牛タンといえば焼肉でも定番の部位である他、専門店での定食やお土産なんかも人気ですが、ダイエット中やカロリー計算をしていると「カロリーが高いのかどうか?」という点は気になりますよね。
牛肉の部位なので野菜なんかと比べるとカロリーは高そうですが、歯ごたえがあるのでお肉としては低そうな印象もあります。
ですが牛たんというのは割とカロリーが高く、ダイエット中である場合はあまりたくさん食べないほうがいい部位なのです…!(・ω・`;)
<このページに書かれている内容>
- 牛タンのカロリー、糖質、タンパク質【100g・1枚】
- 他の部位と比較すると牛タンのカロリーは高い?
- 外食の牛たんのカロリー
- 焼いた場合はカロリーはどうなる?
- 牛タンは食べ過ぎると太る?
このページでは牛タンにはどのくらいのカロリーがあるのか?という部分をメインに見ていきます。
【関連ページ】
記事内容(項目をクリックすると飛べます)
牛タンのカロリーは高い?低い?100gではいくら?
<牛タン(舌)・生100g当たりのカロリー>
- 356kcal
<牛タン(舌)・生1g当たりのカロリー>
- 3.56kcal
※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。
【グラム数からの計算方法…牛タン(舌)・生】
- 牛タン(舌)・生の重さ(g)×3.56kcal(牛タン・生1gのカロリー)=牛タン(舌)・生のカロリー(kcal)
牛タンは100gあたりで356kcalとなっています。結構カロリーありますね。(^^;)
実際に食べるときは1枚ずつになると思うので、次にこの場合のカロリーも見てみましょう。
1枚あたりのカロリーは?
1枚、というのも厚みによって重さが変わる(それこそ厚切りのものもある)ので参考程度ですが、焼肉用の薄切りのもので20g前後です。
なのでカロリー計算してみると、このようになります。
<牛タン(舌)・生1枚(20g)のカロリー>
- 71kcal
例として、宮城の牛タン専門店「伊達の牛たん本舗」で販売している牛タン「牛たん 塩仕込み 100g×2袋」は、1袋に入っている牛タンが100gで3~5枚とあるので、1枚は平均して約33g~20g(117kcal~71kcal)となります。
ちなみに厚めにカットされるお肉というのは柔らかくて上質なもの(硬い肉を厚めに切ってしまうと食べづらくなるから)です。
牛たんでいうと付け根の部分(タン元)は柔らかくて脂がのっているので、厚切りにして出すことができます。
同じ伊達の牛たんの商品「厚切り芯たん 塩仕込み 130g×2袋」は1袋130gで3~4枚とあるので、1枚の重さ・カロリーは平均して約43g~32.5g(153kcal~116kcal)になります。
なので、いい牛たんは1枚あたりの重さ・カロリーも多くなりやすいですね。(当然値段も高い。笑)
焼肉で食べる他の部位と比較
牛タンというのは基本的にオーストラリア産などの外国産です。(ちなみに仙台名物として打ち出している牛たんもほぼ外国産)
外国産の牛肉というのは安価に提供することができるため、手頃な価格で食べることができる外食の牛肉はほとんどが外国産になります。
なので焼肉屋で出される牛タン以外の部位も、「国産」などと特別な表記がない限りは外国産のものであるのが通常です。
<100gあたりのカロリー>
部位名 | カロリー |
牛タン(舌)・生 | 356kcal |
輸入牛肉・ばら(脂身つき、生)※カルビ | 371kcal |
輸入牛肉・かたロース(脂身つき、生) | 240kcal |
横隔膜・生 ※牛ハラミ | 321kcal |
牛・肝臓・生 ※レバー | 132kcal |
牛・大腸・生※シマチョウ | 162kcal |
牛・小腸・生※マルチョウ | 287kcal |
牛・心臓・生※ハツ | 142kcal |
和牛肉・かたロース(脂身つき、生) | 411kcal |
和牛肉・ばら(脂身つき、生)※和牛カルビ | 517kcal |
部位名 | カロリー |
※ちなみに焼肉屋での一人前は100g前後であることが通常なので、ちょうど上記と同じくらいのカロリー量となります。
比べてみると、牛タンは焼き肉の部位でもそれなりにカロリーはある方ですね。
逆にホルモンはカロリーが低めの物が多いです。
カルビよりはカロリーは低くなっていますが、輸入牛肉の他の部位と比較しても牛タンはカロリー高めです。
<輸入牛肉の部位別カロリー(100gあたり)>
部位名 | カロリー |
かた(脂身つき、生) | 180kcal |
リブロース(脂身つき、生) | 231kcal |
サーロイン(脂身つき、生) | 298kcal |
もも(脂身つき、生) | 165kcal |
そともも(脂身つき、生) | 215kcal |
ランプ(脂身つき、生) | 234kcal |
ヒレ(赤肉、生) | 133kcal |
部位名 | カロリー |
外食での牛たんのカロリーは?
牛タンは焼肉のほか、定食のように出されることもあります。
今回はねぎしのHPにカロリーの掲載があったので、こちらを紹介したいと思います。
<セットメニューのカロリー>
メニュー名 | カロリー |
牛たん三種盛りセット | 768kcal |
白たん厚切3枚(6切) しろたんセット |
707kcal |
白たん厚切4枚(8切) しろ4セット |
782kcal |
白たんうす切5枚 ねぎしセット |
637kcal |
赤たんうす切6枚(12切) がんこちゃんセット |
701kcal |
ねぎし&ごろごろビーフシチューセット | 872kcal |
がんこちゃん&ごろごろビーフシチューセット | 936kcal |
しろたん&ごろごろビーフシチューセット | 942kcal |
メニュー名 | カロリー |
ねぎしのセットメニューは、いうなればご飯やスープなどがセットになった定食タイプのメニューですね。
セットだと1000kcalくらい行くかなと思ったのですが、案外カロリー低めですね。
ねぎしのカロリー掲載ページはこちらです。
牛タンの糖質
<牛タン(舌)・生100g当たりの糖質>
- 0.2g
<牛タン(舌)・生1g当たりの糖質>
- 0.002g
※1gあたりの糖質は、100gの糖質から割り出した値です。
【グラム数からの糖質の計算方法…牛タン(舌)・生】
- 牛タン(舌)・生の重さ(g)×0.002g(牛タン・生1gの糖質)=牛タン(舌)・生の糖質(g)
糖質は「炭水化物-食物繊維」で計算できます。
生の牛タン100gに含まれる炭水化物は0.2g、食物繊維は0gなので、糖質は0.2gとなります。
タンもそうですが、基本的に肉類は糖質をほぼ含まないので、糖質制限中であると心配なく食べれる食品の一つです。
(糖質制限では、肉そのものよりもタレや調味料に注意しましょう)
牛タンのタンパク質
<牛タン(舌)・生100g当たりのタンパク質>
- 13.3g
<牛タン(舌)・生1g当たりのタンパク質>
- 0.133g
※1gあたりのたんぱく質は、100gのたんぱく質から割り出した値です。
【グラム数からのたんぱく質の計算方法…牛タン(舌)・生】
- 牛タン(舌)・生の重さ(g)×0.133g(牛タン・生1gのたんぱく質)=牛タン(舌)・生のたんぱく質(g)
牛タンには100gあたりに13.3gのタンパク質が含まれます。
それなりには摂れますが、肉類としては少ない方ですね。
焼いた牛タンのカロリー
牛タンは普通だと調理して食べるので、焼いた場合のカロリーも見てみましょう。
<牛タン(舌)・焼き100g当たりのカロリー>
- 435kcal
<牛タン(舌)・焼き1g当たりのカロリー>
- 4.35kcal
※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。
【グラム数からの計算方法…牛タン(舌)・焼き】
- 牛タン(舌)・焼きの重さ(g)×4.35kcal(牛タン・焼き1gのカロリー)=牛タン(舌)・焼きのカロリー(kcal)
肉類は焼くと重さが軽くなるので、そのあたり計算してみます。
調理による重さの変化は、重量変化率という数値で表されていて、焼いた牛タンの場合は71%となっています。
これは焼く前(生の状態)での重さが100%とすれば、焼いたあとは71%に重さが変化するということです。(つまり軽くなる)
生の重さから焼いたあとの重さを計算するのは重量変化率を使えば簡単で、「生の状態での重さ(g)×0.71(重量変化率71%)=焼いたあとの重さ(g)」という式で求められます。
例えば生で100gの牛タンがあったとしたら、「100(g)×0.71=71(g)」で、焼いたあとは71gとなります。
あとはこれに1gのカロリー4.35kcalをかければ…
<生100gの牛タンを焼いたあとのカロリー(71g)>
- 309kcal
生100gは356kcalだったので、焼くと50kcal近くカロリーが落とせることになりますね。
1枚の場合も同じように計算すればOKです。
今回は生1枚を20gとしたので、「20(g)×0.71=14.2(g)」で、焼いたあとは14.2gになります。
<牛タン1枚(生で20g)を焼いたあとのカロリー(14.2g)>
- 62kcal
牛タンはダイエット中でも食べられる?食べ過ぎると太る?
今回見てわかったように、牛タンはカロリーが高めな部位です。
牛タンは見た目や食感より脂質も多くて、生100gで31.8gあるので、カロリー制限中だとちょっと扱いづらい食品ですね…。(´・ω・`)
100gで356kcalありますし、食べ過ぎれば当然太るでしょう。
とくに焼肉では制限がかけにくく、すぐこのグラム数をオーバーしがちなので、焼肉自体、ご褒日に食べる感じが良いですね。
(または誰かとシェアしながらなら、牛タンは少量にして、ホルモンなどカロリーが低いメニューを中心に食べる方法もあります。サラダなどの低カロリーなサイドメニューも多くすると、満腹になりやすいですよ。)
定食の場合は(今回の参考はねぎしですが)、別の2食でカロリーを控えるようにすれば、食べられないこともなさそうですね。
牛タンのカロリーまとめ
牛タンはカロリーが高めなので、カロリー制限中はあまり多くは食べないほうがいい部位です。
焼肉でも牛タンをたくさんは食べず、別の低カロリーなメニューを組み合わせて食べるのがいいかと思います。
(それか、焼肉の日をご褒日にするのもいいかと)
ちなみに豚タンは牛タンと比べるとさっぱりしていてカロリーも低いので、代わりとしてこちらを食べるのも一つの方法ですよ。
また焼肉メニューの中では、大定番のカルビもカロリーが高いのでダイエット中は注意しておきましょう。
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