新盆(初盆)とはどのような読み方?香典やお布施の金額、服装や時期について!
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「新盆」ってどのような読み方をしますか?

お盆といえば日本で毎年行われる行事ですが、初めて行うお盆では気をつけたい点がいくつかあります。

新盆は、内容としてはほとんど普通のお盆と同じなのですが、故人がなくなり初めて迎えるお盆なので、とくに手厚く行うことが多いです。

 

この記事では新盆についての読み方ほか、香典やお布施、服装などについてまとめていきます。

 

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新盆(初盆)とは…行う時期は?

新盆(初盆)とは、故人がなくなり四十九日を過ぎた後、初めて迎えるお盆のことを言います。

四十九日がまだ終わっていない場合、たとえば8月2日に亡くなった場合、8月13日にお盆を迎える地域では、翌年に新盆を迎えることになります。

一般的なお盆の期間である8月13~8月16日を基準にすると、6月26日以降に亡くなった方の新盆は翌年の夏からになります。

 

なお、お盆を行う地域は8月13日~8月16日のところと、7月13日~7月16日の地域、または旧暦が基準となっている地域があります。

地域によって違うお盆

 

喪に服す期間がすぎることを「忌明け(きあけ)」と呼び、一般的には四十九日が過ぎれば忌明けとなっています。

 

<新盆と普通のお盆の違い>

新盆の通常のお盆との大きな違いは、使う盆提灯の色が新盆用の白提灯であることと、故人がなくなり初めて訪れる盆なので、より多くの人を招きお坊さんに法要を行ってもらう点があります。

(普通のお盆では、柄が入ったカラフルな盆提灯を使います。最近では一度しか使えない白提灯がもったいないと思う家庭も多いため、新盆から柄付きの提灯を使うこともあるようです。)

新盆では家族や親戚のほか、故人の知人や友人を招くこともあり、きちんとした礼服をきて行います。

 

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「新盆」の読み方は?

Twitterでいろんな人の「新盆」の読み方について調べてみました。

どうやら「新盆」の読みは、「にいぼん」「しんぼん」「あらぼん」、珍しいところでは「にゅうぼん」というのもあるみたいですね。

私のパソコンの変換では、「しんぼん」では一発で「新盆」とは出ませんが、「あらぼん」だと一回で変換できます。

 

ちなみに「初盆」は普通だと「はつぼん」のようですが、「ういぼん」と呼ぶ地域もあるようで、なかなかおもしろいですね。

 

 

「新盆」と「初盆」は違うの?

読みや字こそ違っているものの、四十九日が過ぎてから初めて迎えるお盆のことを「新盆」や「初盆」と呼んでいます。

  • 新しい+お盆=新盆
  • 初めての+お盆=初盆

という意味で、ニュアンスや使い方などはまったく同じです。

 

どちらも単純に地域や家庭での読み方の違いで、宗派による違いがあるわけではありません。

好きな呼び方で使っても間違いではありませんので、ご自身の地域での呼び方を使うといいですね。

 

新盆の法要の準備と流れについて

まずは一般的な流れについてまとめていきます。

宗派によって違いがありますから、まずは菩提寺や親戚などに確認することが確実ですが、新盆は故人がなくなって初めて迎えるお盆なので、通常のお盆よりも手厚く行います。

 

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お盆に入る前(12日まで)の準備について

<まずは菩提寺に連絡>

故人がなくなり、四十九日がすぎて、初めて新盆を迎えるならまずはお寺のお坊さんに連絡をとり、法要の予約をします

お盆の時期はお坊さんも大変忙しくなりますので、分刻みのスケジュールになることもあります。

 

なので、新盆の法要をお願いしたいときは遅くても1ヶ月前から菩提寺(先祖のお墓をお願いしているお寺)に連絡を入れます。

できるだけ余裕をもって予定を入れるようにしましょう。

お坊さんが読経を行う法要はお盆の中日である8月14日、または盆の最終日である8月15日に行います。

 

<招待する人への連絡・会場・お料理の準備>

新盆では故人と親交の深かった人や知人も招待されることが多いため、日時・場所の連絡をするのを忘れないようにしましょう。

きちんと招待状を送り、だいたい1ヶ月くらい前には送ったほうが相手としても予定が立てやすくなります。

早めに法要への参加の可否を把握すると準備もしやすくなります。

 

また、故人と親しかった知人などを招く場合、お食事の準備も必要になります。

お料理であれば会食場所が自宅なのか、あるいは料理屋での食事なのか、といったことも決めておきます。

時間によってはお茶菓子だけになることもあります。

(自宅なら仕出し料理にするか、自分たちで用意するか、お茶菓子の用意はするか、なども決めます。)

 

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【料理を手配する際】

  • 仕出しの予約や食事処の予約をするときは、利用目的を伝えておく
  • 慶事向けの料理がでてくることをさけるため、予約の時は法事での利用であることを連絡する

 

あらかじめ僧侶の参列の有無も聞いておきましょう。

 

<お盆飾りの購入>

8月13日に盆の入りを迎える地域なら、12日までに精霊棚の組み立てや白い盆提灯の購入、お供え物の購入をします。

ロウソクやお線香、迎え火のためのおがら、お供え物のフルーツなど、一通りすべてそろえておきましょう。

精霊馬の準備、仏具や仏壇の掃除も欠かさず行いましょうね。

 

精霊棚の飾り方・お供えする食べ物についてはこちらへ

迎え火・送り火の時間や日付、準備物、やり方はこちらの記事でまとめています

お供え物の例

 

お盆初日から盆の明けまでの新盆の流れ

<盆の入り:13日>

初日である13日には、まずは午前中までに精霊棚の飾り付けを済ませます。

盆花やお供え物の果物、お菓子といったものを一通りお供えしましょう。

(地域によってはお盆に入る前に飾り始めるところもあります。)

 

日の高いうちにお墓参りを行います。

13日には迎え火を行いますが、お墓参りのときに迎え火として提灯に火をともし、故人や祖霊を家まで道案内する地域もあります。

お墓では行わない場合、夕方頃に自宅の門口でおがらを焙烙(ほうろく)に乗せて送り火を焚き、盆提灯に火を灯します。

 

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新盆では、普段はなかなか会えない知人が突然訪れることもありますので、予め準備を整えておくことも大切です。

 

<中日・最終日:14日・15日>

14日~15日の間は訪問される人や親族も集まり、この期間にお坊さんによる法要が行われます。

なお、招いた方には、「暑い中、供養にお越しくださりありがとうございます」「本日は故人のために、ご足労頂きありがとうございます」といった挨拶をすると良いでしょう。(決まりはありません)

 

祖霊や故人が戻ってきている間は、水やお膳の食べ物は取り替えるようにしましょう。

新盆ではお坊さんが檀家の家を一軒一軒尋ね、精霊棚の前でお経を上げるため、「棚経(たなぎょう)」と呼ばれます。

法要の後は参列者全員でお墓参りをし、その後会食でおもてなしして解散になります。

 

※できれば自宅にお坊さんを招くといいですが、家での法要が難しい場合、お寺で行うこともできます。

その場合、法要後は料亭などで参列者に料理でおもてなしをします。

 

<盆の明け:16日>

午前中から午後にかけては先祖の霊が過ごす最後の日となりますので、心をこめてお供え物をしましょう。

夕方からは送り火を行い、故人や祖霊を見送ります。

なお、白提灯は新盆でしか使わないので、気持ちを込めて処分するか、菩提寺に納めてください。

 

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※宗派により、やり方や準備の順番が違う可能性があります。お坊さんの日程もありますので、まずは新盆の法要をお願いするお寺に相談してみましょう。

 

お盆提灯の組み立て動画がありました。参考までに。

 

新盆の服装について

新盆の場合は、法要を行う日は礼服(喪服)を着ます。

法要がない日や親族だけで行う場合は平服でも大丈夫ですが、派手な服、色の目立つ服、露出の高い服などは厳禁です。

帽子や日傘なども、着用するならデザインが控えめのものを選びます。

 

故人と関係のある友人や知人として新盆に招かれた場合は、きちんとした服装のほうがいいでしょう。

その場合は略式喪服を着用します。

 

<略式喪服:男性>

  • ブラックスーツ、濃紺のスーツ、ダークグレーなどのダークスーツ。
  • ネクタイや靴は黒を着用し、靴下は紺か黒。ワイシャツは白がよい。

夏でも上着は持って行きましょう。背抜きの上着などは着用しても大丈夫です。通気性の良い服がオススメ。

  • (和服の場合)色無地の三つ紋、または一つ紋の羽織と対の長着。
  • 羽織紐や半襟はグレーか黒を選びましょう。袴は着ません。

 

<略式喪服:女性>

  • デザインが控えめなワンピースかスーツ、またはアンサンブルを着用します。黒や紺色、茶を選びます。
  • ブラウスはレースや透けるものを避け、ストッキングやタイツは黒や肌色を着ます。
  • 靴やハンドバッグは光沢のない黒色で、口金に金銀がないものを選びましょう。

露出が高いものは避けます。ミニスカートやノースリーブはNG。

  • (和服)無地の一つ紋、または三つ紋で無地の黒帯をつけます。地味な小紋に黒の一つ紋の羽織を着用。
  • 色無地のものや、小紋の地味な着物に、黒色の紋付きの羽織でも大丈夫でしょう。
  • 草履、帯は黒色、ハンドバッグは革製の黒色を選びます。
  • 肩掛けのショールや道行コートは、法要が行われるときにはとります。

 

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礼服には準喪服や正喪服といった格がありますので、主催側より格が上にならないよう、訪れる側では略式喪服を着て行きましょう。

関係によっては、あまり堅苦しくない格好のほうがいいこともあります。

お手伝いをする場合、色が控えめ(白など)で無地のエプロンがあると便利です。(お葬式用でもOK)

 

参加者をお迎えする側(主催者)であれば喪服がいいですが、全員の意向に合わせる服装をするといいですね。

暑い時期だと、地味な服装でも大丈夫です。

 

香典やお布施の金額

香典

香典で包む金額は故人との関係性にもよります。

お葬式と同じか、あるいは少し低いくらいでよいと言われ、だいたい5千円~1万円くらいと言われています。

お供え物を一緒に持参したならもう少し少なくても大丈夫です。

 

新盆ではのし袋に包んで香典をお供えします。

  • 水引は双銀、藍銀、黄白で結び切りを選んでください。
  • のし袋には「御佛前(御仏前)」と記載します。
  • のし袋は立派すぎるものではなく、金額と見合った袋を選ぶようにしましょう。

 

(「御霊前」は四十九日の間の成仏していない段階で使うのし書きです。四十九日を過ぎてから行う新盆では使用しません。)

 

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故人の友人として参列するなら通常通り5千円~1万円で大丈夫ですが、故人の好物がわかるならそれをお供え物として持っていくのもお勧めできます。

なお、頂いた香典の金額をどこかにメモしておくと、その後に相手の新盆などが訪れた時、自分がお渡しする香典の金額の参考になります。

「香」という字には香や線香の代わりに供えるという意味があります。

 

お布施

新盆の場合、お布施は3万円ほど包みます。

少なくても1万円以上は包み、表書きには「御布施」と書きます。(何も書かずに空白でも構いません。)

僧侶には読経が終わった後に渡しますが、直接手渡しではなくお盆などにのせて差し出しましょう。

<お布施の包み方>

  • 半紙の中包にお金を入れ、奉書紙(ツルツルしてるほうが上)で上包みで包む。お布施そのものは不祝儀ではないため、弔事の折り方ではなくていい
  • 中袋に入れずに、郵便番号欄のない無地の白封筒でもよい。市販の封筒でもすでに「御布施(お布施)」と書いてあるものもある。
  • お札は、お札の人物が表側になるようにし、取り出した時に人物が初めに目に入るように入れる。
  • お布施はお寺に渡すもので、相手に不幸が合ったわけではないので水引は不要。(地域の風習にもよる)

<裏面>

  • 中袋の裏面の左側に住所と氏名、右側に金額を記入。
  • 金額の頭には「金」と印し、漢数字は旧字体を使用すると丁寧。
  • 旧字体の漢数字…壱萬圓(一万円)、弐萬円(二万円)、参萬円(三万円)、伍萬円(五万円)

 

また、お布施以外にもお坊さんにはお渡ししたいものがあり、

  • お車代…5000円~10000円(のし書き:御車代)
  • お坊さんがお食事を頂かない場合…5000~10000円(のし書き:御膳料)

 

を別々でそれぞれプラスします。

 

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上包みは、上側の折返しに下側をかぶせるように包みます。

 

僧侶が会食を一緒に行うならお食事代は不要ですが、お車代はお坊さんが遠方から来てくださっているなら、忘れず準備するようにしましょう。

なお表書きはお葬式の時のような薄墨ではなく普通の黒墨で書きます。

檀家の数が多いお寺では、前倒しでお経をあげることもありますので、その場合お坊さんが会食を辞退することもあります。

 

※御布施、御車代、御膳料をそれぞれ別々でお渡しするのもなかなか難しいので、渡すタイミングはお坊さんと相談しましょう。

 

宗派や地方によっても違いがありますので、金額がわからないとき、まずは親族やお寺などに聞いてみるのが大切です。

お布施の金額は事前にお寺と相談しても失礼にはなりません。

なお、普通のお盆ならお布施は3000円から10000円ぐらいです。

 

<旧字体の漢数字>

5千円 伍仟円
1万円 壱萬円
2万円 弐萬円
3万円 参萬円
4万円 四萬円
5万円 伍萬円
6万円 六萬円
7万円 七萬円
8万円 八萬円
9万円 九萬円
10万円 拾萬円

 

 

浄土真宗はお盆飾りが不要?

浄土真宗では精霊棚や盆提灯といった、他の宗派で行うお盆飾りは必要ありません。

迎え火や送り火も行いませんが、代わりに4つほど用意するものがあります。

 

  1. 三具足(燭台、花瓶、香炉)にお供えやお飾りを施し、お花は普段より良い花を供えると良い
  2. お仏飯を供える
  3. 一対の供笥(くげ)にそれぞれ丸餅を2段ほど供えます。切り餅でもOK。
  4. 打敷(うちしき)を準備する。打敷は普段は出さないが、お盆や法要のときは卓に掛けて荘厳する。

 

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浄土真宗では、打敷は逆三角形のものが用いられます。(三角打敷とも呼ばれる)

なお、浄土真宗以外の宗旨では四角形の打敷が使われます。

飾り方については、お坊さんに聞くと一番確実です。

 

四十九日の忌明け前に新盆のお供え物をもらってしまった場合

新盆にはお供え物を親戚などから頂くこともありますが、お盆の時期にまだ四十九日が過ぎていない場合はその年に新盆を行うことが出来ません。

その場合はお供えものはありがたく受け取っておき、翌年に正式な新盆を行うことを伝えます。

 

手紙でも良いですし、親しい間柄であれば電話でも良いでしょう。

なお、もし頂いたお供え物にお花や果物などがあった場合、きちんと仏壇にお供えしましょう。

 

新盆のお返しについて

新盆に参列される方からは、盆提灯やお金、お供え物といったものが贈られてきます。

新盆での贈り物にお返しはいらないとも言われますが、法要に参列された方にお返しがしたいと思うなら、返礼品として、菓子折りやお茶、タオルなどをお帰りの時に渡します。

のし書きは「新盆供養」「粗供養」「志」などと書きます。

 

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<参列していただいた方へのお返しの例>

  • 日用品(洗剤、石鹸、タオル、ハンカチ、入浴剤など)
  • 食品(モナカ、水ようかんなどの菓子折り、海苔、コーヒー、お茶、そうめん、水菓子など)

 

<参列されずにお香典や御供物、供花を頂いた方へのお返しの例>

基本的には、参列した方と同じ品物でも大丈夫ですが、ポイントは

  • 金額の半分から3分の1くらいの品物をお贈りする
  • お礼状を添える

 

【お礼状の書き方のポイント】

  • 故人の名前を必ず入れる
  • 日付や差出人の名前をフルネームで入れる

 

参列されなかった方には宅配で返礼品を送りますが、新盆が過ぎたらできるだけ早めに(月末までに)送るようにしましょう。

 

盆提灯はいつからいつまで飾る?

盆提灯ははお盆の当日である13日の午前中までに飾ります。

盆提灯にかぎらず、精霊棚なども同じ期間に飾ります。

お盆飾りの飾り方!いつから飾る?時期と飾りの意味について!

 

お盆の期間中はずっと飾っておき、迎え火や送り火においての祖霊の目印とします。

なお、精霊馬とよばれる、きゅうりやナスにオガラや麻幹で足をつけたものがお盆では作られます。

 

きゅうりが馬に見立てられ、「ご先祖様が早く帰ってくるように」、なすは牛に見立てられ、「ご先祖様があの世へゆっくりと戻り、お供え物をたくさん運んでいけるように」との願いがこめられています。

最近では、オガラなどよりも割り箸で作ることが一般的となっていますね。

 

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お盆の贈り物として盆提灯などのお盆飾りが贈られることもありますが、現在では住宅事情のスペースを考えて、親族から現金として頂き、故人の遺族ですべて買い揃えることもあるようです。

 

新盆のお供え団子について

お供え物の中ではお団子が一般的ですが、種類があり

 

  • 盆の入り:お迎え団子…白い団子、あんこ、甘辛たれ(6個か13個が良い)
  • 中日(14日、15日):おちつき団子・お供え団子…白い団子、おはぎ
  • 盆の明け:送り団子…白い団子

 

ここでは日替わりで紹介していますが、厳密に行われているわけではないようで、お盆の期間はずっと同じものを供える場合もあるようです。

地域によっても異なり、お供えする団子の種類に関しては規定があるわけではありません。

 

お盆の正式な名前は盂蘭盆会(うらぼんえ)

日本では、8月13日(または7月13日)から始まる行事を「お盆」と呼ぶことで定着していますが、本来の正式な名前は「盂蘭盆会」と呼ばれています。

  • 8月13日:盆の入り
  • 8月14日:中日
  • 8月15日:お盆の最終日
  • 8月16日:盆の明け

 

現在では8月13日~8月16日に行われている地域が多いものの、旧暦から新暦に改暦された時にお盆の時期を統一されなかったため、7月15日に行う地域(7月盆)と8月15日に行う地域(月遅れ盆)にわかれました。

他には沖縄などで、現在でも旧暦を基準にして行われている地域もあります。

 

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お盆はもともと目連尊者が餓鬼道に落ちた母親を助けたいために生まれた行事と言われます。

落雁を供える意味や由来は?

 

法要は必ず行うのか?

新盆は故人が亡くなってから初めて迎えるお盆なので、とくに大切な行事と言えます。

しかし遺族の望みとして、故人を静かに偲びたいご家庭もありますから、その場合はお坊さんも呼ばずに親族だけで新盆を行うこともあるようです

都市部などでは家族だけで行うご家庭もありますが、一番大切なのは故人に対する気持ちですので、遺族の意向を尊重しましょう。

 

お盆はなき人のことを偲び、供養を行う行事です。

日本では特別信仰される宗教はありませんが、仏教によって弔われ、生きていることを改めて確認することができる大切な行事です。

また、迎え火や送り火がどうしても決まった日に行えなくても、故人を思う気持ちが何より大切ですので、無理をしてまで日程どおり行う必要はありません。

 

本来であればやり方に正解はなく、感謝を伝えることが大切です。

祖霊を迎える気持ちをきちんと持っていれば、戻ってきますよ。(^^)

 

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新盆についてまとめ

「新盆」や「初盆」の読み方が地域それぞれで変わっていて面白かったですね。

うちでは新盆(しんぼん)って言いますけど、「にいぼん」や「あらぼん」とも読めます。

読み方が違う人に別の言葉で言うと、もしかしたら通じないかもしれませんね。(笑)

 

現在では企業などのお盆休みに合わせて、遠くの親族や知人が集まりやすいよう、8月に法要を行うところが増えているようです。

【2016年】お盆休みの期間はいつからいつまで?時期を地域別で紹介!公務員や銀行など

 

精霊棚の飾り方は、宗派によって違いますので、よろしければ以下の記事もご覧ください。

お盆飾りの宗派別の飾り方!浄土宗、曹洞宗、日蓮宗、浄土真宗の違いは?

 

 

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