酸化防止剤のビタミンEの危険性は?食品添加物の安全について
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食品表示において、
「酸化防止剤(V.E)」という表記を見たことはありませんか?
これは、いわゆるビタミンEのことです。

 

ビタミンEは血行をよくしたり、冷え性を治したりする
作用があるので、
からだに悪いことはせず、むしろ必要なものです。

人間の身体において、必須とされるビタミンで、
若返りのビタミンなどとも呼ばれます。

私も手足の感覚が無くなるくらいの極度の冷え性に陥った時、
ビタミンEの栄養剤をお医者さんに処方されたことがあります。(笑)

 

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ビタミンEは脂溶性、つまり脂に溶ける性質があり、
逆に水には溶け出しません。

脂質の酸化を抑える作用があるので、脂が含まれる
食品の保存性を高める効果があります。

 

ですので、主にカップラーメンや菓子パンなど、油が含まれる
食品の原材料名を見てもらえれば見つかると思います。

逆に言えば、水分しか入っていない食品
(たとえば、お茶とか)
は、探してもビタミンEは書かれていないと思います。

(V.Cという表記なら見つかることもありますが、
これはいわゆるビタミンCです。)

 

もちろん食べ過ぎれば不調の原因にはなりますが、
ビタミンEに限らず他の成分も過剰になってしまいます。

 

ビタミンEはどんな食品に入っているか?


自然のものであれば、アーモンドやアボカド、
かぼちゃ、赤パプリカなどに含まれています。

油に溶けるので、食用油にも多く含まれます。

ただ油自体はオメガ6脂肪酸の油を、
余り取りすぎないよう、注意する必要があります。
(オメガ6はアトピーなどのアレルギーをひどくする
原因になることがある)

 

余談:「酸化防止剤(V.C)」について


ビタミンCは水溶性なので、お茶などの
保存性を高めるために使われていたりします。

200mlのストロー付きパックのお茶がありますよね?
あの飲み物にも結構使われています。

 

水に溶けるということは、水分を含んだ食品なら
日持ちを良くすることができます。
ビタミンCにも酸化を防ぐ作用があるので、
保存性を高めるために使用されているのです。

逆にビタミンEは油に溶けるので、脂肪分を多く含んだ
食品が悪くならないようにする役割をします。

 

なので、この2つはそれぞれ用途が分けられています。

つまり、
V.E=脂肪分の多い食品の保存性を高める
V.C=水分を含んだ食品の保存性を高める

 

食品表示に両方書いてあったら、
水分と油の保存性を高めるために使われてるということになります。
 

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まとめ


結論として、「酸化防止剤(V.E)」に危険性はない
ということになります。
ただ、なんでもそうですがとりすぎは禁物です。

それよりも心配するべきは、他に入っている添加物だと思います。

カップラーメンとかは表示にかいてある
添加物の量も半端じゃないので食べる頻度には注意しましょう…。

 

また、添加物については原材料の表示でよく見かける「酸味料」についてもまとめています。

 

 

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