お盆玉の相場を紹介!ポチ袋が郵便局にあると噂?どの地域の風習なのか!?
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メディアで取り上げられたことで、「お盆玉」という用語が徐々に浸透してきたようです。

どうやらお年玉と似たような風習として行われるようであり、お盆の時期に子供にお小遣いをあげることを指すようですよ。

この記事では、

  • お盆玉の相場
  • お盆玉を入れる袋について
  • お盆玉の原型となった風習について
  • そもそもお盆玉とはなにか?

 

これらについてまとめていきます。

 

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お盆玉の相場

子供にあげるお小遣いといえば、年明け行事のお正月にあるお年玉が恒例ですよね。

日本でも昔からあり、馴染み深い風習と言えます。

 

しかし、近頃聞くようになったお盆玉という言葉自体、一般に出てきたことがそもそも最近であると言われているので、決まりきった金額の相場というのはないようです。

私も子供の頃、お盆の時に祖父からお小遣いをもらったことがあったのですが、「お盆玉」という用語には聞き覚えがなく、頭に「?」が浮かんだくらいです。(^^;)

 

なのでまだあまり一般的ではなく、決まりきった相場があるのか?と言われると「???」といった所もあります。

調べたところ、どうやらお年玉と同じくらいか、あるいはそれより低いくらいがお盆玉として丁度いいとのことですよ。

 

さて、気になる金額の基準ですが、年齢が高くなれば金額も多くなるのはお年玉と同じで、

 

  • 小学生以下…1000円以下
  • 小学生…1000円~3000円くらい
  • 中学生…3000円~5000円くらい
  • 高校生以上…5000円~10000円くらい

 

このくらいが基準となるようです。

詳しい金額は各ご家庭や、渡す人の事情で変わってくるでしょうが、迷った場合は親戚同士で金額の設定をするという方法もあります。

 

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お年玉であれば、毎年の恒例行事ですから金額を決めている人も多いでしょう。

お盆玉が定着するかはまだわかりませんが、だいたいどのくらいのお金を渡すか、という基準は設定しておくといいかもしれませんね。

 

また、お子さんにはお年玉だけで十分だと思うなら、思い切って

「うちではお盆玉はやらない!」と先に宣言しておくのも、手段です…。(^^;)

 

プレゼントを渡すという手段もある

さて、お年玉といえばお金を包んで子供にあげるのが定番ですが、お盆玉の場合、プレゼントを渡すというパターンもあるようですよ。

おじいさん、おばあさんだと、お孫さんに役立つものや、好きなものを買ってあげるということもありますね。

  • ランドセル
  • 文房具
  • ゲーム、ゲームソフト
  • おもちゃなど

 

ランドセルであれば、翌年に小学校入学を控えているお子さんがいると、お盆玉と称して購入することがあるようです。

 

お盆玉を入れる袋について…マルアイと郵便局

「お盆玉」という用語ですが、はじまりは山梨県に本社があるマルアイという、紙製品などの製造販売を行っている会社が作った造語です。

マルアイが、「お盆玉」という名称が入ったポチ袋を2010年に販売してから「お盆玉」の普及が始まり出しました

参考⇒マルアイ:お盆玉

 

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その後、お年玉袋を販売してきた日本郵政が、郵便局で2014年7月にお盆玉を入れるポチ袋を販売しました。

これがメディアで取り上げられたことで、お盆玉という風習が広まったようですよ。

 

参考⇒日本郵政:「お盆玉袋」を新発売

ポチ袋の種類は6種類存在するようで、夏の雰囲気をあしらったデザインになっています。

上記ページのPDFによれば、お盆玉袋の枚数や価格は3枚入りで162円か216円のようです。

 

<日本郵政が「お盆玉ポチ袋」を発売

 

「お盆玉」の原型になった風習について(発祥)

「お盆玉」という用語自体が一般に出るようになったのは、郵便局での販売がメディアで取り上げられて有名になり、マルアイが2010年にこの表記をしたポチ袋を販売したことが始まりですが、この原型となった風習は、実は山形県にあったのです。

 

  • 江戸時代の山形地方では、奉公人に「お盆小遣い」として、衣類や下駄をあげる風習があった
  • のちの昭和初期頃から、子どもにお小遣いを贈る風習に変わっていったが、全国的なものではなかった
  • 盆の十四日には、栄えた商家などで、戸主が使用人や子供たちに農作業で一日働くくらいのお小遣いを渡していた(戦前で50銭くらい)

 

奉公人とは他人の家に召し使われている人のことですが、お盆に衣類などをあげたのは、普段の労をねぎらうような意図があったのかもしれませんね。

 

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実は私も東北育ちで、子供の頃、「お盆小遣い」と称してお小遣いを祖父からもらっていました。

山形や盛岡など、東北の一部では、もとより「盆玉」と呼ぶところもあるそうです。

山梨県には「生身玉」と呼ばれる、子どもや孫から祖父母に長寿を願い、渡す習慣があるそうです。

 

認知されることになったのは、郵便局がポチ袋を販売したことでメディアでとりあげられたからだそうです。

すると番組を見ていた視聴者から連絡が来て、東北の一部ではずっと昔から、「お盆玉」の名前といっしょに風習があったとのことです。

 

「お盆玉」という用語はマルアイの造語で商標登録されていますが、これはもともとマルアイが、顧客からの「お盆用のポチ袋を作って欲しい」という要望に答えて作られたとのことです。

東北の一部の呼び方と重なっているのは偶然?なのでしょうか…。

 

<お盆玉の由来> 

 

そもそもお盆玉とは何か?

お盆玉は、いわゆるお年玉のお盆バージョンと思っておけばわかりやすいでしょう。

近頃では少しずつ浸透も進んで来ており、ロフトなどのほか、コンビニやショッピングモールでの販売もされているようです。

 

お盆に当たる8月15日は、もともと年金が支給される頃なので、企業の戦略もあるのでは?といった話もあります。

でも、お孫さんの喜ぶ顔が見られて、幸せを感じられる日が増えるなら、それもまた良いのでは?とも思います。

 

 

 

 

お盆玉の相場と袋についてまとめ

お盆玉という習慣がこれから全国的に根付いていくかはわかりませんが、もともとお小遣いをあげる風習は、東北の一部ではあったようですね。

まとめると、

 

  • お盆玉の相場の基準は、小学生以下:1000円以下、小学生:1000~3000円・中学生:3000~5000円・高校生以上:5000~10000円
  • お盆玉にはお金ではなく、文房具やおもちゃなどをプレゼントする方法もある。
  • お盆玉を入れる袋はマルアイが2010年に発売したことが始まり。その後、2014年7月に郵便局でお盆玉用のポチ袋を販売。
  • その後、メディアで取り上げられることで、お盆玉が知られるようになった
  • お盆玉の原型は、江戸時代の山形地方が発祥で、奉公人にお盆小遣いとして下駄や衣服をあげることから始まった。
  • その後、昭和初期ごろに使用人や子どもたちにお小遣いを渡す風習に変化していった

 

お盆は大きなイベントですが、必ずしもあげる必要は、今のところなさそうですね。

 

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