豚こま切れ(こま肉)のカロリーや糖質はいくら?タンパク質はどのくらい?

豚肉のこま切れは値段が安く、肉のカタチを問わない料理であればお手頃に使えて便利ですよね♪

ですがこま切れ肉って部位が書いてないことが多く、カロリーがどのくらいあるのかってわからないですよね。

 

豚肉は部位によってカロリーが違っているので、「こま切れ」と書かれているパックの中の部位がどれなのかで大きくカロリー量が変わってしまうわけです。

なので今回は豚こま切れのカロリーの他、糖質やタンパク質がどのくらいあるのかということを詳しくまとめてみました。

 

 

  豚こま切れのカロリー！どの部位を使ってるの？

豚こま切れのカロリーを知るには、豚肉のどの部位を使用しているのか？がまずわからなければいけませんよね。

ですが、結論から言えばこま切れ肉の正確なカロリーを知ることは困難です。

 

というのもこま切れ肉というのは肉の加工（薄切りにしたりなど）の段階で出てきた、色々な部位の切れ端やくず肉を集めたものだからです。

混ざっている部位の種類や割合というのは決まっていないので、どの部位がどのくらい入っているのか？がわからない以上、正確にカロリー計算をするのは難しいと言えます。

ちなみに部位がわからないという点はひき肉も同じです。

 

ただ豚肉の部位ごとのカロリーを知っておけば、ある程度の予想はできます。次の項目で見ていきましょう。

 

  豚肉100g～200gのカロリー

豚肉も色んな部位がありますが、極端にカロリーが高いのはバラ肉くらいです。

	もも	そともも	かた
100gのカロリー	183kcal	235kcal	216kcal
110gのカロリー	201kcal	259kcal	238kcal
120gのカロリー	220kcal	282kcal	259kcal
130gのカロリー	238kcal	306kcal	281kcal
140gのカロリー	256kcal	329kcal	302kcal
150gのカロリー	275kcal	353kcal	324kcal
160gのカロリー	293kcal	376kcal	346kcal
170gのカロリー	311kcal	400kcal	367kcal
180gのカロリー	329kcal	423kcal	389kcal
190gのカロリー	348kcal	447kcal	410kcal
200gのカロリー	366kcal	470kcal	432kcal
	もも	そともも	かた

 

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	かたロース	ロース	バラ
100gのカロリー	253kcal	263kcal	395kcal
110gのカロリー	278kcal	289kcal	435kcal
120gのカロリー	304kcal	316kcal	474kcal
130gのカロリー	329kcal	342kcal	514kcal
140gのカロリー	354kcal	368kcal	553kcal
150gのカロリー	380kcal	395kcal	593kcal
160gのカロリー	405kcal	421kcal	632kcal
170gのカロリー	430kcal	447kcal	672kcal
180gのカロリー	455kcal	473kcal	711kcal
190gのカロリー	481kcal	500kcal	751kcal
200gのカロリー	506kcal	526kcal	790kcal
	かたロース	ロース	バラ

※すべて大型種肉・脂身つき・生の値です

 

色んな部位が混ざっているというこま切れ肉の性質上、豚肉の中でいちばん高カロリーであるバラ肉のカロリーのうちには収まると思うのですが、見た目からして脂身が多かったりするとカロリーは高くなります。

なのでこま切れ肉でも赤身の範囲が広いパックを選ぶのがカロリーカットのポイントです。

 

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※すべて大型種肉の値です

 

  豚肉のカロリーは茹でるとどうなる？ 

今回書いている部位で、食品成分表にゆでたカロリーの掲載があるのは豚ロース（大型種・脂身つき）と豚もも（大型種肉・皮下脂肪なし）だけです。

これらは生で100gあったとき、茹でると豚ロースが77g、豚ももが71gに重さが変化します。そうするとカロリーは以下のようになります。

＜ゆでた豚肉のカロリー＞

• 豚ロース（脂身つき77g）：253kcal
• 豚もも（皮下脂肪なし71g）：141kcal

 

生のときの豚ロース（脂身つき）は100gで263kcal、豚もも（皮下脂肪なし）は148kcalだったので、少しカロリーが減ることがわかりますね。

  切り落としとは何が違うの？

こま切れ肉と同じように使えるものに「切り落とし」というのがあります。

こま切れ肉と違う点は、切り落としは使用部位が統一されているという点です。また、こま切れと切り落としはどちらも大きさがバラバラですが、切り落としは厚さを揃えてあります。（こま切れは厚さもバラバラ）

• こま切れ：部位バラバラ、サイズバラバラ、厚さもバラバラ
• 切り落とし：部位統一、サイズバラバラ、厚さが揃えてある

 

なのでこま切れと比べると切り落としのほうが値段は高く設定されています。

 

ただ、表記には特に規定が存在しているわけではなく、お店によっては「こま切れ」と「切り落とし」が同じものとして扱われている場合もあります。

なのでこま切れ肉とパックに書かれていても、「豚肉ももこま切れ」という感じに部位も明記されて販売されていることがあります。

部位さえわかっていれば、あとはその部位のカロリーを見ればいいだけなので、明確なカロリー計算をしたいなら部位表記があるパックのみ購入するのが良いでしょう。

 

  豚こま切れの糖質

部位が不明瞭なこま切れ肉ですが、豚肉というのはどの部位も糖質をほぼ含まない食品です。なので糖質に関してはあまり気にすることはないでしょう。

＜豚肉100gあたりの糖質＞

• もも：0.2g
• そともも：0.2g
• かた：0.2g
• かたロース：0.1g
• ロース：0.2g
• バラ：0.1g

※大型種・脂身つき・生の値です

 

カロリー制限と違って、糖質制限のダイエットであれば豚こま切れは使いやすいですね。

  豚こま切れのタンパク質

豚肉はタンパク質を多く含む食品です。脂身の多いバラでも100gあたりタンパク質を14.4g含んでいます。

＜豚肉100gあたりのタンパク質＞

• もも：20.5g
• そともも：18.8g
• かた：18.5g
• かたロース：17.1g
• ロース：19.3g
• バラ：14.4g

※大型種・脂身つき・生の値です

 

  豚こま切れは太る？ダイエットに使うときの選び方のポイント

今回見てきたように、豚こま切れは部位が不明瞭なので、購入する際はパックの中身をチェックする必要があります。

ポイントは先にもいったのですが、豚肉のカロリーが高くなる原因は脂質なので、赤身部分の範囲が広く見えるパックを選ぶことで、カロリーを抑えることができます。

逆に脂身が多いパックを使うとカロリーオーバーで太るかもしれないので、避ける必要があります。

 

また、調理の際も茹でて上に浮いてきた油は取り除く、焼いたときもお肉から出る油をキッチンペーパーで拭き取るようにする、などもカロリーダウンの工夫になります。

 

ですが、豚こま切れは正確なカロリーがわからない以上、ダイエットに使いづらいのは変わりません。

しっかりと数値を計算したい人は、部位表記のないこま切れ肉は避けるのが良いかと思います。

  豚こま切れ(こま肉)のカロリーまとめ

豚こま切れは商品の性質上、値段が安くはあるのですが、正確なカロリー計算ができないのがデメリットです。

脂身が多く見える場合はカロリーも高いことが予想できるので、できるだけ赤身が多いパックを選ぶようにしましょう。

 

…ひとつの方法としては、こま切れの切れ端から脂身を1枚ずつ取り除く（赤身だけにする）なんていうのもできなくはないですが、大変なので普通ならそこまでやらなくていいでしょう。(^ω^;)

（その時間で運動したほうがいいような気さえします笑）