リンドウ(竜胆)といえば、秋に代表する花の一つです。
鮮やかな青色を咲かせるその花や姿からは、なんだか落ち着いた気分にさせてくれるようにも感じます。(^^)
リンドウは、夏から秋になり、気温が下がってきて涼しくなりはじめた頃に開花するので、だいたい9月くらいから咲き始めます。
時期も合うことから、敬老の日の贈り物としても使われるリンドウですが、紫や青、白といった色を咲かせます。
初めにリンドウ全体の花言葉を見てから、色別でそれぞれ紹介していきます。
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リンドウ全体の花言葉
<全体の花言葉>
- 正義
- 勝利
- 誠実
- 的確
- 愛情
- 貞節
- 淋しい愛情
- あなたの悲しみに寄り添う
うん、全体的によい花言葉と哀愁が漂う花言葉が混ざっているように感じますね。
「あなたの悲しみに寄り添う」や「淋しい愛情」といった少し悲しげな意味があるのは、自然のなかで自生しているリンドウが、群れずに1本ずつ咲いていることから由来するのだそうです。
その様子を見た人々が、リンドウの寂しげであっても愛らしい姿に、このような花言葉をつけたのかもしれません。(^^)
【紫】…「勝利」「誠実」「正義」「悲しんでいるあなたが好き」
<紫の花言葉>
- 勝利
- 誠実
- 正義
- 悲しんでいるあなたが好き
高貴で上品さを感じさせる紫色のリンドウの花言葉は、「勝利」「誠実」「正義」「悲しんでいるあなたが好き」。
リンドウの紫色に「誠実」や「正義」という花言葉がついているのは、なんでもリンドウの根っこが漢方薬として使用されることから由来しているのだそうです。
漢方薬は身体の悪い所を治し、病に勝つための手助けをしてくれるのでこのような花言葉がついたのでしょう。
この意味は、おじいちゃん、おばあちゃんの健康を願い、敬老の日に贈り物をするにもぴったりな花言葉ですね♪
【白】…「貞節」「的確」
<白の花言葉>
- 貞節
- 的確
包み込むような白色をしたリンドウの花言葉は「貞節」「的確」。
リンドウの花は天気がいいときだけ花を開き、夜や曇っている日・雨の日などの天気が悪い日は花を閉じる特徴を持っているのだそうです。
「的確」という花言葉は、こういったリンドウの性質から来ているのかもしれないですね。
また、気品を感じる白色なので「貞節」というのも似合っている花言葉なのではと思います。
同じ秋の花であるコスモスもそうですが、白色というのは上品さや純粋さを表した花言葉がつけられていることが多いです。
【青】
青やピンクの単体での花言葉は見つかりませんでしたが、青はリンドウの代表的な色なので、全体の「誠実」「正義」「的確」「悲しみにくれてるあなたを愛する」「淋しい愛情」といった花言葉があると捉えておくと良いのではと思います。
青というのは少し切ないような気持ちにさせてくれるので、「悲しみにくれてるあなたを愛する」「淋しい愛情」といった花言葉があっているかもしれないですね。
気持ちを鎮めたい時にも青色は適していると言われているので、ベルのような形をしたリンドウの愛らしさも相まって、深い青色をした花はより心に落ち着きを与えてくれるのではと思います。(^^)
【ピンク】
ピンク色のリンドウの花言葉もいくらか探しても見つかりませんでしたが、その愛らしい花色に似合う色は「愛情」ではないでしょうか?
ハートのモチーフがピンクで描かれることが多いように、ピンク色の花というのもまた、心や愛を表す花言葉がつけられていることが多いみたいです。
冬の花であるポインセチアのピンク色にも、「思いやり」という花言葉がつけられています。
敬老の日にリンドウが贈られる理由は?
敬老の日にリンドウが贈られるのは、「紫が高貴さを表す色である」ことと、リンドウの勝利と正義の花言葉の由来となった「生薬としてリンドウの根が使われていたから」という理由があります。
紫は高貴さを表す色
紫は高貴な人が身につける色だとされていますが、これは聖徳太子の時代の冠位十二階に由来していると言われています。
冠位十二階とはそれまで血族主義だった中、身分の上下に関わらず、能力のある者を役人に登用(高い地位に引きあげて用いること)するという聖徳太子が作った決まりのことで、努力や成果次第で昇進することが可能だったといいます。
この冠位十二階では「紫・青・赤・黄・白・黒」といった冠の色がありましたが、この中で最も位の高いのが紫だったといいます。
なので尊敬できる人物への気持ちとして紫のリンドウが贈られるようになったと言われています。
生薬としてリンドウの根が使われていた
リンドウの根には健胃(胃を丈夫にする)や消炎(炎症をしずめる)、鎮静の効果があり漢方薬の調合によく用いられるので、健康を保ち、長生きを手伝ってくれるリンドウは敬老の日にぴったりの花になったとされています。
リンドウは漢字で書くと「竜胆」と書きますが、これはリンドウの根っこがまるで「胆汁」みたいに特別苦かったので、最上級の象徴である「竜」の字を冠して「竜胆」と名づけられたという説があります。
敬老の日の贈り物としてリンドウを使用するなら、健康を願うことはもちろん、尊敬の気持ちを込めてぜひ紫色のリンドウを送るのがいいのではと思います。(^^)
もちろん、おじいちゃん、おばあちゃんの好きな色がわかるなら、好んでくれる色をお贈りできるといいですね♪
【誕生花・別名・原産地・開花時期】リンドウ詳細情報
- 誕生花:8月31日、9月16日、10月20日。紫は9月13日と9月20日。白は9月18日。
- 別名:ニガナ(苦菜)、ヤエミグサ(疫病草)、ササリンドウ(笹竜胆)、リュウタン(竜胆)
- 原産地:日本、中国、韓国、シベリア
- 開花時期:9月から11月
リンドウの花言葉まとめ
リンドウの花言葉をまとめると、
- 全体:正義、勝利、誠実、的確、愛情、貞節、淋しい、愛情、あなたの悲しみに寄り添う
- 紫:勝利、誠実、正義、悲しんでいるあなたが好き
- 白:貞節、的確
健気でかわいらしいリンドウ、花束にするとより愛らしくなります。
敬老の日や大切な人の贈り物にできるといいですね♪
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【花言葉記事はこちらです】
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