豚ハツは心臓にあたり、シャキシャキとした食感が特徴的な部位です。
串焼きのお店など外食のおつまみとして食べられる他、スーパーなどでも購入することができますね。
ダイエットをしているときやつい食べすぎてしまったときにはカロリーが気になりますが、豚ハツにはいったいどのくらいのカロリーが含まれるでしょうか?
今回は、
- 豚ハツのカロリー・糖質・タンパク質
- 豚ハツにはどんな栄養が含まれる?【鉄分が多いので貧血気味な時にもオススメ】
- 豚ハツはダイエット中でも食べられる?【豚ハツはヘルシー?】
といった内容を書いていきます。
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豚ハツのカロリーはいくら?
<豚・心臓・生100g当たりのカロリー>
- 135kcal
<豚・心臓・生1g当たりのカロリー>
- 1.35kcal
※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。
【グラム数からの計算方法…豚・心臓・生】
- 豚・心臓・生の重さ(g)×1.35kcal(豚・心臓・生1gのカロリー)=豚・心臓・生のカロリー(kcal)
豚ハツのカロリーは100gあたり135kcalと、豚肉の部位の中では低カロリーとなっています。
実際にどのくらい低カロリーなのかを比べるため、部位別でカロリーを見てみましょう。
<豚肉100gあたりのカロリー>
部位名 | 100gあたりのカロリー |
豚ハツ(心臓)・生 | 135kcal |
豚レバー(肝臓)・生 | 128kcal |
豚ヒレ赤肉・生 | 130kcal |
豚もも脂身つき・生 | 183kcal |
豚かた脂身つき・生 | 216kcal |
豚そともも脂身つき・生 | 235kcal |
豚かたロース脂身つき・生 | 253kcal |
豚ロース脂身つき・生 | 263kcal |
豚バラ脂身つき・生 | 395kcal |
部位名 | 100gあたりのカロリー |
ヒレ肉は脂身がほとんどないヘルシーな部位ですが、豚ハツはこれとほとんど変わりのないカロリー量となっています。
また最も低カロリーなレバーとも差は7kcalしかないので、豚ハツはダイエット中でも食べやすい部位と言えるのではないでしょうか。(`・ω・´)
なお牛・鶏のハツのカロリーは、
<100gあたりのカロリー>
- 牛・心臓・生:142kcal
- 鶏・心臓・生:207kcal
となっているので、豚・牛・鶏の中では一番豚のハツがカロリーが低いということになります。
鶏肉は低カロリーなイメージなので、ハツのカロリーが牛・豚より高いのはちょっと以外ですね。
1パックあたりのカロリー
1パックの内容量はお店やパックごとに違うので参考程度の数値となりますが、私が最近スーパーで見た豚ハツ1パックは137gだったので、これのカロリーは以下のようになります。
<豚ハツ1パック(137g)のカロリー>
- 185kcal
このくらいのグラム数だと、料理ではだいたい1~2人前くらいの分量となります。
豚ハツの糖質
<豚・心臓・生100g当たりの糖質>
- 0.1g
<豚・心臓・生1g当たりの糖質>
- 0.001g
※1gあたりの糖質は、100gの糖質から割り出した値です。
【グラム数からの糖質の計算方法…豚・心臓・生】
- 豚・心臓・生の重さ(g)×0.001g(豚・心臓・生1gの糖質)=豚・心臓・生の糖質(g)
糖質は炭水化物-食物繊維で計算できます。
豚ハツに含まれる炭水化物は0.1g、食物繊維は0gなので、炭水化物の値0.1gがそのまま糖質となります。
100gあたりで糖質が0.1gだとほぼ含まれないようなものなので、糖質制限では非常に扱いやすい食材ですね。
1パックあたりの糖質
<豚ハツ1パック(137g)の糖質>
- 0.137g
豚ハツのタンパク質
<豚・心臓・生100g当たりのタンパク質>
- 16.2g
<豚・心臓・生1g当たりのタンパク質>
- 0.162g
※1gあたりのたんぱく質は、100gのたんぱく質から割り出した値です。
【グラム数からのたんぱく質の計算方法…豚・心臓・生】
- 豚・心臓・生の重さ(g)×0.162g(豚・心臓・生1gのたんぱく質)=豚・心臓・生のたんぱく質(g)
豚ハツ100gに含まれるタンパク質は16.2gとなっています。
豚ハツとカロリーが近いヒレ肉やレバーのタンパク質は、
<豚肉100gあたりのタンパク質>
- 豚ヒレ・赤肉・生:22.2g
- 豚レバー(肝臓)・生:20.4g
なので、他の部位と比べると豚ハツのタンパク質はちょっと少ない印象ですね。
1パックあたりのタンパク質
<豚ハツ1パック(137g)のタンパク質>
- 22.2g
豚ハツの栄養!鉄分も豊富で貧血にもおすすめ
豚ハツは栄養豊富な食品で、鉄分のほかビタミンB2・ビタミンB12などのビタミンB群も含まれています。
<豚ハツの栄養>
- 鉄:貧血(鉄欠乏性貧血)の予防
- ビタミンB1:糖質の代謝を促す
- ビタミンB2:三大栄養素(特に脂質)の代謝を助ける
- ビタミンB12:悪性貧血の予防、細胞の正常な増殖を助ける
鉄分というとハツよりレバーのほうがよく知られています。
実際に含まれる鉄分の量も、100gあたりで豚ハツ(心臓)が3.5mg、豚レバー(肝臓)が13.0mgと圧倒的にレバーのほうが多いです。
なので豚ハツよりレバーのほうが低カロリーだし、鉄分も多いならレバーのほうが良いのでは?と感じますが、レバーにはビタミンAが多すぎるという問題があります。
より詳しいことは↑のページを見てほしいのですが、豚レバーは普通に食べているだけでビタミンAを摂りすぎてしまうので、鉄分摂取のためレバーを毎日食べるというのは良いこととは言えません。
なのでレバーの代替としてハツを食べる、というのはひとつの手段かと思います。
また鉄分の1日の推奨量というのも、18歳以上の男性で7.0~7.5mg、女性(月経なし)で6.0~6.5mgとなっています。(年齢によって変わります)
なので豚ハツを100g食べれば1日に必要な鉄分の半分くらいは摂れているのです。
ただし女性に関しては月経時に血液を多く失うので、月経ありでの鉄の推奨量は10.5mgと個別に示されています。
なのでこのようなときの食事でレバーにするとか、工夫すると良いかと思います。
豚ハツはダイエット中に食べても大丈夫?
豚ハツは今回見たように豚肉の部位としては低カロリーでヘルシーなため、ダイエット中でも食べやすい食品と言えます。
また豚ハツはレバーと比べてビタミンAが特別多いわけでもないので、ちょっと食べ過ぎちゃったというくらいでは栄養が過剰になる心配もありません。
なのでダイエット中でも鉄分摂取のために積極的に食事に取り入れるといいでしょう。レバーと違って、日常的に食べても栄養価的には問題ありません。
栄養が豊富で低カロリーな食品というのはダイエット時はありがたいものですので、むしろダイエット中こそ食べたほうがいいとさえ言えます。
豚ハツのカロリーまとめ
豚ハツは低カロリーでヘルシーな食品です。レバーほどではないものの、十分に鉄分が豊富な食品なので、ダイエット中の栄養不足解消のために取り入れるというのも良い手段かと思います。
ダイエットってなると、とにかく食事を減らすことだけを考える人がいるのですが、後々のことを考えると良いことではないので、健康的に痩せるためには栄養もしっかり摂っておきましょう。
そう考えると、低カロリーで栄養価が高い豚ハツは魅力的な食品ですね♪
なおレバーも時々であれば食べて大丈夫かと思います。詳しいカロリーなどはコチラで。
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