切り落とし肉は値段が手頃な上に生姜焼きや炒め物など、使える料理が多い便利な食材です。
パックに部位の表記がされていることも多いですが、豚肉は部位が変わるとカロリーも違うので、ダイエット中はそれぞれのカロリーを見る必要があります。
今回は一般的に切り落とし肉に使われることが多い豚肉部位のカロリーをまとめていきます。
<このページの内容>
- 豚肉切り落とし100gあたりのカロリー【部位でのカロリーの違いは?】
- 黒豚の場合のカロリー
- 豚肉の切り落としの糖質・タンパク質
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豚肉の切り落とし100gのカロリーはどのくらい?使われる部位は?
豚肉の切り落としとして販売しているパックは、基本的に中に入れる部位が統一されています。
なのでパックにも「豚もも切り落とし」といった風に部位を表記している場合が多いです。
切り落とし肉として販売されることがある部位(と100gあたりのカロリー)は、
- 豚肩…100gあたり216kcal
- 豚肩ロース…100gあたり253kcal
- 豚モモ…100gあたり183kcal
- 豚バラ…100gあたり395kcal
- 豚ロース…100gあたり263kcal
※大型種・脂身つき・生の値
あたりとなっています。
ちなみに切り落としとよく似ている「こま切れ」は部位が混ざっているので、カロリー計算したいときは部位が明確な切り落とし肉のほうが扱いやすいと言えます。
ただし表記には規定がありません。なので、お店によっては切り落とし肉でも「豚肉切落し」としか表示していない(部位が書かれていない)場合もありますし、
逆にこま切れでも「豚肩こま切れ」という風に部位表記していることもあります。
普段お買い物するお店が、切り落とし肉をどのような扱いにしているか、チェックしておくとカロリー計算に役立つかと思います♪
黒豚の場合は中型種のカロリー
切り落とし肉は、「黒豚」の表記もいっしょにされて販売していることもあります。
カロリーを計算する際、黒豚の場合は「中型種」の値で見ます。
食品成分表の中型種の備考欄には「試料: バークシャー種」とあり、バークシャー種とは黒豚種のことです。なので黒豚表記がある切り落とし肉は中型種のカロリーで計算します。
大型種と同じ部位での100gあたりのカロリーであれば、
- 豚肩…100gあたり239kcal
- 豚肩ロース…100gあたり256kcal
- 豚モモ…100gあたり225kcal
- 豚バラ…100gあたり434kcal
- 豚ロース…100gあたり291kcal
※中型種・脂身つき・生の値
となっていて、全体的に大型種よりカロリーが高めとなっています。
なお日本で食用とされる豚の主な品種は6つで、大型種が4種、中型種が2種です。
中型種はバークシャー種以外に中ヨークシャー(白豚)という品種がありますが、こちらは生産量がわずかなので、基本的には考えなくてもいいでしょう。
残りの4種(具体的には大ヨークシャー・ランドレース・ハンプシャー・デュロックといいます)は大型種なので、要は黒豚表記があるときだけ中型種で、それ以外は大型種でカロリー計算すれば良いということになります。
豚肉の切り落としの糖質
豚肉は大型種・中型種どちらも糖質が非常に少ないです。
カロリー制限では部位を選びながら使う必要がありますが、糖質制限ではどの部位も気にせず食べることができるでしょう。
<豚肉の糖質(大型種)>
- 豚肩…100gあたり0.2g
- 豚肩ロース…100gあたり0.1g
- 豚モモ…100gあたり0.2g
- 豚バラ…100gあたり0.1g
- 豚ロース…100gあたり0.2g
※大型種・脂身つき・生の値
中型種(黒豚)の場合の糖質
<豚肉の糖質(中型種)>
- 豚肩…100gあたり0g
- 豚肩ロース…100gあたり0g
- 豚モモ…100gあたり0.2g
- 豚バラ…100gあたり0g
- 豚ロース…100gあたり0.2g
※中型種・脂身つき・生の値
豚肉の切り落としのタンパク質
豚肉はどの部位もタンパク質が豊富です。
<豚肉のタンパク質(大型種)>
- 豚肩…100gあたり18.5g
- 豚肩ロース…100gあたり17.1g
- 豚モモ…100gあたり20.5g
- 豚バラ…100gあたり14.4g
- 豚ロース…100gあたり19.3g
※大型種・脂身つき・生の値
中型種(黒豚)の場合のタンパク質
<豚肉のタンパク質(中型種)>
- 豚肩…100gあたり18.3g
- 豚肩ロース…100gあたり17.7g
- 豚モモ…100gあたり19.5g
- 豚バラ…100gあたり13.4g
- 豚ロース…100gあたり18.3g
※中型種・脂身つき・生の値
豚肉の切り落としはこま切れ肉よりダイエットにおすすめ
先にこま切れ肉との違いをサラッと話しましたが、こま切れは豚肉の加工の際に出た様々な部位の切れ端を集めたものです。
つまり1パックの中にどの部位がどのくらい入っているのか?というのが不明なので、カロリー制限中は扱いづらい商品であると言えます。(値段は手頃で良いんですけどね…)
今回見て分かったように、豚肉は部位が違うとカロリーが変わるので、様々な部位が入っているこま切れ肉はその時の内容によってカロリーが変化してしまいます。
(とくに脂身が多いとカロリーは高くなります)
ですが切り落としは部位が統一されていることが多いので、カロリー計算もしやすいです。なので、ダイエット中はこま切れ肉より切り落とし肉のほうが良いでしょう。
部位に関してはかなり高カロリーなバラ肉さえ避ければいいかなと思います。(その日の食事内容とカロリー量で選びましょう)
また中型種より大型種のほうがカロリーは低いので、カロリー制限をしているときは「黒豚」表記のあるパックは避けておくとカロリーカットできます。
豚肉の切り落としのカロリーまとめ
切り落とし肉は表に部位が記載されていれば、その部位のカロリーを見るようにしましょう。
気をつけたい部位はバラ肉くらいなので、部位の表記がなくても脂身が少ないパックであればそう高カロリーにはならないと思うのですが、
私は明確に計算したいタイプなので、部位記載がないものは購入しないようにしています。(^^;
なお豚肉の全体的なカロリーを見たいときはコチラをどうぞ。
今回出た5つの部位以外のカロリーもまとめています。
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