にんじんのカロリー・糖質は高い?1本や100gでいくら?ダイエット中の食べ方は?
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  • 「にんじん1本のカロリーはどのくらい?」
  • 「低カロリーなにんじんの食べ方は?」

 

野菜というとヘルシーでカロリーが低いイメージがあります。にんじんもそこまで太るような印象はないですよね。

ですが野菜と言ってもたくさんの種類があり、モノによってはカロリーが高いものもあります。そうなるとにんじんに限ってのカロリーや糖質も知りたくなりますよね。

 

最初に言ってしまえばにんじんは高カロリーと言うほどでもないですが、カロリーゼロというわけはないです。

今回は、

  • にんじんのカロリーと糖質【100g・1本】
  • 他の野菜とのカロリー・糖質比較
  • にんじんの栄養と効果
  • ゆでたにんじんのカロリー
  • にんじんはダイエット向け?低カロリーに食べるには?

 

といった内容についてみていきます。

生活に根付いた野菜なので、調理方法が色々ありますが、使い方によってはカロリーがグンと上がってしまうこともありえます

なのでこのページでは、ダイエット向けの低カロリーな食べ方やレシピについても紹介したいと思います。

 

にんじん自体のカロリーは低く、ビタミンAなどが豊富なので、ダイエット中も賢く食べることで健康にも活かせます。

ぜひ今回の内容をダイエットや食事内容を考えるときに参考にしてください♪

 

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  にんじんのカロリー

  100gあたりのカロリー

<にんじん(皮むき・生)100g当たりのカロリー>

  • 36kcal

 

<にんじん(皮むき・生)1g当たりのカロリー>

  • 0.36kcal

※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。

【グラム数からの計算方法…にんじん(皮むき・生)】

  • にんじん(皮むき・生)の重さ(g)×0.36kcal(にんじん・皮むき・生1gのカロリー)=にんじん(皮むき・生)のカロリー(kcal)

 

だいたいは皮を剥いて食べることが多いので先に皮むきでのカロリーですが(皮付きのカロリーも後に書いてます)、100gで36kcalと、高くは感じないカロリーですね。

次に1本あたりのカロリーを見てみます。

  1本あたりのカロリー

にんじんも1本のサイズが様々なので、1本のグラム数が変われば当然カロリーも変わります。

なのでここでのカロリー量は目安ですが、おおまかに大サイズ・中サイズ・小サイズでカロリーを計算してみると、

<にんじん1本のカロリー>

  • 大サイズ(200g)…72kcal
  • 中サイズ(150g)…54kcal
  • 小サイズ(90g)…32kcal

 

となりますね。

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  皮付きのにんじんのカロリーは?

<にんじん(皮つき・生)100g当たりのカロリー>

  • 39kcal

 

<にんじん(皮つき・生)1g当たりのカロリー>

  • 0.39kcal

※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。

【グラム数からの計算方法…にんじん(皮つき・生)】

  • にんじん(皮つき・生)の重さ(g)×0.39kcal(にんじん・皮つき・生1gのカロリー)=にんじん(皮つき・生)のカロリー(kcal)

 

皮付きのにんじんは、わずかですが皮を剥いた場合よりカロリーが高くなってますね。

1本でのカロリーは以下。

<皮付きにんじん1本あたりのカロリー>

  • 大サイズ(200g)…78kcal
  • 中サイズ(150g)…59kcal
  • 小サイズ(90g)…35kcal

 

皮付きということは、皮をむいたにんじんより若干重さが多いはずです。

ただここでの1本のグラム数はあくまで目安なので、正確な重さ・カロリーを知りたいときは自分でにんじんをはかりにのせてカロリー計算するといいですね。

 

  にんじんの糖質

  100gあたりの糖質

<にんじん(皮むき・生)100g当たりの糖質>

  • 6.3g

 

<にんじん(皮むき・生)1g当たりの糖質>

  • 0.063g

※1gあたりの糖質は、100gの糖質から割り出した値です。

【グラム数からの糖質の計算方法…にんじん(皮むき・生)】

  • にんじん(皮むき・生)の重さ(g)×0.063g(にんじん・皮むき・生1gの糖質)=にんじん(皮むき・生)の糖質(g)

 

100gで糖質6.3gだと、結構多い感じがしますね。

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  1本あたりの糖質

<にんじん1本あたりの糖質>

  • 大サイズ(200g)…12.6g
  • 中サイズ(150g)…9.5g
  • 小サイズ(90g)…5.6g

 

1本あたりでも結構な糖質になります。

糖質制限でにんじんを食べるときは気をつけたほうが良いですね。

  皮付きのにんじんの糖質は?

<にんじん(皮つき・生)100g当たりの糖質>

  • 6.5g

 

<にんじん(皮つき・生)1g当たりの糖質>

  • 0.065g

※1gあたりの糖質は、100gの糖質から割り出した値です。

【グラム数からの糖質の計算方法…にんじん(皮つき・生)】

  • にんじん(皮つき・生)の重さ(g)×0.065g(にんじん・皮つき・生1gの糖質)=にんじん(皮つき・生)の糖質(g)

 

糖質の方もわずかながら皮付きのほうが多いですね。

<皮付きにんじん1本あたりの糖質>

  • 大サイズ(200g)…13g
  • 中サイズ(150g)…9.8g
  • 小サイズ(90g)…5.9g

 

  にんじんのカロリーや糖質は他の野菜と比べて高い?低い?

野菜 100gあたりのカロリー 100gあたりの糖質
にんじん(皮むき) 36kcal 6.3g
にんじん(皮つき) 39kcal 6.5g
じゃがいも 76kcal 16.3g
たまねぎ 35kcal 6.9g
ほうれんそう 20kcal 0.3g
ブロッコリー 40kcal 1.5g
トマト 19kcal 3.7g
もやし(緑豆) 14kcal 1.3g
キャベツ 23kcal 3.4g
枝豆 135kcal 3.8g
だいこん(皮むき) 18kcal 2.8g
野菜 100gあたりのカロリー 100gあたりの糖質

 


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野菜は低カロリーなものも多く、100gあたりで10kcal台や20kcal台のものもよくあるので、そういうのと比べてしまうとにんじんはカロリーが高く感じてしまいますね。

イモ類や枝豆などと比べるとよほど低いですが、それらを除いてしまうとちょっと別のものに変えたくなってしまう感じがあります。(^^;)

また糖質に関しても結構多いですね。

 

なので「他にもっと低カロリー・低糖質な野菜がたくさんあるなら、わざわざにんじんを食べるまでもない」と思う方もいるでしょう。

ですがにんじんは野菜の中でもビタミンAの量がとくに多いので、ちょっとカロリーが高くても食べる利点はあります。

次ににんじんの栄養について見てみましょう。

 

  にんじんの栄養

<人参に含まれる栄養と効果>

  • ビタミンA(β-カロテン)…視覚機能を正常に保つ、粘膜の健康を維持する、抗酸化作用(生活習慣病の予防・老化防止)
  • 不溶性食物繊維…満腹感を高めて食べ過ぎを防ぐ、便秘の予防や改善
  • カリウム…余分な塩分を排出する(高血圧の予防)、むくみの改善

 

先に言ったように、にんじんはビタミンAがしっかり摂れる食品です。

正しくはβカロテンという成分が体内でビタミンAに変換されているのですが、視覚機能の維持(夜盲症の予防など)や粘膜の健康を保つ役割があります。

粘膜とは常時粘液で湿っている部分のことを指しますが、ビタミンAが不足すると粘膜が弱まり、体内にウイルスなどが入りやすくなるので、風邪をひきやすくなるなどの免疫力の低下にも繋がってしまいます。


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にんじん以外でビタミンAが多く含まれる野菜というとモロヘイヤやほうれん草などがあります。

ただモロヘイヤはどうしても料理にネバネバが出ますし、ほうれん草は下茹でが必要なこともあり、野菜でビタミンAを摂るなら一番にんじんが使いやすい印象があります。

野菜以外だとレバーやうなぎなどもビタミンAが含まれますが、そう頻繁に食べるものではないので、食品ではにんじんなどの野菜からの摂取が手軽ですね。

 

なお食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、にんじんには主に不溶性が多く含まれます。

水溶性もゼロではありませんが、具材のひとつとして食べる程度だとあまり多くの摂取はできないかな?という感じですね。

ちなみに水溶性食物繊維は、食後の急激な血糖値の上昇を抑える効果があるとされています。

【にんじん100gあたりの栄養成分】

  • 炭水化物…8.7g
  • 脂質…0.1g
  • タンパク質…0.8g
  • 食物繊維…2.4g(水溶性0.6g、不溶性1.8g)
  • ビタミンA…690μg(レチノール活性当量)
  • カリウム…270mg

【にんじん1本(中サイズ150g)あたりの栄養成分】

  • 炭水化物…13.1g
  • 脂質…0.2g
  • タンパク質…1.2g
  • 食物繊維…3.6g(水溶性0.9g、不溶性2.7g)
  • ビタミンA…1000μg(レチノール活性当量)
  • カリウム…410mg

 


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ビタミンAは脂溶性なので、水溶性ビタミンのように摂りすぎても排出されません。

ですがにんじんのβ-カロテンは必要な分だけビタミンAに変換される特徴があるので、ちょっと食べすぎたと思っても問題なかったりします。

(レバーなど動物性食品に含まれるレチノールもビタミンAとなりますが、こちらはβ-カロテンと違って摂りすぎることで蓄積されてしまうので、過剰症の心配があります)

 

  皮付きにんじんの栄養成分

【皮付きにんじん100gあたりの栄養成分】

  • 炭水化物…9.3g
  • 脂質…0.2g
  • タンパク質…0.7g
  • 食物繊維…2.8g(水溶性0.7g、不溶性2.1g)
  • ビタミンA…720μg(レチノール活性当量)
  • カリウム…300mg

【皮付きにんじん1本(中サイズ150g)あたりの栄養成分】

  • 炭水化物…14.0g
  • 脂質…0.3g
  • タンパク質…1.0g
  • 食物繊維…4.2g(水溶性1.0g、不溶性3.2g)
  • ビタミンA…1100μg(レチノール活性当量)
  • カリウム…450mg

 

カロリーや糖質は皮をむいたほうがわずかに低かったですが、栄養は皮付きのほうが若干多いですね。

食感に影響するので、気になるなら無理せず皮はむいてもいいと個人的には思いますが、皮付きでも美味しく食べれる人は綺麗に洗ってからぜひそのまま使うと良いでしょう。

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  ゆでたにんじんのカロリー

<にんじん・ゆで(皮むき)100g当たりのカロリー>

  • 36kcal

 

<にんじん・ゆで(皮むき)1g当たりのカロリー>

  • 0.36kcal

※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。

【グラム数からの計算方法…にんじん・ゆで(皮むき)】

  • にんじん・ゆで(皮むき)の重さ(g)×0.36kcal(にんじん・ゆで・皮むき1gのカロリー)=にんじん・ゆで(皮むき)のカロリー(kcal)

 

食品は調理すると重さが変わるのですが、この変化は重量変化率という数値で表します。

皮を剥いたゆでにんじんの重量変化率は87%となっています。調理前の生の状態を100%とするので、ゆでるとにんじんは軽くなることがわかります。

 

重量変化率を使えば生の重さから調理後の重さを計算できます。今回だと「皮を剥いた生のにんじんの重さ(g)×0.87(重量変化率87%)=茹でた後の重さ(g)」で求められますよ。

たとえば生100gの皮むきにんじんであれば「100(g)×0.87=87(g)」で、茹でた後は87gになります。

あとは1gあたりのカロリーをかければいいので、

<生100gの皮むきにんじんを茹でた後のカロリー(87g)>

  • 31kcal

 

となりますね。

1本の場合も計算は同じです。中サイズ1本150g(生)であれば、「150(g)×0.87=130.5(g)」で、茹でると130.5gとなります。

<生で1本150gの皮むきにんじんを茹でた場合のカロリー(130.5g)>

  • 47kcal

 


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  皮付きにんじんを茹でた場合は?

皮つきのゆでにんじんも、100g当たりのカロリーは36kcal(1gだと0.36kcal)ですが、重量変化率が違っています。

「皮つき・ゆで」のにんじんの重量変化率は90%なので、皮むきにんじんよりわずかに重いですね。

 

生の重さから茹でた後の重さを計算する方法は、皮むきの場合と基本が同じで、「皮つきの生のにんじんの重さ(g)×0.9(重量変化率90%)=茹でた後の重さ(g)」となります。

そうすると生100gであれば、「100(g)×0.9=90(g)」で、茹でた後は90gとなります。

<生100gの皮付きにんじんを茹でた後のカロリー(90g)>

  • 32kcal

 

生で1本150gなら、「150(g)×0.9=135(g)」で、茹でた後は135gになります。

<生で1本150gの皮付きにんじんを茹でた場合のカロリー(135g)>

  • 49kcal

 

やはり皮付きのほうがカロリーは高いですが、ほんのわずかな違いなので、あまり気にしなくてもいいですね。

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  にんじんはダイエット中に食べても大丈夫?低カロリーな食べ方やレシピは?

カロリーを見れば、にんじんはダイエット中でも十分食べれる野菜です。

にんじんよりカロリーが低い野菜というのは多くありますが、割と何にでも入れられて、にんじんほどビタミンAがたっぷり摂れる野菜もあまり多くないので、ダイエット中でもぜひ食べてほしい野菜とさえ言えますね。

そもそも100gあたりのカロリーも食品全体で見れば十分低カロリーですし、にんじんだけで太るほど食べるということもそうないと思います。(^^;)

 

ですがにんじん自体が低カロリーと言っても、調理の仕方によっては高カロリーになることもあります

例えば炒め物で油をいっぱい入れたり、バターや砂糖を多く使うレシピであると、カロリーが高くなりやすいです。

とくに油は量によるカロリーの変化が顕著で、サラダ油なんかは大さじ1(12g)で111kcal、小さじ1(4g)で37kcalなので、相当違いますよね。

 

なので低カロリーにするには、カロリーが低い材料を主に使い、逆にカロリーが高い材料はできるだけ減らしたり入れないようにする工夫をすることなんですが、にんじんをそのまま食べるだけならもちろんにんじんのカロリーだけで済みます。(笑)

レシピであればスープやサラダ系はノンオイルでも作りやすいですね。

 


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ただにんじんの栄養の特徴であるβ-カロテンは、油で調理することで吸収率が高まると言われます。

なのでビタミンAを摂る目的でにんじんを食べるなら、油での調理をするというのもいいと思います。

こう言うと「どっちなんだよ」と言われそうですが(汗)、油(脂質)も体に必要な栄養の一つではあるので、余分に摂らないように量に気をつけて摂取するといいでしょう。

 

以下はごま油を使っていますが、4人分の分量で小さじ1/2なので、十分ダイエット向けかと。

 

(正直脂質は肉や魚、卵などのメインのタンパク質のおかずを食べていればある程度摂れてしまいます。

なのでダイエット中の副菜ではできるだけ油は使わないほうが良いと個人的に思っていますが、にんじんに限ってβ-カロテンの吸収率を上げたいなら少量でも加えるといいですね。)

 

たとえば、焼き物や炒めものでもフライパンに敷く油はキッチンペーパーで薄く伸ばせば、はるかに少量で済ませられます。

油のボトルから直接たらしただけだと1ヶ所に溜まってしまって、つい多めに入れすぎちゃうことがあるので、使う油の量を減らす工夫をするといいですよ。

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  にんじんのカロリーまとめ

にんじんは野菜での比較だとちょっとカロリーが高くは感じますが、あくまで野菜同士で比べた場合です。

100gで36kcalなら十分低カロリーな食品なので、ビタミンAを摂取するためにもぜひ食べてほしいですね。

 

低カロリーな野菜やきのこだけで作った野菜スープなんかも、簡単でとても美味しい(野菜は食べやすく切って煮るだけ。味付けは塩だけでもOK)ですよ~。

(これにささみを加えれば一緒にタンパク質も摂れます。笑)

 

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