砂肝は筋胃や砂ずりといった呼び方もされる部位であり、コリコリした食感です。
焼き鳥によく使われる部位のひとつですが、カロリー制限中だとどのくらいのカロリーがあるか知りたいですよね。
今回は砂肝自体のカロリーの他、焼き鳥やからあげといったメニューのカロリーもまとめています。
また、どのくらいの糖質やたんぱく質が含まれるのか?といった事についても書いていますので、ぜひダイエット中の参考にしてください。(*^^*)
【カロリーページ】
記事内容(項目をクリックすると飛べます)
鶏の砂肝のカロリーはいくら?
<筋胃(砂肝)・生100g当たりのカロリー>
- 94kcal
<筋胃(砂肝)・生1g当たりのカロリー>
- 0.94kcal
※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。
【グラム数からの計算方法…筋胃(砂肝)・生】
- 砂肝の重さ(g)×0.94kcal(砂肝1gのカロリー)=砂肝のカロリー(kcal)
※食品標準成分表での砂肝の表記が「筋胃」となっているので、一応↑でも筋胃と書いていますが、砂肝の別名ですので同じものです。
砂肝のカロリーは100gあたりで94kcalと、鶏肉の中でも低い値ですね。
ちなみに砂肝以外でカロリーが低い鶏肉の部位は軟骨やささみなどがありますが、100gあたりで軟骨は54kcal、ささみは109kcalとなっているので、砂肝はちょうどこの2つの間に入る感じですね。
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砂肝のカロリーは焼き鳥でどのくらい?
続いて焼き鳥でのカロリーです。
砂肝の焼き鳥は、焼き鳥屋さんや居酒屋さんでも定番ですが、今回はカロリー掲載があるお店からまとめてみました。
お店の名前 | メニュー名・商品名 | 単位 | カロリー |
鳥貴族 | 砂ずり(砂肝) ※塩焼 | 1人前2串 | 59kcal (1串29.5kcal) |
日本一・いちどり | 砂肝串(塩) | 1本 | 40kcal |
銀座 縁 | 砂肝串(塩) | 1本 | 40kcal |
炭火やきとりさくら | 砂肝串(たれ) | 1本 | 60kcal |
炭火やきとりさくら | 砂肝串(塩) | 1本 | 40kcal |
八剣伝 | 砂ずり(砂肝) | 1本 | 28kcal |
ハッケン酒場 | 砂ずり | 1本 | 28kcal |
酔虎伝 | 砂ずり(砂肝) | 2本 | 56kcal (1本28kcal) |
居心伝 | 砂肝 | 2本 | 91kcal (45.5kcal) |
竜鳳 | 砂肝串(砂ずり串)・タレ | – | 33kcal |
竜鳳 | 砂肝串(砂ずり串)・塩 | – | 26kcal |
※メニュー名・商品名のリンク先は各お店のHPになります
※元サイトに単位の記載がない場合は明記していません
お店によって若干違いがあるものの、全体的に低カロリーですね。
竜鳳のカロリーの基準(分量)がちょっと不明なので、竜鳳だけ抜いて上の表での1本の平均カロリーを計算してみると、約37.7kcalとなります。
砂肝のからあげだとカロリーは?
砂肝の別の食べ方としては、からあげにすることもできますが、揚げ物なので焼き鳥よりもカロリーは高くなります。
参考に、砂肝からあげのカロリーを掲載しているサイトから抜き出してみると、
- 砂肝から揚げ(ローソン):298kcal
- 砂肝唐揚げ(日本一・いちどり):159kcal(100gあたり)
- 砂肝ねぎ塩唐揚げ(日本一・いちどり):147kcal(100gあたり)
※商品名のリンク先は各お店のHPになります
と、ちょっと多くなってしまいます。
ただ、からあげを食べたいけどカロリーダウンをしたいという場合は、使うお肉の部位を変えることである程度カロリーを減らすことが出来ます。
先にまとめた通り、砂肝は鶏肉の部位の中でもカロリーが低いので、モモ肉を使った通常の唐揚げよりは多少のカロリーカットを狙えます。
(※鶏もも肉は、100gあたりで皮つきが204kcal、皮なしは127kcalとなっています。
詳しくはコチラをどうぞ⇒鶏もも肉のカロリーは1枚(皮あり・皮なし)でいくら?茹でるとどうなる?糖質はどのくらい?)
なので、「唐揚げを食べたい」というときに材料として砂肝を使うのはおすすめできます。
ただし揚げ物はどうしてもカロリーが高くなりがちなので、ダイエット中はできるだけ控えたほうがいいかな~という感じです。
砂肝の糖質
糖質は炭水化物量から食物繊維量をひくと計算できます…が、砂肝には炭水化物も食物繊維も0gなので、結果糖質も0gということになります。
正しくは、砂肝に含まれる炭水化物は食品標準成分表に「Tr(トレース)」と記載されており、これは「含まれているが、最小記載量に達していない」ということを示しています。
いずれにしても記載するほどの量ではないという解釈ができるので、ダイエット中に砂肝の糖質を気にする必要はないでしょう。
砂肝のたんぱく質
<筋胃(砂肝)・生100g当たりのたんぱく質>
- 18.3g
<筋胃(砂肝)・生1g当たりのたんぱく質>
- 0.183g
※1gあたりのたんぱく質は、100gのたんぱく質から割り出した値です。
【グラム数からのたんぱく質の計算方法…筋胃(砂肝)・生】
- 砂肝の重さ(g)×0.183g(砂肝1gのたんぱく質)=砂肝のたんぱく質(g)
砂肝100gあたりのタンパク質は18.3gと、それなりの量が含まれていますね。
カロリーも低いので、ダイエット中のタンパク質摂取には役立ちそうです。
砂肝の栄養
- ビタミンK:出血の際に血を止める、カルシウムを骨に沈着させる(骨の健康を維持する)
- ビタミンB12:貧血(悪性貧血)を予防する、神経の働きを正常に維持する
- 亜鉛:味覚機能を正常に保つ、抜け毛予防、新陳代謝を促す
- 鉄:貧血の予防、体内で酸素を運ぶ
砂肝はなかなか栄養豊富な食品です。
この中でも亜鉛は、牛肉や牡蠣などにも多く含まれますが、ちょっと毎日食べるものではないかな…という食品が多いので、亜鉛を摂取するために砂肝を食べるというのも良いのではないかと思います。
鉄分に関してはレバーのほうが含むことで有名ですが、レバーはレバーで逆に栄養の摂りすぎになってしまったりするので、そう毎日食べるものでもありません。
ですので鉄分摂取のため、レバーの代わりに砂肝を…という食べ方をする日もあっていいと思います。(*^^*)
砂肝の食べ過ぎは良くない?
砂肝は、レバーのように普通に食べていても過剰になる栄養というのはないため、カロリー的には毎日(一般的な量なら)食べていても食べすぎにはならず、問題にはなりません。
というか砂肝はささみより低カロリーなので、ダイエット中ならむしろ扱いやすいのではないでしょうか。(`・ω・´)
もちろん大量に食べればカロリーオーバーはしますが、それは砂肝に限った話ではないです。ちょっと普通より多いかな?程度なら問題はないと思います。
ただひとつのものを多く食べると、他のものを取り入れる余裕がなくなっちゃうので、栄養が偏る問題は出てきます。
なので、色んな種類のものを食べることは意識したほうが良いとは思いますね。
なお砂肝は、コレステロールがちょっと多いなんて言われることもありますが、そもそも砂肝のコレステロールはグラム数で比べると卵の半分以下なので、卵のコレステロールを気にしないなら砂肝も過剰に心配しなくていいでしょう。
ダイエット中におすすめの砂肝レシピは?
できるだけカロリーを低くしたいときは、油をなるべく使わないレシピがおすすめです。
先にも見たように、とくに唐揚げなどの揚げ物はカロリーが高くなるので、ダイエット中はあまり頻繁には食べないほうが良いかと思います。
定番の焼き鳥や、レンチンで味付けしたりなどのシンプルな調理法は油を使わないですし、簡単&低カロリーですよ♪
砂肝自体が低カロリーなので、多少油分があってもいいなら、コチラのレシピなんかはごま油を使用していますが調味料を混ぜて炒めるだけです。
砂肝(砂ずり)のカロリーまとめ
砂肝はカロリーが低く、焼き鳥で食べるときもおすすめできます。
栄養価もなかなか高いので、一般的な量を毎日食べるのは個人的にはいいことではないかな~と思います。
なお砂肝以外で低カロリーな焼き鳥の部位は軟骨やレバーがあります。
レバーは栄養的にときどき食べるに留めるのがいいかと思いますが、ダイエット中に焼き鳥を食べるときは低カロリーな部位を意識して選ぶことで、カロリーカットを狙えるでしょう。
なお、逆にカロリーが高い鶏肉の部位は皮です。胸肉やもも肉も、皮をはずしたほうがカロリーを抑えられますよ♪
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