パイナップルは丸ごとのものやスーパーでカットフルーツとして購入することもできる身近な果物ですが、食べてみると結構なボリュームがありますよね。
果物はその甘さから糖質が高そうなイメージがありますし、そうなるとカロリーも気になってきてしまいます。
- 「パイナップルのカロリーって高いの?低いの?」
- 「パイナップルはダイエット中に食べるとどんな効果がある?」
結論から言ってしまうと、パイナップルは果物の中で見るとカロリーは特別高くはないですし、ダイエットに有効な栄養も含まれているので、ぜひカロリー制限中でも食べてほしい食品です。
このページでは、
- パイナップルのカロリーと糖質【100gやカット別】
- 缶詰のパイナップルのカロリー・糖質はいくら?
- 他の果物とのカロリー・糖質比較
- パイナップルの栄養とダイエットへの効果
- ダイエットにパイナップルは向いてる?パイナップルは太る?
といった内容について見ていきます。
パイナップルは間食やデザートとしてみると低カロリーなので、日頃のおやつをパイナップルに変更するだけでカロリーカットにも繋げられます。
ぜひ今回の内容をダイエットにも活かしてみてください♪
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パイナップルのカロリー
100gあたりのカロリー
<パインアップル100g当たりのカロリー>
- 53kcal
<パインアップル1g当たりのカロリー>
- 0.53kcal
※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。
【グラム数からの計算方法…パインアップル】
- パインアップルの重さ(g)×0.53kcal(パインアップル1gのカロリー)=パインアップルのカロリー(kcal)
パイナップルのカロリーは100gあたりで53kcalと、食品全体で見ればカロリーはそこまで高くはないかと思います。
次に分量やサイズ別でのカロリーを見てみます。
まるごと1個あたりのカロリー
まるまる1個の可食部(皮など食べない部分を取り除いた分)は、パイナップルの大きさによっても前後しますが、通常サイズのもので大体500g前後です。
となるとカロリーは、
<パイナップルまるごと1個(500g前後)のカロリー>
- 265kcal
となります。
1個ってなかなか一人じゃ食べない量ですが、これでも265kcalしかないんですね。
半分・4分の1のカロリー
単純に500gを割り算すると、半分は250g、4分の1は125gとなります。
となれば、カロリーは以下になります。
<半分・4分の1のパイナップルのカロリー>
- 半分(250g)…133kcal
- 4分の1(125g)…66kcal
食後に丁度いいのは4分の1くらいかなと思いますが、66kcalならデザートとしても低カロリーなんじゃないですかね。(*^^*)
一口サイズ1切れのカロリー
一口サイズと言っても大きさは色々ありますが、大体1切れ20gくらいです。小さめだと13gくらいになりますね。
あくまで目安ですが、このグラム数でカロリーを計算してみると、このようになります。
< 一口サイズ1切れのパイナップルのカロリー>
- 1切れ(20g)…11kcal
- 小さめ1切れ(13g)…7kcal
缶詰のカロリーは?
食品成分表には缶詰のパイナップルの値も載っています。
<パインアップル(缶詰)100g当たりのカロリー>
- 84kcal
<パインアップル(缶詰)1g当たりのカロリー>
- 0.84kcal
※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。
【グラム数からの計算方法…パインアップル(缶詰)】
- パインアップル(缶詰)の重さ(g)×0.84kcal(パインアップル・缶詰1gのカロリー)=パインアップル(缶詰)のカロリー(kcal)
生のパイナップル100gは53kcalでしたが、缶詰は砂糖を加えてあるのでちょっとカロリーが多くなってますね。
パイナップルの缶詰は、1缶につき固形量が340gであることが多く、これが5枚切りだったり10枚切りだったりするわけですね。
同じグラム数のものを分けるなら、当然カット数が少ないほうが1枚あたりは分厚くなり、グラム数も多くなります。
5枚切りだと「340(g)÷5(枚)=68g」で1枚あたり68gとなり、10枚切りだと「340(g)÷10(枚)=34g」で1枚34gとなります。
そしてそれぞれカロリー計算すると、このようになります。
<パイナップルの缶詰のカロリー(分量別)>
- 1缶(340g)…286kcal
- 5枚切り1枚(68g)…57kcal
- 10枚切り1枚(34g)…29kcal
パイナップルの糖質
100gあたりの糖質
<パインアップル100g当たりの糖質>
- 12.5g
<パインアップル1g当たりの糖質>
- 0.125g
※1gあたりの糖質は、100gの糖質から割り出した値です。
【グラム数からの糖質の計算方法…パインアップル】
- パインアップルの重さ(g)×0.125g(パインアップル1gの糖質)=パインアップルの糖質(g)
果物と言うと糖質が高いイメージですが、やはりパイナップルもある程度の糖質は含んでますね。(´・ω・`)
糖質制限ではあまりたくさん食べないほうが良いでしょう。
まるごと1個あたりの糖質
<パイナップルまるごと1個(500g前後)の糖質>
- 62.5g
半分・4分の1の糖質
<半分・4分の1のパイナップルの糖質>
- 半分(250g)…31.3g
- 4分の1(125g)…15.6g
一口サイズ1切れの糖質
< 一口サイズ1切れのパイナップルの糖質>
- 1切れ(20g)…2.5g
- 小さめ1切れ(13g)…1.6g
缶詰の糖質は?
<パインアップル(缶詰)100g当たりの糖質>
- 19.8g
<パインアップル(缶詰)1g当たりの糖質>
- 0.198g
※1gあたりの糖質は、100gの糖質から割り出した値です。
【グラム数からの糖質の計算方法…パインアップル(缶詰)】
- パインアップル(缶詰)の重さ(g)×0.198g(パインアップル・缶詰1gの糖質)=パインアップル(缶詰)の糖質(g)
生の状態では100gで糖質12.5gでしたが、砂糖が足されている缶詰のほうがやはり糖質は多いですね。
<パイナップルの缶詰の糖質(分量別)>
- 1缶(340g)…67.3g
- 5枚切り1枚(68g)…13.5g
- 10枚切り1枚(34g)…6.7g
他の果物とのカロリー・糖質比較
果物同士でのカロリー・糖質の比較をしてみましょう。
果物 | 100gあたりのカロリー | 100gあたりの糖質 |
パイナップル | 53kcal | 12.5g |
キウイ(緑肉種) | 53kcal | 11g |
バナナ | 86kcal | 21.4g |
アボカド | 187kcal | 0.9g |
りんご(皮むき) | 57kcal | 14.1g |
みかん | 45kcal | 11.1g |
グレープフルーツ(白肉種・紅肉種) | 38kcal | 9g |
ぶどう | 59kcal | 15.2g |
果物 | 100gあたりのカロリー | 100gあたりの糖質 |
こうして比べてみると、パイナップルはカロリーも糖質も高くもなく低くもなく…といった感じですかね。
アボカドはカロリーは高いですが、糖質は少ないので糖質制限中でも食べやすい果物となります。(アボカドは野菜じゃなく果物)
まあ分類はともかく、アボカドを果物として食べられるかどうかは微妙なんですけどね。甘さがないからほとんどおかず扱いだし。(^^;)
と、話がそれましたが、果物で比べればパイナップルは特別高カロリーというわけじゃないので、ダイエット中のおやつとしても問題ないのではないかと思います。
ですがせっかく食べるならどんな栄養があるのか?ダイエットに役立ってくれるのか?ということも知りたいですよね。
なので次に、パイナップルにどんな栄養や効果があるか見てみましょう。
パイナップルにはどんな栄養があるの?ダイエットへの効果は?
パイナップルの主な栄養は以下のようなものがあります。
- 不溶性食物繊維…食べすぎ防止、便秘の予防・改善
- ビタミンB1…糖質の代謝を助けエネルギーを産生する、だるさや疲労感を軽減させる
- ビタミンC…美肌効果(シミやそばかす、しわの予防)、免疫力を高める、貧血予防(鉄を吸収しやすくする)
- ブロメライン(ブロメリン)…消化促進、整腸作用
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は満腹感を高めるので食べ過ぎを防ぎ、ダイエット中の食事制限にも役立ってくれます。
満腹感を感じるにはある程度の時間がかかるとされます。食物繊維が多いものは時間をかけて食べる必要のあるものも多く、また歯ごたえがあるものをゆっくり食べることはよく噛むことにも繋がるので、満腹中枢が刺激されます。
また不溶性食物繊維は水分を吸って膨らむので、満腹感が得やすくなります。
カロリー制限のダイエットだとカロリーばかり見がちですが、パイナップルも結構な歯ごたえがある果物ですよね。
ゆっくり食べることで食べ過ぎを抑制できるので、パイナップルのようによく噛む必要があるものを食事に加えるのはダイエットにも非常にいいと言えるでしょう。
ビタミンB1
パイナップルは果物の中ではビタミンB1が多い方です。
ビタミンB1は糖質がエネルギーに変わるのを助けるので、足りなくなってしまうと糖質がうまくエネルギーに変わらず、脂肪として蓄積されることになります。
なので、ダイエット中であってもビタミンB1を摂ることは非常に大事なんですね。
ビタミンC
ビタミンCは美容効果でよく知られているように、シミの原因となるメラニン色素の沈着を防ぐので、肌をきれいに保つのに役立ってくれます。
体重だけじゃなく、美しく痩せたいならぜひ摂りたいですよね♪
またストレスへの抵抗力や免疫力を高めたりといった効果もビタミンCにはあるので、健康にももちろん大事な成分となります。
ブロメライン(ブロメリン)
ブロメラインというのはパイナップルの特徴的な栄養です。
ブロメラインはたんぱく質分解酵素なので、肉を柔らかくしたり、タンパク質が多い食品(肉や魚など)の消化吸収を助けてくれます。
ですがブロメラインを含め酵素は加熱に弱く、高温で調理すると効果がなくなってしまうため、生でいただくのが有効な食べ方となります。
とはいえ、ほとんどの場合は生で食べると思うんですけどね。ただパイナップルは酢豚などにも使えるので、ブロメラインの効果を得たい場合はそのままデザートなどにしたほうが良いと言えます。
(なお、お肉を柔らかくしてくれるのは調理に役立つ知識なので、自炊する人は覚えておくと良いかもです)
ちなみに缶詰のパイナップルは加熱処理されているので、ブロメラインを摂取したいならフレッシュな状態のパイナップルがいいです。
ダイエットにパイナップルは使える?パイナップルは太る?
と、ここまでパイナップルの栄養について紹介したので、ダイエット中に食べることはいいことだとはある程度わかると思います。
ですがパイナップルにもある程度の糖質がありますし、食べ過ぎれば当然太ります。
とはいえ結構お腹にたまる果物なので、そう太るほど食べすぎるということもなかなかないのではないか、と個人的には思います。
大体にして、パイナップルは丸ごと1個500gで265kcalしかありません。一人で一度にパイナップル1個ってそう食べないですよね…。
265kcalって、市販の板チョコ1枚と同じくらいのカロリーなのですが、圧倒的にパイナップルのほうが食べるの大変に感じませんか?(^^;)
ちなみに60gのポテトチップス(最も一般的なサイズ)は1袋で300kcalを超えます。
そう見ると、スナック菓子や市販のお菓子を食べるよりはよほどダイエット向きと言えるので、間食のおやつにパイナップルを置き換えるだけでも、カロリーカットを狙えるかと思います。
なお缶詰のパイナップルはシロップ漬けにされていて、余分な砂糖(カロリー)を摂ることになってしまいます。
保存がきいて便利ではあるのですが、ダイエット中はできるだけ生のパイナップルを食べるとカロリーも糖質もカットできていいかなと思いますね。
パイナップルのカロリーまとめ
パイナップルは100g当たりで53kcal、ちょうどいい4分の1(125g)で66kcalとなります。
まるごとの1個でもカロリーは265kcalとなっているので、実際に食べる量を考えると結構低カロリーなデザート・間食になるのではないかと思います。
またご飯は茶碗1杯(150g)で252kcalなので、ほとんどパイナップル1個のカロリーと同じなんですよ。
食物繊維が多いパイナップルは量を食べなくても満足感が高く、お腹いっぱいになりやすいです。
なので間食をつい食べてしまう人は、チョコレートやスナック菓子などのおやつをパイナップルに置き換えることで、カロリーカットになるかなと思います。
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