- エリンギのカロリーって低いの?
- エリンギを低カロリーに美味しく食べる方法は?
炒め物やパスタなどに人気のエリンギですが、なんとなく低カロリーなイメージがあっても、実際にどのくらいのカロリーなのか?を知らない人もいると思います。
エリンギに限らず、きのこはみんなカロリーが低くてダイエットに最適な食材です。
しかしエリンギはカロリーが高い料理に使われることも多いため、特にダイエット中はどんなレシピに使うかを注意しておく必要があります。
このページでは、
- エリンギのカロリーと糖質(100g・1本・1パック)
- 他のきのこと比べてエリンギのカロリーは高い?低い?
- エリンギの栄養と得られる効果は?
- ゆでたり焼いたりしたエリンギのカロリー
- 低カロリーで美味しいエリンギの食べ方は?
といった内容について見ていきます。
エリンギ自体のカロリーに加え、どんな食べ方が低カロリーなのか?を知ることで、ダイエット中のメニューも決めやすくなります。
ぜひ今回の内容をカロリー制限に役立ててみてください。(`・ω・´)
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エリンギのカロリー
100g
<エリンギ(生)100g当たりのカロリー>
- 19kcal
<エリンギ(生)1g当たりのカロリー>
- 0.19kcal
※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。
【グラム数からの計算方法…エリンギ(生)】
- エリンギ(生)の重さ(g)×0.19kcal(エリンギ・生1gのカロリー)=エリンギ(生)のカロリー(kcal)
エリンギは100gあたりで19kcalなので、かなりの低カロリー食品ですね。
1本でのカロリーも見てみましょう。
1本
エリンギ1本のサイズや重さは商品によるので目安となりますが、私が実際にホクトのエリンギの重さを量ったところ、1パック2本入りのもので大きいのが95g、小さいのが35gとなっていました。
なので、これらのカロリーをそれぞれ出してみると、
<エリンギ1本のカロリー>
- 大きめ95g…18kcal
- 小さめ35g…7kcal
となります。
エリンギは1本の大きさがかなり異なりますが、だいたい大きめのが1本で100gくらいと覚えても良さそうです。
1パック
先程の1パックというのが2本入りのものだったので、この2つを合わせると合計で130gになります。
なのでカロリーは、
<エリンギ1パック(130g)のカロリー>
- 25kcal
となります。
一応、ホクトの公式サイトではエリンギ1パックの重さが100gと書いてあるのですが、実際にはもっと多く入ってますね。
エリンギの糖質
100g
<エリンギ(生)100g当たりの糖質>
- 2.6g
<エリンギ(生)1g当たりの糖質>
- 0.026g
※1gあたりの糖質は、100gの糖質から割り出した値です。
【グラム数からの糖質の計算方法…エリンギ(生)】
- エリンギ(生)の重さ(g)×0.026g(エリンギ・生1gの糖質)=エリンギ(生)の糖質(g)
エリンギの糖質は100gで2.6gとなっています。
100gが大きめエリンギ1本の分量とすると、普通に食べる分にはそこまで気にする糖質ではないと言えます。
1本
<エリンギ1本の糖質>
- 大きめ95g…2.5g
- 小さめ35g…0.9g
1パック
<エリンギ1パック(130g)の糖質>
- 3.4g
エリンギと他のきのこのカロリー比較
きのこの種類 | 100gあたりのカロリー | 100gあたりの糖質 |
エリンギ | 19kcal | 2.6g |
しいたけ(菌床栽培) | 20kcal | 1.5g |
ぶなしめじ | 17kcal | 1.8g |
えのき | 22kcal | 3.7g |
マイタケ | 15kcal | 0.9g |
ヒラタケ | 20kcal | 3.6g |
ナメコ | 15kcal | 2g |
マッシュルーム | 11kcal | 0.1g |
きのこの種類 | 100gあたりのカロリー | 100gあたりの糖質 |
エリンギはキノコの中で、カロリーも糖質もやや高めな方かな?という感じですね。
といってもそれはあくまでキノコで比較した場合という話で、食品全体で見渡せば十分カロリーは低いです。(^^;)
調理方法さえ気をつければ、エリンギはダイエットにも役立ってくれる食材といえるでしょう。
エリンギの栄養
- ビタミンD…カルシウムの吸収を促して丈夫な骨を作る(骨の健康を維持する)
- 不溶性食物繊維…便秘の予防や改善をする、満腹感を高めて食べ過ぎを防止する
- ナイアシン…糖質・脂質・たんぱく質(3大栄養素)をエネルギーに変えるのを助ける、アセトアルデヒドの分解を助けて二日酔いの予防をする
- パントテン酸…ストレスに対しての抵抗力を高める、免疫力を高める
ナイアシンやパントテン酸に関しては普通に食事をしていれば不足することはないと言われますが、エリンギには他にもビタミンDや食物繊維などの栄養が含まれます。
ビタミンDは日差し(紫外線)を浴びることで皮膚でも合成され、エリンギの他、干し椎茸やしめじなどの他のきのこからも摂取できます。
ただ、キノコ以外だとビタミンDが多い食品というのは魚介類の一部くらいですし、昼間に外に出ないと皮膚で作り出すことも出来ないので、家にいることが多い人は食品からしっかり摂っておきましょう。
きのこ類は微量なカロリーでビタミンDが摂れる稀有な食品なので、ダイエット中でも習慣的にメニューに加えると良いかと思います。
食物繊維に関しては今の日本人に不足しやすい成分なので、低カロリーなエリンギなどのキノコを加えて、意識して摂っておきましょう。
栄養素・含有量
【エリンギ100gあたり】
- 炭水化物…6.0g
- 脂質…0.4g
- タンパク質…2.8g
- 食物繊維…3.4g(水溶性0.2g、不溶性3.2g)
- ビタミンD…1.2μg
- ナイアシン当量…6.7mg
- パントテン酸…1.16mg
【エリンギ1本(大きめ95g)あたり】
- 炭水化物…5.7g
- 脂質…0.4g
- タンパク質…2.7g
- 食物繊維…3.2g(水溶性0.2g、不溶性3.0g)
- ビタミンD…1.1μg
- ナイアシン当量…6.4mg
- パントテン酸…1.10mg
ゆでたエリンギのカロリー
<エリンギ(ゆで)100g当たりのカロリー>
- 21kcal
<エリンギ(ゆで)1g当たりのカロリー>
- 0.21kcal
※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。
【グラム数からの計算方法…エリンギ(ゆで)】
- エリンギ(ゆで)の重さ(g)×0.21kcal(エリンギ・ゆで1gのカロリー)=エリンギ(ゆで)のカロリー(kcal)
食品は調理によって重さが変わります(たとえばパスタだと茹でると水を吸って重くなったり)が、この変化を表す数値を重量変化率といいます。
ゆでたエリンギの重量変化率は76%となっています。生の状態を100%とするので、エリンギはゆでると軽くなるということです。
重量変化率を使えば生の重さから茹でた後の重さを計算することが可能です。式は「生の状態での重さ(g)×0.76(重量変化率76%)=茹でた後の重さ(g)」です。
たとえば生で100gのエリンギがあったとすれば、「100(g)×0.76=76g」で、茹でた後は76gとなります。
<生100gのエリンギを茹でた場合のカロリー(76g)>
- 16kcal
1本の場合も同じようにして、生で大きめ1本95gとすれば、茹でた後は72.2gになります。
<生で1本95gのエリンギを茹でた場合のカロリー(72.2g)>
- 15kcal
焼いたエリンギのカロリー
<エリンギ(焼き)100g当たりのカロリー>
- 29kcal
<エリンギ(焼き)1g当たりのカロリー>
- 0.29kcal
※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。
【グラム数からの計算方法…エリンギ(焼き)】
- エリンギ(焼き)の重さ(g)×0.29kcal(エリンギ・焼き1gのカロリー)=エリンギ(焼き)のカロリー(kcal)
焼く場合も茹でるときと基本の計算方法は同じで、重量変化率を使って生の状態から焼いた後の重さを計算できます。
ただ重量変化率は違っていて、焼いた場合は65%となっています。
なので式は「生の状態での重さ(g)×0.65(重量変化率65%)=焼いた後の重さ(g)」となります。
生100gのエリンギは焼くと65gになりますね。
生で大きめ1本95gのエリンギなら約61.8gです。
<生100gのエリンギを焼いた場合のカロリー(65g)>
- 19kcal
<生で1本95gのエリンギを焼いた場合のカロリー(61.8g)>
- 18kcal
エリンギはダイエット向き?オススメのエリンギの食べ方は?
エリンギ自体は低カロリーなため、ダイエット向きです。もともとカロリーが低いレシピに入れるならヘルシーに食べることが出来ます。
カロリーが高い料理というのは主に脂質や糖質が多い料理です。カロリーというのは基本的に三大栄養素の量で決まり、1g当たりでそれぞれタンパク質が4kcal、糖質が4kcal、脂質が9kcalとなっています。
タンパク質は減らしてはいけない成分(というか普通の食事で摂取過多になることはあまりない)なので、摂りすぎるとすれば糖質か脂質なのですが、とくに脂質は1gあたりのカロリーが高いので、油を多く使う料理というのは高カロリーになりがちです。
(脂質も必要な栄養ではあるのですが、タンパク質食品を摂っていれば自然と脂質も摂れるので、あまり意識して脂質を摂取する必要はないと思ってます)
なので、できるだけ油を使わないレシピにする、というのは低カロリーに収まるおすすめの食べ方です。
炒め物なんかも美味しい食べ方ですが、油はキッチンペーパーで薄く伸ばせば遥かに少ない量で作ることが出来ますよ。
(ただ、油の量が少ないと冷めた後にぱさつくので、温かいうちに食べてください)
クセが少ないエリンギは、スープにも合います。スープは油を使わないで済むレシピが多いですね。
卵は入れると少しカロリーが高くなりますが、栄養価が高くタンパク質も摂れるので、ダイエット中でも食べておきましょう。
汁物なら味噌汁なんかでも良いですね。何入れても美味しいので。(*^^*)
エリンギのカロリーまとめ
エリンギはカロリーが低いので、それ本体よりも調理の仕方に気をつけるようにしましょう。
もともとカロリーが低い料理であれば、エリンギで大幅にカロリーが変わることはないので、普段作っているダイエット用のレシピがあればそれに加えてみてもいいですね。
エリンギを含め、キノコはすべて低カロリーなので、ダイエットには使いやすいです。
なのでエリンギ1種類だけじゃなくて、他の種類も使ってあげるのも飽きずにダイエットするポイントですよ。
しめじなんかはクセが少なくて、料理の風味を邪魔しないので、エリンギと同じようなレシピに使ってもOKです。しめじのカロリーは以下で書いています。
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