- チーズのカロリーは高いの?ダイエット中でも食べて大丈夫?
- カロリーが低いチーズの種類はどれ?
チーズと言えばおかずにおつまみ、デザート系からいろんな食べ方ができる食材ですが、乳製品であることと、脂質が多いという話もあって「ダイエット中でも食べて良いのかどうか?」という部分が気になりますよね。
それにチーズと言っても多くの種類があります。モノによってどれだけカロリーが違うのか?また差が大きくあるなら、なるべくカロリーが低いチーズを知っておきたいですよね。
なのでこのページでは種類別のチーズのカロリーと、比較的カロリーが低いチーズがどれなのか?について主に書いていきたいと思います。
<内容>
- 【種類別】100gあたりでのチーズのカロリーと糖質【低いものはどれ?】
- 市販品のチーズのカロリー【実際に口にする量でのカロリー】
- チーズの栄養と効果
- ダイエット中におすすめなチーズの食べ方は?チーズは太る?
今回の内容を見れば、どんなチーズをダイエット中に選んだら良いのか?がわかりやすくなるので、ぜひ次にチーズを食べるとき役立ててください。
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【100g】種類別で比較するチーズのカロリー・糖質!低いもの・高い種類はどれ?
ではまず100gあたりでのカロリーを見てみましょう。
<100gあたり>
チーズ | カロリー | 糖質 | カルシウム | 水分 |
エダム(ナチュラルチーズ) | 356kcal | 1.4g | 660mg | 41.0g |
エメンタール(ナチュラルチーズ) | 429kcal | 1.6g | 1200mg | 33.5g |
カテージ(ナチュラルチーズ) | 105kcal | 1.9g | 55mg | 79.0g |
カマンベール(ナチュラルチーズ) | 310kcal | 0.9g | 460mg | 51.8g |
クリーム(ナチュラルチーズ) | 346kcal | 2.3g | 70mg | 55.5g |
ゴーダ(ナチュラルチーズ) | 380kcal | 1.4g | 680mg | 40.0g |
チェダー(ナチュラルチーズ) | 423kcal | 1.4g | 740mg | 35.3g |
パルメザン(ナチュラルチーズ) | 475kcal | 1.9g | 1300mg | 15.4g |
ブルー(ナチュラルチーズ) | 349kcal | 1.0g | 590mg | 45.6g |
マスカルポーネ(ナチュラルチーズ) | 293kcal | 4.3g | 150mg | 62.4g |
モッツァレラ(ナチュラルチーズ) | 276kcal | 4.2g | 330mg | 56.3g |
リコッタ(ナチュラルチーズ) | 162kcal | 6.7g | 340mg | 72.9g |
プロセスチーズ | 339kcal | 1.3g | 630mg | 45.0g |
チーズ | カロリー | 糖質 | カルシウム | 水分 |
カロリーが低い順にランキングにすると、このようになります。
- カテージチーズ(105kcal)…水分79.0g
- リコッタチーズ(162kcal)…水分72.9g
- モッツァレラチーズ(276kcal)…水分56.3g
- マスカルポーネチーズ(293kcal)…水分62.4g
- カマンベールチーズ(310kcal)…水分51.8g
- プロセスチーズ(339kcal)…水分45.0g
- クリームチーズ(346kcal)…水分55.5g
- ブルーチーズ(349kcal)…水分45.6g
- エダムチーズ(356kcal)…水分41.0g
- ゴーダチーズ(380kcal)…水分40.0g
- チェダーチーズ(423kcal)…水分35.3g
- エメンタールチーズ(429kcal)…水分33.5g
- パルメザンチーズ(475kcal)…水分15.4g
一番カロリーが低いのはカテージチーズで、逆に最も高カロリーなのはパルメザンチーズという結果になりました。
チーズのカロリーに関しては水分量がある程度影響していて、低カロリーなチーズは水分が多く、高カロリーなチーズは少ないという傾向があります。
なので↑のランキングに水分量もいっしょに書いています。
カテージチーズやリコッタチーズは脂肪分が少ないこともありますが、基本的にフレッシュタイプのチーズは水分が多くて軟らかくカロリーが低め、ハードタイプのチーズは水分が少なくて硬く、カロリーが高めと覚えておいてもいいでしょう。
次に、実際に口にするチーズではどのくらいのカロリーになるのか?を知るため、市販品のカロリーを見てみましょう。
【市販品】実際に食べる分量でのカロリー(1枚、1個など)
チーズって本格的なものよりも、市販品のプロセスチーズとか、スライスチーズとかで食べることのほうが圧倒的に多いですよね。
なのでここでは市販品の中から、できるだけ実際に食べる分量がわかりやすいものからまとめてみます。
なおメーカーによって糖質の掲載がない場合もあるので、ここでは参考に炭水化物の値を載せます。
※炭水化物というのは「糖質+食物繊維」の値ですが、動物性食品には食物繊維が含まれないので、チーズの場合は炭水化物の値がほぼ糖質と思っておいてOKかと思います。
【6P(6個入り)チーズ】
メーカー | 商品名 | 分量 | カロリー | 炭水化物 | カルシウム |
森永 | クラフト カマンベール入り6P | 1個17g当たり | 54kcal | 0.4g | 65mg |
森永 | フィラデルフィアクリームチーズ6P プレーン | 1個15g当たり | 52kcal | 0.4g | 11mg |
明治 | 明治北海道十勝カマンベールチーズ切れてるタイプ 90g | 1個(15g)あたり | 48kcal | 0.2g | 72mg |
明治 | 明治モッツァレラ6Pチーズ 100g | 1個(16.7g)あたり | 49kcal | 0.4g | 63mg |
明治 | 明治北海道十勝6Pチーズ ベーシック 100g | 1個(16.7g)あたり | 56kcal | 0.2g | 112mg |
明治 | 明治北海道十勝カマンベール入り6Pチーズ 100g | 1個(16.7g)あたり | 53kcal | 0.2g | 76mg |
雪印 | 6Pチーズ | 1個当たり | 58kcal | 0.0~0.6g | 104mg |
雪印 | 雪印北海道100 カマンベールチーズ 切れてるタイプ(6個入り) | 1個当たり | 52kcal | 0.0~0.8g | 70mg |
雪印 | 6Pチーズ スモーク味 | 1個当たり | 51kcal | 0.0~0.9g | 94mg |
雪印 | 6Pチーズ カマンベール入り | 1個当たり | 51kcal | 0.2~1.2g | 66mg |
雪印 | 6Pチーズ コクとうまみ | 1個当たり | 52kcal | 0.1~0.5g | 93mg |
メーカー | 商品名 | 分量 | カロリー | 炭水化物 | カルシウム |
分けて食べやすい6Pチーズは、この中の商品だとどれも1個50kcal前後ですね。
カロリー計算がしやすい数値かと思います。
【スライスチーズ】
メーカー | 商品名 | 分量 | カロリー | 炭水化物 | カルシウム |
森永 | クラフト スライスチーズ(7枚入り) | 1枚18g当たり | 56kcal | 0.5g | 101mg |
明治 | 明治北海道十勝とろけるスライスチーズ7枚入り 126g | 1枚(18g)あたり | 60kcal | 0.3g | 109mg |
明治 | 明治北海道十勝スライスチーズ7枚入り 126g | 1枚(18g)あたり | 60kcal | 0.2g | 122mg |
明治 | 明治北海道十勝とろけるスライスチーズ濃い味7枚入り 126g | 1枚(18g)あたり | 58kcal | 0.3g | 114mg |
明治 | 明治デイズキッチンモッツアレラスライスチーズ7枚入り 105g | 1枚(15g)あたり | 42kcal | 0.3g | 162mg |
明治 | 明治デイズキッチングリルチェダースライスチーズ7枚入り 112g | 1枚(16g)あたり | 50kcal | 0.4g | 87mg |
雪印 | とろけるスライス(5枚入り) | 1枚当たり | 56kcal | 0.0~0.4g | 116mg |
雪印 | とろけるスライス(7枚入り) | 1枚当たり | 60kcal | 0.0~0.4g | 122mg |
雪印 | チェダースライス(7枚入り) | 1枚当たり | 60kcal | 0.0~0.5g | 103mg |
雪印 | スモーク香る スライス | 1枚当たり | 60kcal | 0.0~0.5g | 106mg |
雪印 | こんがり焼ける とろけるスライス(7枚入り) | 1枚当たり | 56kcal | 0.2~0.8g | 121mg |
メーカー | 商品名 | 分量 | カロリー | 炭水化物 | カルシウム |
パンなど何かに乗せて食べることが多いスライスチーズは、ほとんどが1枚60kcal~50kcal台ですね。(ひとつ42kcalのものもありますが)
6Pチーズの1個よりはちょっとだけカロリーが高い傾向がありますが、カルシウムはスライスチーズのほうが多い感じです。
【その他】
メーカー | 商品名 | 分量 | カロリー | 炭水化物 | カルシウム |
森永 | クラフト 切れてるチーズ | 1枚8.2g当たり | 27kcal | 0.2g | 52mg |
明治 | 明治ピッツァミックスチーズ使い切り5パック 100g | 1袋(20g)あたり | 81kcal | 0.4g | 146mg |
明治 | 明治北海道十勝スマートチーズチェダーブレンド8個入り 90g | 1個(11.3g)あたり | 41kcal | 0.2g | 80mg |
明治 | 明治北海道十勝スマートチーズパルメザンブレンド8個入り 90g | 1個(11.3g)あたり | 36kcal | 0.2g | 75mg |
雪印 | とろけるナチュラルチーズ 使いきりタイプ | 個包装(25g)当たり | 96kcal | 0.0~1.8g | 185mg |
雪印 | 雪印北海道100 さけるチーズ プレーン | 1本当たり | 80kcal | 0.2~0.7g | 143mg |
雪印 | 雪印北海道100 さけるチーズ スモーク味 | 1本当たり | 80kcal | 0.2~0.7g | 143mg |
雪印 | ベビーチーズ | 1個当たり | 39kcal | 0.0~0.4g | 70mg |
雪印 | カマンベール入りベビーチーズ | 1個当たり | 40kcal | 0.0~0.4g | 64mg |
メーカー | 商品名 | 分量 | カロリー | 炭水化物 | カルシウム |
↑はピザ用チーズやおやつに人気のさけるチーズなどですが、これは商品によっていろいろですね。
チーズの栄養は?
チーズで摂れる栄養価で特徴的なのはやはりカルシウムですね。また乳製品なのでタンパク質も摂れます。
カルシウムは丈夫な骨を作ったり、イライラなど神経の興奮を抑える作用がある成分です。
カルシウムは摂取できる食品に大分偏りがあります。カルシウムが多いのは主に小松菜などの葉物野菜、乳製品、小魚などですが、1日の食事でこれらを食べないことなんて普通にあるので、その点を考慮すると不足しやすい成分と言えます。
とくに乳製品はチーズ以外でも牛乳、ヨーグルトと言ったそのまま食べても美味しくて手軽なものが多いので、カルシウム摂取を習慣にするならおすすめの食品です。
チーズもほとんど調理いらずで頂ける食品なので、冷蔵庫に常に常備しておくのは良いことだと思います。
ただしチーズによってカルシウムの量は違うので、カルシウムの摂取を目的に食べたいときは注意しておきましょう。
栄養素・含有量
※カルシウムの含有量は最初の表を見てください
【エダムチーズ(ナチュラルチーズ)100gあたり】
- 炭水化物…1.4g
- 脂質…25.0g
- タンパク質…28.9g
- 食物繊維…0g(水溶性0g、不溶性0g)
【エメンタールチーズ(ナチュラルチーズ)100gあたり】
- 炭水化物…1.6g
- 脂質…33.6g
- タンパク質…27.3g
- 食物繊維…0g(水溶性0g、不溶性0g)
【カテージチーズ(ナチュラルチーズ)100gあたり】
- 炭水化物…1.9g
- 脂質…4.5g
- タンパク質…13.3g
- 食物繊維…0g(水溶性0g、不溶性0g)
【カマンベールチーズ(ナチュラルチーズ)100gあたり】
- 炭水化物…0.9g
- 脂質…24.7g
- タンパク質…19.1g
- 食物繊維…0g(水溶性0g、不溶性0g)
【クリームチーズ(ナチュラルチーズ)100gあたり】
- 炭水化物…2.3g
- 脂質…33.0g
- タンパク質…8.2g
- 食物繊維…0g(水溶性0g、不溶性0g)
【ゴーダチーズ(ナチュラルチーズ)100gあたり】
- 炭水化物…1.4g
- 脂質…29.0g
- タンパク質…25.8g
- 食物繊維…0g(水溶性0g、不溶性0g)
【チェダーチーズ(ナチュラルチーズ)100gあたり】
- 炭水化物…1.4g
- 脂質…33.8g
- タンパク質…25.7g
- 食物繊維…0g(水溶性0g、不溶性0g)
【パルメザンチーズ(ナチュラルチーズ)100gあたり】
- 炭水化物…1.9g
- 脂質…30.8g
- タンパク質…44.0g
- 食物繊維…0g(水溶性0g、不溶性0g)
【ブルーチーズ(ナチュラルチーズ)100gあたり】
- 炭水化物…1.0g
- 脂質…29.0g
- タンパク質…18.8g
- 食物繊維…0g(水溶性0g、不溶性0g)
【マスカルポーネチーズ(ナチュラルチーズ)100gあたり】
- 炭水化物…4.3g
- 脂質…28.2g
- タンパク質…4.4g
- 食物繊維…0g(水溶性0g、不溶性0g)
【モッツァレラチーズ(ナチュラルチーズ)100gあたり】
- 炭水化物…4.2g
- 脂質…19.9g
- タンパク質…18.4g
- 食物繊維…0g(水溶性0g、不溶性0g)
【リコッタチーズ(ナチュラルチーズ)100gあたり】
- 炭水化物…6.7g
- 脂質…11.5g
- タンパク質…7.1g
- 食物繊維…0g(水溶性0g、不溶性0g)
【プロセスチーズ100gあたり】
- 炭水化物…1.3g
- 脂質…26.0g
- タンパク質…22.7g
- 食物繊維…0g(水溶性0g、不溶性0g)
チーズは太る?ダイエット中も食べられる?
市販品の6Pチーズでも1個50kcal前後あるので、多く食べてカロリーオーバーすれば当然太る原因にはなるでしょう。
一見糖質制限なら扱いやすそうではありますが、チーズは塩分が含まれていて、多く食べるほど塩分のとりすぎにもなります。なので、ダイエット方法に関わらず食べすぎには注意する必要があります。
ただここまで言っているように、チーズはカルシウムが多く摂れる食品なので、ダイエット中でも適量食べることはおすすめできます。
ちなみにカルシウムの1日の推奨量は、18歳以上の女性で650mg、男性は年齢によって変わり18~29歳で800mg、30~49歳で650mg、50歳以上で700mgとなっています。
なので例えばスライスチーズを3枚食べれば、だいたい女性の推奨量の半分くらいのカルシウムを摂取できますね。
市販品でよく食べられているチーズは、今回見たものでは目立ってカロリーが高いというのはなかったので、量に気をつければどれを食べてもいいと思います。
さけるチーズはちょっとカロリー高かったですけど、あれはあれで間食としての満足感が高いですからね。(笑)
最初の種類での比較では、水分量が多いチーズのほうがグラム数で比較したときのカロリーは低いので、ボリュームがほしいときは水分の多いチーズが良いかと思います。
またチーズはそのまま食べられるものが多いですが、カルシウム摂取のためにサラダに入れたり、ベビーチーズを肉巻きにしても美味しいですよ。
なおチーズを入れるサラダはオリーブオイルを加えるものが多いですが、体にいいといっても結局オリーブオイルも油の一つです。
入れすぎると当然高カロリーなサラダになってしまうので、ダイエット中はあまりたくさん入れないようにするとカロリーを控えられますよ。
チーズのカロリーまとめ
チーズは種類によってカロリーは変わりますが、水分量が多いチーズはカロリーが低め、少ないチーズはカロリーが高めという傾向があります。
市販品だと、6Pチーズ1個やスライスチーズ1枚ではあまり商品による違いはないですね。
なので、カロリーオーバーしないように好きなチーズを食べると良いかと思います。
食事制限をする必要があるダイエットでは、とくに食べるものの栄養価は大事になってくるので、私ならカルシウムができるだけ多い商品を選ぶかなと思いますね。
やはり健康的にダイエットするなら栄養を摂っておくことはとても大事なので、カルシウム不足が心配になったらチーズを習慣的に食べると良いでしょう。
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