アボカドはお刺身風に醤油で食べたり、サラダ、ディップなどにもでき、なめらかな口当たりが美味しい食品ですが、実は結構なカロリーを含んでいます。
- 「アボカドのカロリーって1個や半分でいくら?」
- 「高カロリーなアボカドを食べるメリットは何?」
一度に半分や1個を食べることもよくありますが、野菜や果物のヘルシーなイメージのまま食べていると、カロリーオーバーの原因になることもありえます。
ですがその一方でアボカドは豊富な栄養を含んだ食品でもあり、高カロリーでも「体にいい」なんて言われたりもしますよ。
このページではアボカドのカロリーとその栄養に注目して書いていきます。
<内容>
- アボカドのカロリーと糖質【100g・1個・半分】
- アボカドのカロリーが高いのはなぜ?
- カロリーを他の野菜・果物と比較
- アボカドの栄養とその効果
- アボカドは太る?ダイエット中に食べても大丈夫?
カロリーに気をつけつつ適量食べることで健康にも活かせるので、ぜひこのページでアボカドの食べ方についても知っていってください♪
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アボカドのカロリーはいくら?
100gのカロリー
<アボカド100g当たりのカロリー>
- 187kcal
<アボカド1g当たりのカロリー>
- 1.87kcal
※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。
【グラム数からの計算方法…アボカド】
- アボカドの重さ(g)×1.87kcal(アボカド1gのカロリー)=アボカドのカロリー(kcal)
1個・半分のカロリー
アボカドは以前自分で重さを量ったことがありますが、スーパーで売っている一般的なサイズで1個の可食部(皮・タネを除いた分)が125gでした。
なので半分だと約63gとなりますね。
<【 1個・半分】アボカドのカロリー>
- 1個(125g)…234kcal
- 半分(63g)…118kcal
アボカドはタネのサイズや、そもそもの1個のサイズに個体差もあるので、グラム数は目安となります。
アボカドの糖質
100gの糖質
<アボカド100g当たりの糖質>
- 0.9g
<アボカド1g当たりの糖質>
- 0.009g
※1gあたりの糖質は、100gの糖質から割り出した値です。
【グラム数からの糖質の計算方法…アボカド】
- アボカドの重さ(g)×0.009g(アボカド1gの糖質)=アボカドの糖質(g)
1個・半分の糖質
アボカドは糖質がかなり低い食品ですね。
<【 1個・半分】アボカドの糖質>
- 1個(125g)…1.2g
- 半分(63g)…0.6g
糖質制限だと果物は避けがちですけど、アボカドに関して言えば普通に食べられそうですね。
アボカドのカロリーが高い理由
野菜や果物の場合、カロリーが高くなるのは基本的に糖質が多い場合です。
ですがアボカドは果物としては珍しく、糖質は低いですが脂質が多い食品なのです。
アボカドに含まれる脂質の量は、以下のようになっています。
<アボカドの脂質>
- 100g…18.7g
- 1個(125g)…23.4g
- 半分(63g)…11.8g
アボカドのカロリーは高い?他の野菜・果物と比較
では、他の食品とどうカロリーが違うか比較をしてみましょう。
ちなみにチラチラ言っているようにアボカドは果物なのですが、日本人は甘いと果物、そうでないと野菜という分類をしがちなので、野菜とのカロリー比較もしてみます。
<果物との比較(100gあたり)>
果物 | 100gあたりのカロリー |
アボカド | 187kcal |
バナナ | 86kcal |
かき | 60kcal |
さくらんぼ(国産) | 60kcal |
さくらんぼ(米国産) | 66kcal |
ぶどう | 59kcal |
西洋なし | 54kcal |
りんご(皮むき) | 57kcal |
キウイフルーツ(緑肉種) | 53kcal |
果物 | 100gあたりのカロリー |
<野菜との比較(100gあたり)>
野菜 | 100gあたりのカロリー |
アボカド | 187kcal |
えだまめ | 135kcal |
さつまいも(皮むき) | 134kcal |
じゃがいも | 76kcal |
さといも | 58kcal |
とうもろこし | 92kcal |
西洋かぼちゃ | 91kcal |
れんこん | 66kcal |
ごぼう | 65kcal |
野菜 | 100gあたりのカロリー |
身近なもので、できるだけカロリー高めな食品から比べてみたのですが、それでもアボカドのカロリーは高いですね。(`・ω・´;)
野菜ならイモ類、果物ならバナナがカロリーが高いってよく言われますけど、アボカドのカロリーはそれ以上となっています。
ですがアボカドは高カロリーであるにも関わらず、体にいいと言われるのはその栄養価の高さにあります。
次の項目でアボカドの栄養について見てみましょう。
アボカドの栄養
- ビタミンE…抗酸化作用(生活習慣病や老化予防)、血行を良くする(冷え性・肩こりなどの改善)
- 食物繊維…腸内環境の改善(便秘予防など)、食べ過ぎ防止、食後に血糖値が急激に上昇するのを防ぐ
- カリウム…余分な塩分を排出して高血圧を予防する、むくみの改善
- 葉酸…胎児の正常な成長に役立つ、悪性貧血の予防
- ビタミンB6…タンパク質の代謝に関わりエネルギーにする、神経を正常に保つ
アボカドには、普通に食事をしていても摂りにくいビタミンEや食物繊維などが豊富に含まれています。
(ちなみに食物繊維には水溶性と不溶性があり、食後の急激な血糖値の上昇を抑えるのは水溶性食物繊維とされます)
食物繊維は植物性食品に含まれる成分なので、現代では野菜などあまり食べない人も増えているおかげか、不足しがちな栄養素と言われますね。
肉や魚、卵などのメインのおかずに使われる動物性食品は食物繊維が取れないので、健康志向の食事で小鉢の副菜があるのは食物繊維を摂る意図もあります。
なのでアボカドをサラダなどにして副菜に加えることは、食物繊維を摂る上でとても有効な方法となりますね♪
またアボカドは含んでいる栄養の含有量についても全体的に多いので、正直ダイエット中であっても食べるメリットは十分にあると個人的に思います。
だってせっかくなら健康的にダイエットしたいじゃないですか。(^^;)
また脂質が多いものの、アボカドにはオレイン酸という脂肪酸が多く含まれます。
オレイン酸は善玉コレステロールはそのままに、悪玉コレステロールの濃度を下げると言われるので、いい油に分類することができます。
脂質も必要な栄養なので、どうせならアボカドで良い油を摂るという意識でいるのもいいと思いますね。
アボカドは太る?ダイエット中に食べても大丈夫?
アボカドは野菜・果物で比較すると他のものより遥かにカロリーが高く、脂質も多いので、当然食べ過ぎれば太るでしょう。
ですがカロリーは高い一方で、アボカドは栄養価が高い食品でもあります。
確かに太るものは高カロリーで体に悪いものも多いのですが、だからといって必ずしも「体にいいもの=低カロリー」というわけではありません。
健康に良いと言われるナッツも100gあたりのカロリーは1食の食事に相当するカロリーがありますからね。(^^;)
アボカドに含まれる脂質もいいものですし、そもそも満腹感を高める効果のある食物繊維も結構な量が含まれますので、ダイエット中でも適量食べるのは非常にいいと言えるでしょう。
アボカドをダイエット中に食べるならどのくらいが適量?
アボカドは脂質とカロリーが多いので、半分が適量かと思います。
例としてカロリー量を1日1500kcalに決めているなら、脂質は1日約33g以上~50g未満が摂取基準となります。
アボカド1個(125g)を食べると23.4gの脂質を摂取することになるので、1日の割合のかなりの部分を占めちゃいますよね。(^^;)
食事からも脂質を摂取することを考えれば、ちょっと多いかなという印象です。
ですが半分(63g)ならカロリーは118kcal、脂質は11.8gで済むので、まあこのくらいなら満足感もある程度得られるし、ダイエット中でも無理のない量と言えるのではないでしょうか。
※1日の脂質量の計算方法は今回の話から少し脱線するので、以下のボタンの中に収納します。
知りたい人だけタップorクリックで開いてお読みください。
アボカドのカロリーまとめ
アボカドは野菜・果物の中でもとくに高カロリーです。
カロリーが高いととくにダイエット中は避けがちですが、栄養価が高いので食べるメリットはあります。
アボカドは「最も栄養価の高い果実」という名誉でギネスブックに登録されているくらいなので、同じカロリー量の食品であれば、お菓子を食べるよりアボカドを食べたほうがよほど健康的ですよ。
ただ体にいい油も摂りすぎればカロリー過多になりますし、当然害もあるので(これは何でもそうですけどね)、一日の適量は守って健康に活かしていきましょう♪
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