シクラメンは冬にお花屋さんに並ぶ「冬の鉢花の女王」と呼ばれる花で、寒くなった時期にその花を見せてくれます。
冬というのは外の景色にも枯れ木や落ち葉が増えて、なかなかお花を楽しむことが難しくなりますが、そのような彩りがない中でもシクラメンはピンクや白といった華やかな色を楽しませてくれます。
私の家にも昔はピンク色のシクラメンが咲いていて、今考えると冬にあんな鮮やかなお花が咲くなんて珍しいな~と思ったりします。私だけかな(笑)
「お花」といっても少し個性的な花びらをしていていますよね。
色にも多くの種類があるようで、ピンクや白、赤といった色が一般的のようです。
今回はシクラメンの色別の花言葉をまとめていきますが、まずははじめに全体の花言葉から見ていきましょう。
紫や青、オレンジのシクラメンもあるようですので、これらの色に花言葉があるかも調べてみました。
【花言葉記事はこちらです】
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【全体】…遠慮、内気、気後れ、恥ずかしがり屋、はにかみ
<全体の花言葉>
- 遠慮
- 内気
- 気後れ
- 恥ずかしがり屋
- はにかみ
気後れとは、自信がなくて心がひるみ、なかなか物事を行えない様子をさします。
シクラメンの全体の花言葉、なんだか内向的な花言葉が多い印象です。
というのも、控えめな意味が多いのは花が下向きになっているからなのだそうですが、なんでもこの姿になったのはソロモン王の伝説にも由来するみたいですよ。
昔、イスラエルのソロモン王が、自分の王冠のデザインとなるお花を探していました。
ソロモン王は花好きで様々な花たちに交渉をもちかけましたが、人間を信用出来ない花達は、みんな王の申し出を断わってしまいます。
どこかに王冠のデザインになってくれる花があるはずだと諦めなかったソロモン王は、シクラメンに出会います。
シクラメンは王冠のデザインになることを受け入れて、王はとても喜んで感謝の気持ちを表しました。
シクラメンはそれまで上を向いていましたが、嬉しさと恥ずかしさのあまりうつむいた姿になってしまいました。
※伝説には諸説あります。
ロマンチックな話が本当であれば良いのですが、花が下向きになっている実際の理由は、シクラメンの原産地である地中海沿岸の気候が影響しているのだそうです。
この場所は冬の花が咲く時期になると雨が多くなる気候だったので、花が上向きに咲くと受粉がうまくいかなくなってしまいます。
なので雨をさけるためにシクラメンの現在の花の形が完成していったのだそうです。
よーく見ると、おしべやめしべが下になっていますよね。
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【ピンク】…憧れ、はにかみ、内気
<ピンクの花言葉>
- 憧れ
- はにかみ
- 内気
ピンクのシクラメンの花言葉は、「憧れ」「はにかみ」「内気」。
ピンク色のような鮮やかな色でも、やはり内向的な花言葉になってしまうようですね。(^^;)
ただ全体の意味に加えて、「憧れ」という意味をもっているので、控えめに思いを伝えたいときにいいのではないでしょうか?
「はにかみ」という花言葉も、恥ずかしがり屋な感じが出てかわいらしいですよね♪
【白】…清純
<白の花言葉>
- 清純
純白な白色をしたシクラメンの花言葉は「清純」。
穢れのない白というのは、無垢さや透明感といった印象をあたえるので、このような花言葉がついたのでしょう。
白色のお花というのは全体的に純粋で潔白さを感じさせるイメージの花言葉が多いようで、コスモスの白色も「純潔」、アネモネの白も「真実」「真心」といった意味をもっています。
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【赤】…嫉妬
<赤の花言葉>
- 嫉妬
情熱的で目をひく赤色をしたシクラメンの花言葉は「嫉妬」。
おお…内向的から一気に強い気持ちを感じさせる花言葉になりましたね…(^^;)
赤色は、たとえば恥ずかしくなった時に顔が赤くなるように、心の昂ぶりを表す色としても使用することができます。
なので赤のシクラメンには「嫉妬」といった言葉がついたのかもしれないですね。
他には、赤色の花びらが炎の形に見えることから、燃え上がるような嫉妬心を現したとも言われています。
赤色は興奮色としても扱われますが、相手との関係性によっては渡さないほうが良い色かもしれないです…。(汗)
紫や青、オレンジのシクラメンに花言葉はあるの?
シクラメンにはピンク・白・赤以外に、紫や青、オレンジといった色が存在するようです。
しかしこれらの色の決まった花言葉というのは探しても明確なものが見つかりませんでした。
(青のシクラメンならサントリーフラワーズが発売したセレナーディアと呼ばれる品種があります。写真だけ見ると私には紫にも見えます。)
しかし、シクラメンの白色が「清純」、赤が「嫉妬」となっているように、花言葉は色の印象からつけられていることが多いようです。
なので全体の花言葉から抜き出してつけてみれば
- 青、紫:恥ずかしがり屋、遠慮
- オレンジ:はにかみ
といった部分が合っているのではないかな~と思います。
オレンジというのはポジティブで温暖な印象があるので、少し明るい意味の花言葉を選んでみました。(笑)
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シクラメンをお見舞いの贈り物にする際は注意
シクラメンは名前から「死(シ)苦(ク)ラメン」といった悪い意味が、語呂合わせとして連想されることがあります。
またシクラメンは鉢植えが一般的なのですが、このまま渡さないよう注意です。
鉢植えの花というのは、シクラメンに限らず「根付く」=「寝付く」という解釈をされることがあります。
(ご病気の方のお見舞いでは切り花が良いとされています。)
シクラメンも切り花にできるようですが、こう見るとシクラメンというのは全体的に病院へお見舞いに行く際の花としては適さないかもしれないです。
キレイなので私であればあまり気にしないですけど、迷信深い方というのもいます。
失礼になるかわからないときは、基本的に避けたほうがいいですね。
※相手の好きな花がシクラメンだと知っているなら、OKだと思います。
【誕生花・別名・原産地・開花時期】シクラメン詳細情報
- 誕生花:1月14日、12月7日。白色は12月10日
- 別名:篝火花(かがりびばな)、ブタノマンジュウ(豚の饅頭)
- 原産地:地中海沿岸
- 開花時期:10月~4月
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シクラメンの花言葉まとめ
全体・色別の花言葉をまとめると…。
- 全体の花言葉:遠慮、内気、気後れ、恥ずかしがり屋、はにかみ
- ピンクの花言葉:憧れ、はにかみ、内気
- 白の花言葉:清純
- 赤の花言葉:嫉妬
花が下向きになっているおかげか、全体的に内気で控えめな花言葉が多いですが、赤色には少し注意した方がいいですね。(汗)
とはいえ、冬場に鮮やかな花色を見せてくれるのがシクラメンの魅力なので、ぜひ寒い時期にはその姿を楽しんでくださいね♪
ほかにも花言葉をまとめているので、よければ見ていってください~。↓
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