にんにくというと特徴的な匂いがする食品で、料理の風味付けにはうってつけの食品です。
にんにくを入れるだけで割とどんなメニューも美味しくなったりするのですが、使用頻度が高くなると「にんにくのカロリーは高いのかどうか?」という部分が気になってきます。
結論から言えば、にんにくは一片程度の少量使う分には問題ありませんが、100gの単位で見ると野菜としてはカロリーが高く、食べすぎると含まれる成分によって腹痛などの原因になることもあります。
なのでダイエット中はもちろんですが、通常時でもあまり多くは食べないほうが良い食品と言えます。
このページでは、
- にんにくのカロリーと糖質【100g・1個(一片)】
- チューブのにんにくにはどのくらいのカロリーがあるの?
- にんにくに含まれる栄養と効果
- ダイエット中でもにんにくは食べて大丈夫?低カロリーなメニューは?
といった内容についてまとめていきます。
たくさん食べなければいいだけで、にんにくは適量食べれば健康に良い効果もあります。ぜひこのページでにんにくの食べ方を知って、メニューを考える際に役立ててみてください。
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にんにくのカロリー
100gの場合
<にんにく100g当たりのカロリー>
- 136kcal
<にんにく1g当たりのカロリー>
- 1.36kcal
※1gあたりのカロリーは、100gのカロリーから割り出した値です。
【グラム数からの計算方法…にんにく】
- にんにくの重さ(g)×1.36kcal(にんにく1gのカロリー)=にんにくのカロリー(kcal)
100gの単位で見ると、野菜の中ではにんにくのカロリーは高いと言えますが、にんにくって調味料程度に少し入れることがほとんどですよね。
なので、実際に使うことが多い一片でのカロリーも見てみましょう。
一個(一片)の場合
1片(ひとかけ)の大きさって、結構個体差があるんですよね。
目安ですが小さめだと5g、丁度いいサイズで10gくらいです。大きいものだと15gくらいになるものもあります。
サイズ別でカロリーを計算してみると、
<にんにく1片のカロリー>
- 小サイズ(5g)…7kcal
- 中サイズ(10g)…14kcal
- 大サイズ(15g)…20kcal
となります。実際に食べる量だとそんなにカロリーは多くないですね。
なおひとかたまりのにんにく(かけらに分ける前)も結局モノによるのですが、1個で50g前後としてカロリーを計算すると、
<にんにくひとかたまり1個(50g)のカロリー>
- 68kcal
となります。
一人でひとかたまり1個を一日に食べることはないと思うんですけどね。(^^;)
チューブの場合
サッと使いたいときに便利なチューブは、手に匂いもつかないので便利ですよね。(笑)
チューブのにんにくで生のにんにく一片に相当する量はどのくらいなのか?という点ですが、これはにんにく1片あたりと同じグラム数でいいとのことなので、つまりチューブでも10gが中サイズ1片に相当する、ってことになりますね。
そうなると市販チューブのカロリーですが、例としてエスビー食品の「おろし生にんにく」は、ちょうど公式HPに10gあたりのカロリーが載っていて、14kcalとなっています。
生のにんにくと同じですね。メーカーによっては違う可能性もありますが、にんにくチューブと生にんにくは同じグラム数で同カロリーと覚えておいて良さそうです。
にんにくの糖質
100gの場合の糖質
<にんにく100g当たりの糖質>
- 21.3g
<にんにく1g当たりの糖質>
- 0.213g
※1gあたりの糖質は、100gの糖質から割り出した値です。
【グラム数からの糖質の計算方法…にんにく】
- にんにくの重さ(g)×0.213g(にんにく1gの糖質)=にんにくの糖質(g)
100gでの糖質は結構高いですね。
ですがカロリーと同じで、100gだと実際に食べる量の目安に遠いので、1片の糖質を見てみましょう。
一個(一片)の場合
<にんにく1片の糖質>
- 小サイズ(5g)…1.1g
- 中サイズ(10g)…2.2g
- 大サイズ(15g)…3.2g
んー、1片なら糖質制限でも使えなくはないですかね?(^^;)
ですが中サイズ1片の小ささで2.2gの糖質を摂取するとなると、いいと思うかどうかは人それぞれですね。(汗)
なおひとかたまり1個の場合の糖質は以下です。
<にんにくひとかたまり1個(50g)の糖質>
- 10.7g
チューブの場合
チューブは同じエスビーのおろし生にんにくであると、炭水化物の値しか載っていないのですが、10gあたりで炭水化物が3.2gとなっています。
(糖質は「炭水化物-食物繊維」の数値となります。なので市販品で糖質の値が書かれていないときは、炭水化物の数値を糖質量の目安とします)
生にんにくでは中サイズ1片10gで2.2g(ちなみに炭水化物は2.8g)なので、チューブのほうが少し多いのかなという感じですね。
にんにくの栄養
にんにくの特徴といえば一番はその香りの強さにありますが、この匂いの元となっている成分をアリシンといいます。
アリシンには血行促進作用や血栓の予防効果などがあります。血の巡りを良くすることで冷え性などの症状の改善が期待できます。
また強い殺菌作用があるため、食中毒のほか風邪の予防にも役立ってくれますよ。
胃腸の働きを促進するので食欲増進の効果もあります。なので、食欲がないときにも活躍してくれる野菜です。
ただ、アリシンは殺菌作用が強い分、摂りすぎると腸内環境を悪化させてしまう(善玉菌まで倒してしまう)ので、腹痛や下痢などの不調が出ることもあります。
また刺激が強いので胃が荒れる原因にもなります。なので、にんにくはあまり多くは食べないほうが良いんですね。
にんにくの場合、加熱したものは1日20g程度が適量です。今回の重さだと中サイズなら2片程度、小さいものなら4片くらいが目安となりますね。
ほとんどの料理ではそうにんにくを使いすぎる、食べ過ぎるということもないと思いますが、一度に多く食べないほうが良いということは覚えておくと良いですね。
栄養素・含有量
【にんにく100gあたり】
- 炭水化物…27.5g
- 脂質…0.9g
- タンパク質…6.4g
- 食物繊維…6.2g(水溶性4.1g、不溶性2.1g)
【にんにく1片(中サイズ10g)あたり】
- 炭水化物…2.8g
- 脂質…0.1g
- タンパク質…0.6g
- 食物繊維…0.6g(水溶性0.4g、不溶性0.2g)
にんにくはダイエット中でも食べられる?低カロリーなレシピは?
料理に使うとしても1人前で1片あれば十分ですし、今回見たように1片のカロリーというのはそこまででもないです。
ですがにんにくには食欲増進効果があるので、正直ダイエット中の料理にはあまりおすすめしません。
もちろん食べすぎないように気をつけられるよ、というのであればいいのですが、ダイエット中にわざわざ食欲を増進させる食品を加えるのってどうなのかなって感じですね…。(´・ω・`)
にんにく自体でそこまでのカロリーにならなくても、他のものを食べすぎちゃったら、ダイエットになりませんからね…(汗)
ただ、にんにくを使う料理というのは風味が出て美味しいので、ダイエット中のメニューにアクセントを加えたいというときはいいかなと思います。
カロリーが低いレシピを紹介すると、肉類の中でも低カロリー高タンパクなことで人気の鶏ささみを焼く料理とか。
これは調味料で焼くだけなので難しい過程がないです。簡単メニューを探している方にもおすすめ。
またこんにゃくはめっちゃカロリーが低いですが、これのガーリックステーキというのもありました。
こんにゃくはボリュームに対してのカロリーがかなり低いので、ダイエットにはかなり向いていますね。
なお以下はにんにくチューブを使ったノンオイルドレッシングのレシピです。にんにく風味のサラダが食べたいときにいいですね。
ドレッシングは油を入れないことでカロリーカットになるので、上記のレシピはダイエット中でも使えるでしょう。
にんにくのカロリーまとめ
ニンニクは100gでのカロリーはなかなかに高いですが、食べすぎるのはダイエット的にも健康にもよくないので、どちらにしろ量を食べられる食品ではないですね。(^^;)
刺激が強いので、「別にダイエットしてないよ」ってときでも多く食べて良いものではないです。
1片だけならカロリーも低いので、具というより香り付け程度に使うのが良いと言えるでしょう。
なおチューブもカロリーは同じなので、できるだけ調理を簡略化したいときは常備しておくといいですね。
食欲が湧いてきちゃうので個人的にはダイエット中にニンニクはあまり使いたくないんですが(汗)、やり方は人それぞれなので、メニューに工夫したい方は今回紹介した低カロリーレシピを試してみてもいいでしょう。
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