保育園や幼稚園で短冊に願いを書くときに、どのような願いを書いたら良いか悩みますよね。
お子さんが素直な願いを言ってくれるならいいですが、2歳児くらいまではほとんど意思がわかりませんから、親が書く必要があります。
なので、願いになりそうな例を調べてまとめてみました。
結構、個性的でユニークな願いも目立つようですので、ぜひ参考になさってください。
保育園だと子供用に一枚、親用に一枚渡されるといったこともありますので、保護者の方が参考になる願いについても紹介しています。
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年齢別七夕の願いの書き方
0~2歳くらいだと、まだお子さんの意思がわからず、保護者の方が自分の願いを書くパターンが多いようです。
だいたい3~6歳くらいになれば自我も芽生えます。
言葉がわかるようになれば、基本的には子供の好きなように書かせてあげるといいですね。
【0歳】
まだまだこれからの年齢ですし、本人には短冊に字を書くこともできません。
なので親の子供への願いでいいですよ。(^^)
健康や希望を書きましょう。
○0歳児の願い○
「風邪をひきませんように」
「すくすくと大きく育ちますように」
「ニコニコと笑顔ですごせますように」
「元気にたくさんあそべますように」
「パパやママといっしょに楽しい時間をすごせますように」
「ハイハイとつかまり立ちが早く上手になりますように」
「スプーンが上手にもてますように」
【1歳】
1歳でも、まだ親の願いで大丈夫ですね。
成長に合わせた願いを書いてみましょう。
ただ少しずつ意思もでてくる年齢になってくるので、最初に本人に聞いてみてもいいでしょう。
「たくさんおしゃべりできますように」
「食べ物の好き嫌いがなくなりますように」
「病気にかかりませんように」
「高い高いがたくさんできますように」
「パパやママといっぱい遊べますように」
「水が好きになりますように」
【2歳】
2歳になってくると、気持ちを伝えることができるお子さんも増えてくるでしょう。
お友達の名前が言えるお年ごろでなので、名前や好きな遊びから考えてみてもいいですね。
「〇〇ちゃんといっしょにたくさん遊べますように」
「お歌が上手に歌えますように」
「すべり台でたくさん遊べますように」
「すべり台で上手に滑れますように」
「お絵かきが上手になりますように」
「絵本がたくさん読めますように」
「絵本のページを上手にめくれるようになりますように」
「パパやママといっしょに手をつないでたくさんお出かけできますように」
「トイレトレーニングがうまくいきますように」
「年齢が大きな声でいえますように」
この年齢だとトイレトレーニングをする年齢なので、親としてはそれが上手に行くよう願いを書きたくなります。
しかし、まず先に子供の願いをきちんと聞いてあげるといいですね。
【3歳】
3歳くらいになれば、本人に願い事を考えてもらえるよう手伝ってあげましょう。
身体をうごかしてよく遊ぶ年齢にもなるので、ブランコや滑り台、三輪車といった遊びが上手に行くように願うのもアリです。
○3歳児の願い○
「仮面ライダーになりたい」
「プリキュアになりたい(会いたい)」
「〇〇レンジャーになりたい」
「アンパンマンになりたい」
「ウルトラマンになりたい」
「三輪車にのってお友達とたくさん遊べますように」
「〇〇レンジャーになりたい」
「ポケモンがおうちに遊びに来ますように」
「でんぐり返しができるようになりたい」
「滑り台で楽しくすいすい滑れますように」
「ブランコが上手にこげるようになりますように」
「粘土で上手にものが作れるようになりますように」
「たくさんのお友達と仲良く過ごせますように」
ポケモンやアンパンマンの人気は高いですね。
どうしても出てこないようであれば、欲しいものを聞いてみてもいいですね。
お菓子やおもちゃを欲しがるお子さんも多いみたいですよ。
【4歳】
もっと具体的な内容が書けるようになってくるのがこの頃からですね。
たとえば、遊びの中でも、鉄棒の前回りが上手になりたい、などの願いも出てくるようです。
好奇心も増えて、将来なりたいものもだんだんと出てくるみたいです。
「なわとびが上手になりたい」
「かけっこで一番になりたい」
「鉄棒の前回りが上手にできるようになりますように」
「自転車が補助輪なしで乗れるようになりたい」
「消防士さんになりたい」
「ハサミが上手に使えるようになりますように」
「おむつが早く取れますように」
「ケーキ屋さんになりたい」
「お花屋さんになりたい」
「電車の運転手さんになりたい」
「新幹線の運転手さんになれますように」
「スキップができるようになりますように」
「自信を持って発表ができますように」
「〇〇新幹線にのりたい」
字がかけるなら、ひらがなを書くお手伝いをしてあげましょう。
【5歳】
ケンカをするようにもなるので、お友達との不和をうまく解決できるように学ぶことも大切です。
「お友達との仲直りを素直にできるようになりますように」
「お出かけがたくさんできますように」
「早く泳げるようになりますように」
「楽しく元気に発表会ができますように」
「好き嫌いがなくなりますように」
【6歳】
もう少しで小学校の年齢です。
習い事や成長への願いはもちろん、思いやりを持てるような子に成長して欲しいですね。(^^)
○6歳児の願い○
「スイミングに合格しますように」
「クロールが上手にできますように」
「さんすうが好きになりますように」
「自転車に上手にのれるようになりますように」
「背がたくさん伸びますように」
「お友達に思いやりがもてるようになりますように」
年中さんと年長さんの願い
こちらは年中さんと年長さんにわけた願いです。
年齢別の願いを読めばだいたい大丈夫かと思いますが、せっかくなのでまとめてみました。
年中さん
年中さんだと、まだプリキュアになりたいなどの願いも多いそうですよ。
- テニス選手になれますように
- サッカー選手になれますように
- 幼稚園でたくさんお友達と遊べますように
- 足が早くなりますように
- 鍵盤ハーモニカが上手になりますように
年長さん
年長さんになると幼稚園や保育園で最後になりますから、将来なりたいもの(職業)を書いてもいいですね。
- さんすうを頑張りたい
- ケーキ屋さんになりたい
- 花屋さんになりたい
- 電車の運転手さんになれますように
話題別願い事の例
【~が欲しい】のタイプ
これはもう定番ですよね。
クリスマスプレゼントの時のように、欲しいものを書くパターンです。
お菓子やおもちゃを欲しがることも多いようですね。
- おもちゃの〇〇が欲しい
- お菓子(キャラメルやチョコレート、アイスクリームなど)がたくさん食べたい
- おいしいものがたくさんたべたい
- リカちゃん人形が欲しい
- 犬(猫)がほしい
- 自転車がほしい
- ゲームがほしい
- サンタさんがたくさんおもちゃをくれますように
- 3おくえんがあたりますように
- ドラゴンボールがほしい
おもちゃなら、お子さんが好きなキャラクターがいればそれを詳しく書いてもいいかもしれませんね。
(例:ポケモンやディズニーなど)
七夕はあくまで願いなので、サンタさんがおもちゃをくれることを願うのも個人的にアリじゃないかなと思います。(笑)
でも、子供の頃から3億円は少し止めたいような気持ちにもなりますね…。(^^;)
【~になりたい】のタイプ
TVアニメや特撮のヒーロー物になりたいパターンがこちらです。
男の子と女の子ではなりたいものが違うようですが、ほかにも「かっこいい」と思えば、電車や車であってもなりたいと思うみたいですよ。
- プリキュアになりたい
- 仮面ライダーになりたい
- アンパンマンになりたい
- 早起きができるようになりたい
- ウルトラマンになって地球をまもりたい
- 女社長になりたい
- セーラームーンになりたい
- お姫さまになりたい
- アイドルになりたい
- 車になりたい
- 救急車になりたい
- 消防車になりたい
- ワニになりたい
- 電車になりたい
- 看護婦さんになりたい
- おかねもちになりたい
- おもちゃになりたい
- ケーキ屋さんになりたい
- お花屋さんになりたい
- ドラえもんになりたい
- 宇宙飛行士になりたい
- F1ドライバーになりたい
〇〇レンジャーになる、というのも多いみたいです。
好きなキャラクターに憧れる気持ちも大きいようですね。
すでになりたい職業を書いている子もいるようですが、まだまだ語彙や理解力が幼く、救急車やおもちゃになりたいというのもかわいらしい願いですよね。
【~できるようになりたい】
これはシンプルに、習い事や普段の生活から生まれる願いですね。
- 水泳で25m泳げるようになりたい
- プールをがんばりたい
- お友達とたくさん仲良く遊びたい
- 鉄棒で逆上がりができるようになりたい
- ピアノが上手にひけるようになりたい
- お母さんのお手伝いができるようになりたい
- なわとびができるようになりたい
- 歌が上手に歌えますように
- サッカーが上達しますように
- お絵かきが上手になりますように
- 字が上手になりたい
- 足がはやくなりたい
- 跳び箱がとべるようになりたい
- 自転車に乗れるようになりたい
【その他】
- ディズニーランドに行きたい
- 海でおおきな砂場で遊べますように
- アンパンマンをたべたい
- 〇〇(有名な人)に会いたい
- プリキュアに会いたい
- ミッキーに会いたい
- お祭りに行きたい
- ママの病気が早くよくなりますように
- せかいせいふく
- 病院に行かなくてすみますように
- パパお仕事がんばってね
- 誕生日が早く来ますように
こう見ると、かなり個性的なお願いが多いですね。
世界征服は…テレビや絵本の影響でしょうか?(^^;)
「アンパンマンがたべたい」のはきっと、頭のアンパンを分けて欲しいのだと思います。(予想)
願い事の聞き方
お子さんに願いをきくときは、以下のような聞き方があります。
- 「なりたいものは何?」(将来の職業)
- 「できるようになりたいことは何?」
- 「ほしいものは何?」
- 「一番になりたいことは何?」(かけっこや自転車など)
- 「やりたいことは何?」
- 「叶えたい夢は何?」
- 「会いたい人はだれ?」
このくらいバリエーションがあれば、だいたいの子は答えてくれるのではと思います。
おしゃべりが出来ない場合
0~2歳の年齢である場合、おしゃべりがまだ上手にできませんから、基本的には
- 元気で優しい子に育ちますように
- 病気になりませんように
- たくさん一緒に過ごせますように
といった無難な内容でいいと思います。
やっぱり、一番大切なのは健やかに成長してくれることですよね♪
子供が自分で字をかける場合
願い事を言ってくれたら、素直にそれを勧めてあげましょう。(^^)
お子さんが字を自分で書ける場合、短冊の中に収まるようにきちんと文字の大きさを教えてあげてください。
鉛筆で先に下書きをし、最後にペンでなぞると失敗しないですみますね。
子供にアンパンマンやミッキー、ウルトラマンなど、好きなキャラクターがいるなら挿絵として添えてあげるとより思い出も深くなるでしょう。
絵がかけるならぜひ挑戦してみてくださいね。
⇨七夕飾りの折り紙での作り方を動画で解説!手作りくす玉や保育園でもできる織姫を簡単製作!
なお、字がかけない子であれば代筆してあげましょう。
大人が書くときでも、子どもの願いらしく、ひらがなで書いてあげるといいですよ。
親が願い事を書くときのポイント
さて、保育園だと保護者用に短冊が配られることがあります。
この時は少し悩むかもしれませんが、子供に対して願うことでいいでしょう。
主に成長ついてが書きやすいですね。(^^)
他にもいろいろありますが、たとえば、
- 〇〇(お子さんの名前)がお友達と仲良く遊べますように
- 風邪をひかないで保育園(幼稚園)に通えますように
- 病気にならないで毎日元気に育ってくれますように
- すくすくと大きくなりますように
- 元気に楽しく保育園(幼稚園)ですごしてくれますように
- 食べ物の好ききらいをしませんように
- 早起きができるようになりますように
- いつも笑顔で過ごせますように
- 家族みんなが仲良しでいられますように
- みんなに愛されて育ちますように
- 早くママ(パパ)と呼んでくれますように
- お友達がたくさんできますように
- みんなが楽しく、ニコニコで明るく元気にすごせますように
- 背がのびますように
健康系や、家族の仲を願ってもいいでしょう。
あるいは下の子を生む予定があるなら、
- 「元気な赤ちゃんがうまれますように」
- 「兄弟仲良くすごしてくれますように」
などでもいいですね。
男の子・女の子での願いの違い
【男の子】
男の子はヒーローや戦隊物など、かっこいいものにあこがれる傾向があるようですね。
- ウルトラマンになりたい
- 仮面ライダーになりたい
- 〇〇レンジャーになりたい
- 宇宙飛行士になりたい
- でんしゃになりたい
- おおきい富士山(ふじさん)になりたい
【女の子】
女の子の場合は願いの幅が広く、かわいらしい願いが多いです。
- プリキュアになりたい
- お花屋さんになりたい
- イチゴのケーキをお腹いっぱいたべたい
- お姫さまになりたい
- キティちゃんに会いたい
- ミニーさんになる!
- アンパンマンがおうちに来ますように
- お菓子をたくさん食べたい
小学生の願い
男女で共通する内容としては、
- おこづかいが増えますように
- パパとママがいつまでも元気でずっといっしょにいられますように
- 運動会で一番早く走れますように
- 頭がよくなりますように(小5)
学校に通うようになると、勉強や授業に対しての願いが出てくる印象ですね。
おこづかいに関しては、ほしいものが買えるからでしょうか…。(笑)
【男の子】
- サッカー選手になりたい(小1)
- お金持ちになりたい(小6)
- ジャニーズになりたい(小1)
- 愛犬が長生きしますように(小1)
- 空手の大会で優勝できますように(小2)
- 新しいDSソフトが欲しい(小3)
男の子はゲームやサッカーなどが多いですね。
体育で活躍したいのも大きいのかもしれません。
【女の子】
- みんなが笑顔になりますように(小2)
- 一輪車に乗れるようになりますように(小1)
- 妹が寝返りできますように(小2)
- ケーキ屋さんになりたい(小1)
- 勉強がもっとできるようになりますように(小1)
こちらは女の子の例です。
家族を思いやる点はさすが、女の子ですね。(^^)
七夕で短冊に願いを書くのは本来、字の上達を願う目的だった
七夕は本来、技芸の上達を願う風習から生まれた行事でした。
短冊に願いを書くのは、昔、寺子屋などで学業にはげむ子供が増えたことから字の上達を願うことから生まれたのです。
⇨七夕の由来と笹を使う理由を解説!お供えの食べ物にそうめんや野菜を使うのはなぜ?
なので、本当なら「お菓子が欲しい」や「~になりたい」といった形は正しくはありません。
どちらかといえば「水泳が上達しますように」や「ピアノがもっと上手にひけるようになりますように」といった、習い事や学業に対しての上達を願うのが本来の形なのです。
とはいえ、現在では年に一回のイベントとして成り立っている七夕ですから、あまり気にする必要もないと思います。
お子さんと楽しみながら、よい思い出を作れるのが一番です。(^^)
断言した書き方が良い
自転車やなわとびといった、繰り返すことで上手になれることなら、
「自転車が上手に乗れるようになりたい!」⇨「自転車に上手に乗れるようになる!」
のほうが明確で上手な目標の設定になります。
そのほうが、お子さんもやる気になるでしょう。
でも、さすがに
「プリキュアになりたい!」や
「ウルトラマンに会いたい!」
だと、叶えるのがむずかしいですけどね。(^^;)
七夕の願いは16年後に叶う?
ベガとアルタイル(織姫と彦星)の距離は、16光年だといわれています。
つまりは光の速さで近づいたとしても、2人が再開するまで16年はかかるということになります。
ちなみに、地球からのベガとアルタイルの距離は
- ベガまでは25万光年
- アルタイルまでは16万光年
といわれています。
なかなかに長いですが、この説はあくまで距離の話ですし、実際にふたつの星が近づくことはありません。
この話から導き出せば、願いが叶うのは早くて16年後になると言えます。
つまりは0歳の頃に短冊にかいた願いは、16歳の頃にに初めて叶うということになりますね。
ちょっと長いかもしれないですが、0歳の子に願った健康や幸福が、16歳になって叶うというのも、なかなかロマンチックだと思いません?
子どもの七夕の願いの書き方まとめ
調べてみるとたくさん出てきますねー、これらが参考になったらうれしいです。
親としては、短冊の願いを書く宿題はとても悩むかもしれませんが、これができるのは今だけです。
大きくなってしまえば、一緒に短冊に願いを書く機会もなくなってしまいますよ。
思い出のひとつとして、ぜひ一緒に考えてみましょう。
お子さんといっしょに楽しんで作れる、七夕飾りの折り紙での作り方がとくにおすすめです。
⇨七夕飾りの折り紙での作り方を動画で解説!手作りくす玉や保育園でもできる織姫を簡単製作!
由来や雨が降る確率もどうぞ~。⇨七夕の由来と笹を使う理由を解説!お供えの食べ物にそうめんや野菜を使うのはなぜ?
⇨七夕で雨が降る確率と呼び方について!織姫の嬉し涙?願い事は叶うのか!?