鶏ひき肉はつくねやそぼろ、ハンバーグなどの定番おかずに使える身近な具材ですが、どのくらいのカロリーがあるのかちょっとわかりにくいですよね。
そもそもどこの部位を使っているのか?というのもありますし、むね肉やもも肉の場合は、皮つきか皮なしかで結構カロリーが変わってきます。
なので今回は鶏ひき肉が含むカロリーや、どんな部分を使っているのか、ということをまとめていきたいと思います。
また、糖質量やタンパク質がどのくらいなのか?というのも書いていきますよ♪
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鶏ひき肉のカロリー
まずは食品成分表に記載されている値で、100g(と1g)のカロリーを紹介します。
<鶏ひき肉(生)100gあたりのカロリー>
- 186kcal
<鶏ひき肉(生)100gあたりのカロリー>
- 1.86kcal
※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。
【グラム数からのカロリー計算方法…鶏ひき肉(生)】
- 鶏ひき肉(生)の重さ(g)×1.86kcal(鶏ひき肉・生1gのカロリー)=鶏ひき肉(生)のカロリー(kcal)
ヘルシーだとよく知られているささみや鶏胸肉と比べるとちょっとカロリーが多めのようですが、牛や豚のひき肉と比較してみると、
- 牛ひき肉(生)100g当たり:272kcal
- 豚ひき肉(生)100g当たり:236kcal
と、一般的な肉類の中では鶏のひき肉が一番低カロリーということになるようです。
鶏ひき肉に使われる主な部位はどこ?
とりあえず食品成分表の値は紹介しましたが、「ひき肉」って一言でいっても、使っている部位がどこなのか?でカロリー変わっちゃいますよね。(^^;)
一般的にスーパーで販売しているひき肉は、胸やももといった部位が使われていることが多いです。
商品によっては、パック表面の表示に「鶏むね挽肉」「鶏ももミンチ」といったように名称で部位が示してあることもあります。
表記がない場合はどの部分を使ったのかがわからないので、カロリー計算しづらいときは、「鶏むね」などの明確な部位の表記があるものしか買わないようにするか、自宅でフードプロセッサーを使って作るなんて言うのもひとつの手です。
自宅で作る場合も、お店で売っているものと同じように胸やももといった部位を使用してひき肉が作れます。
胸肉やささみといった低カロリーの部位を使うとあっさりとした味になり、モモ肉を混ぜるとしっとりとした挽肉を作れます。
むね肉・もも肉でのカロリーの違いは?皮は入ってるの?
むね肉またはもも肉が使われているひき肉だと分かる場合(あるいは自宅で作った場合)、肉の塊をただ細かくしただけなので、各部位のカロリーがそのままひき肉のカロリーになります。
<各部位の100gあたりのカロリー>
- 鶏もも肉皮つき(若鶏肉)100g:204kcal
- 鶏もも肉皮なし(若鶏肉)100g:127kcal
- 鶏むね肉皮つき(若鶏肉)100g:145kcal
- 鶏むね肉皮なし(若鶏肉)100g:116kcal
- ささみ(若鶏肉)・生100g:109kcal
それぞれの詳しいカロリーについては、各部位別ページでまとめていますので、コチラでどうぞ。
自宅で作る場合、皮を入れるか入れないかはどちらもアリなのでお好みでOKですが、100gあたりのカロリーを見てもわかるように、皮があるとカロリーが高くなります。
なのでダイエット中でカロリーを少なくしたいなら、皮なしで作るのがおすすめです。
スーパーのひき肉に皮が入っているか・入っていないかを判断するには、お肉の色で判断できます。
皮を取ってひき肉にすると、お肉の色はきれいなピンクで統一されます。
料理名:鶏ひき肉
作者:手作り大好き さくら
■材料(2人分)
鶏胸肉 / 1枚
■レシピを考えた人のコメント
手作りで鶏ミンチを作ろう。
フードプロセッサーなんてなくても大丈夫です!
ヘルシーな素材なのでかなり幅広く使えます。安売りの時は買って冷凍庫へ♪
ですが皮や間にある脂部分が入り込むと、肉の色に白っぽいものが混ざるので、まだらに見えるようなときは皮つきの可能性があります。
もし身近なお店で売っている鶏ひき肉が皮つきっぽいときは、上記の1つ目のレシピで皮なしのものを包丁だけでも作れます。ぜひ一度お試しください♪
鶏ひき肉を焼くとカロリーはどうなる?
ではカロリーの話題に戻りますが、食品成分表の鶏ひき肉のカロリーは100gで186kcalとなっていましたね。
ひき肉は焼いて調理するということもよくあると思うのですが、この場合の食品成分表でのカロリーはコチラです。
<鶏ひき肉(焼き)100g当たりのカロリー>
- 255kcal
<鶏ひき肉(焼き)1g当たりのカロリー>
- 2.55kcal
※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。
調理によって変化する重さを表す数値として重量変化率(%)というのがあり、焼いた鶏ひき肉の場合は62%となっています。
焼く前(生)の重さから焼いた後(調理後)の重さを計算するには、この重量変化率62%を使って以下の式で求められます。
- 焼く前(生)の重さ(g)×0.62(重量変化率62%)=焼いた後(調理後)の重さ(g)
なので生で100gだった鶏ひき肉は、焼いた後に62gになります。
焼いた後の鶏ひき肉の重さがわかれば、以下の式でカロリーを計算できます。
【グラム数からの計算方法…鶏ひき肉(焼き)】
- 鶏ひき肉(焼き)の重さ(g)×2.55kcal(鶏ひき肉・焼き1gのカロリー)=鶏ひき肉(焼き)のカロリー(kcal)
とすると、
<62gの焼いた鶏ひき肉(生で100gだったひき肉)のカロリー>
- 158.1kcal
になりますね♪
鶏ひき肉の糖質
糖質は炭水化物から食物繊維を引いて計算しますが、ひき肉にはそもそも含まれる炭水化物も食物繊維も0gなので、結果糖質もゼロということになります。
部位にもよるのではないか、という話になりますが、もも肉や胸肉、ささみどの部位も0あるいは無いに等しい値なので、ひき肉の糖質に関しては気にする必要はありません。(`・ω・´)
<各部位の糖質>
- ささみ(若鶏肉・生)100gあたり:0.1g
- 鶏胸肉(若鶏肉皮つき・皮なし)100gあたり:0.1g
- 鶏もも肉(若鶏肉皮付き・皮なし):0g
鶏ひき肉のタンパク質
ではタンパク質はどうなのか、ですが、まず食品成分表の値から紹介します。
<鶏ひき肉(生)100g当たりのタンパク質>
- 17.5g
<鶏ひき肉(生)1g当たりのタンパク質>
- 0.175g
※1gあたりのタンパク質は、100gのタンパク質から割り出した値です。
【グラム数からのタンパク質計算方法…鶏ひき肉(生)】
- 鶏ひき肉(生)の重さ(g)×0.175g(鶏ひき肉・生1gのタンパク質)=鶏ひき肉(生)のタンパク質(g)
それなりのタンパク質が摂取できますね。
部位別でのタンパク質だと、以下のようになっています。
<ささみ>
- ささみ(若鶏肉・生)100gあたり:23.9g
- ささみ(若鶏肉・生)1本55gあたり:約13.1g
<むね肉>
- むね肉(若鶏肉・生)皮つき100gあたり:21.3g
- むね肉(若鶏肉・生)皮つき1枚(200g~300gくらい):42.6g~63.9gくらい
- むね肉(若鶏肉・生)皮なし100gあたり:23.3g
- むね肉(若鶏肉・生)皮なし1枚(200g~300gくらい):46.6g~69.9gくらい
<もも肉>
- もも肉(若鶏肉・生)皮つき100g当たり:16.6g
- もも肉(若鶏肉・生)皮つき1枚(200g~300g):33.2g~49.8g
- もも肉(若鶏肉・生)皮なし100g当たり:19.0g
- もも肉(若鶏肉・生)皮なし1枚(200g~300g):38.0g~57.0g
鶏ひき肉はダイエットに使える?
鶏ひき肉は牛や豚のひき肉と比べてもカロリーが低いです。
牛、豚のひき肉が100gで200kcalを超えるのに対して、鶏ひき肉は186kcalで済むので、他のお肉と比べるとダイエットには使いやすいかと思います。
ダイエット中にハンバーグを食べたい、何ていうときは鶏ひき肉を使っておくとヘルシーに済みそうですね。
豆腐を加えてつくるレシピもよく見かけます。(`・ω・´)
ただ、スーパーで売っているものは部位の表示がない場合もあり、正確なカロリー計算がしづらいという難点もあります。
しっかりと計算したいときは商品名にきちんと部位の明記があるものだけ購入するか、そう出来ないときは自宅でひき肉を作るのがおすすめです。
鶏肉の中でも特にむね肉やささみといった部位は低カロリーなので、なるべくカロリーを低くしたいときは、ぜひこれらの部位を使ってみてください♪(皮なしのほうがヘルシーです)
鶏ひき肉のカロリーまとめ
鶏ひき肉のカロリーは100gで186kcalとなっています。
ただ使う部位にもよるので、明記してある場合や自分で作るときは部位ごとのカロリーを参照してください。
ひき肉に使える主な部位のカロリーはコチラです。
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