記載があります。
私の地域では聞かない別名ですが、どうやらふえがらみとは喉の気管にあたるそうなので、上記のカロリー量というのは喉軟骨の数値になるかと思います。
(ちなみに喉軟骨はウルテとも呼ばれるそう)
100gあたりで231kcalというのは、豚肉の部位としては高いのでしょうか?次の項目で比較してみましょう。
豚肉の他の部位のカロリーは?軟骨のカロリーは高いの?
豚肉も色んな部位がありますよね。豚軟骨より下はカロリーが低い順に並べてみました。
<100gあたりの豚肉のカロリー(部位別)>
豚軟骨(ゆで):231kcal
- 豚レバー(肝臓)・生:128kcal
- 豚ヒレ赤肉・生:130kcal
- 豚ハツ(心臓)・生:135kcal
- 豚もも脂身つき・生:183kcal
- 豚かた脂身つき・生:216kcal
- 豚タン(舌)・生:221kcal
- 豚足・ゆで:230kcal
- 豚そともも脂身つき・生:235kcal
- 豚かたロース脂身つき・生:253kcal
- 豚ロース脂身つき・生:263kcal
- 豚バラ脂身つき・生:395kcal
<100gあたりの豚肉のカロリー(部位別)>
豚軟骨は比較的中間って感じですね。
なお鳥軟骨(生)と比べたカロリーですが、鳥軟骨は100g当たり54kcalなので豚軟骨よりかなりヘルシーな値となります。
変えられるなら鳥軟骨にしたほうがかなりのカロリーカットになりますが、豚軟骨もダイエット中に食べられないカロリー量ではないので、うまく組み込んでいきましょう。
豚軟骨の糖質
糖質というのは「炭水化物-食物繊維」という式で計算できますが、豚軟骨100g当たりに含まれる炭水化物と食物繊維は両方0gなので、糖質もゼロということになります。
軟骨に限らず豚肉のほとんどの部位はあまり糖質を含まないので、糖質制限のミカタです。(`・ω・´)
豚軟骨のタンパク質
<豚軟骨(ゆで)100g当たりのタンパク質>
- 17.8g
<豚軟骨(ゆで)1g当たりのタンパク質>
- 0.178g
※1gあたりのたんぱく質は、100gのたんぱく質から割り出した値です。
【グラム数からのたんぱく質の計算方法…豚軟骨(ゆで)】
- 豚軟骨(ゆで)の重さ(g)×0.178g(豚軟骨・ゆで1gのたんぱく質)=豚軟骨(ゆで)のたんぱく質(g)
タンパク質は100g当たり17.8gとなかなかですね。
きちんとタンパク質摂取ができる食材かと思います。
豚軟骨はダイエット中でも食べられる?食べ過ぎると太る?
豚軟骨は豚肉としては中間のカロリー量なので、ダイエット中でもたくさんでなければ食べることはできると思います。
ただ、豚軟骨は他の豚肉の部位と比べるとビタミンB1の量が少ないです。
ビタミンB1の主な摂取源として豚肉はよく挙げられるので、もしビタミンB1を摂る目的で食べたいと思うなら、100gあたりのカロリーが軟骨と近かった豚タン(生221kcal)や豚そともも(脂身つき・生235kcal)あたりにしておいたほうがビタミンB1はより多く摂れるでしょう。
<豚肉100gあたりのビタミンB1含有量>
- 豚軟骨(ゆで):0.08mg
- 豚タン(舌・生):0.37mg
- 豚そともも(脂身つき・生):0.79mg
- 豚かたロース(脂身つき・生):0.63mg
- 豚ロース(脂身つき・生):0.69mg
- 豚ばら(脂身つき・生):0.51mg
- 豚もも(脂身つき・生):0.90mg
- 豚ヒレ(赤肉・生):1.32mg
ビタミンB1の1日の推奨量は、18歳以上の男性で1.4~1.2mg、女性で1.1~0.9mgとなります。(年齢によって変わります)
軟骨を食べる利点はもちろんあって、固さがあるものはよく噛んで食べる必要があるので早食いを防止することができます。
食事による満腹感は感じるまでに少し時間がかかるとされています。つまり、早食いというのは量を多く食べてしまうことにつながるので、結果的に太る原因になってしまうのです。
(また一気に食べることで食後の血糖値が急上昇し、肥満になりやすくなるともされています)
固いものは噛むのに時間がかかりますので、必然的にゆっくり食べることになります。
なのでカロリーが低いかどうかというだけではなく、ある程度歯ごたえがあるものを食事に加えることは、ダイエットには有効と言えます。
軟骨は歯ごたえを楽しむ食材なので、そういう意味ではダイエット向けではないでしょうか。(*^^*)
ただし豚軟骨も決して低いとは言えないカロリー量なので、たくさん食べてしまったらカロリーオーバーで太ってしまうかもしれません。
なので、食べる前にあらかじめ量は決めておきましょうね。あまりバクバク食べるようなものでもないと思うんですけどね。(`・ω・´;)
豚軟骨のカロリーまとめ
豚軟骨は高すぎるわけではないものの、それなりにはカロリーがあるので量に気をつけてダイエット中の食事に組み込んでいきましょう。
なお豚肉からビタミンB1を摂取したいという意図があるなら、軟骨はちょっと少ないので、別の部位にしておくことをおすすめします。
ちなみに豚と比べて鳥軟骨はかなり低カロリーなので、代わりに鳥軟骨を選ぶことができるならかなりのカロリーカットになります。
鳥軟骨のカロリーは以下で…。
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