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立春って節分と一緒に聞く季節のひとつですが、一体どのような日であるのか具体的に知らない人もいると思います。

「春」と書くので言葉だけだと暖かそうな印象です。しかし実際には雪も振りまくり、最も寒い冬真っ只中の時期ですよね!(・ω・;)

今回は、「立春にはどんな意味があるのか?」その概要と、なぜこの一番寒いといっても過言ではない季節を立春と言うのか?その理由について書いていきたいと思います。

 

このページでは、

  • 立春とは?どんな意味?
  • 日付は何月何日?
  • 立春大吉とは
  • 立春の食べ物・縁起物
  • 立春の季節の挨拶例文
  • 立春にやることって何がある?

 

といった内容をまとめています。

 

 

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  立春とは何?どんな意味や由来があるの?日付は何月何日?

立春は、二十四節気と呼ばれる暦で使用される用語です。

二十四節気というのは1年間を二十四等分して、時期や季節に合った名前を付けた暦のことです。

 

冬至や春分という言葉も馴染み深いとは思いますが、これらも二十四節気です。

立春は24個ある二十四節気の一番目で、冬至と春分の中間に当たります。

 

立春の日付としては、2020年なら2月4日です。

2020年以外でもだいたいは2月4日になることが多いですが、固定されているわけではなく2月3日や2月5日であることもあります。

ちなみに豆まきをしたり、恵方巻きなどを食べる節分の日付は、立春の前日になります。なので、立春の日付がわかれば自然と節分の日付も知ることができますね。もちろん逆でもOK。

 

中国語で「立」は始まるという意味があり、立春には「春の始まり」という意味があります。

なお「春一番」という言葉がありますが、これは立春から春分の期間のうちに、初めて吹いた南寄りの強い風のことを指します。

 


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また茶摘みの時期とされる八十八夜というのがありますが、これは立春を1日目として数えます。

八十八夜はここから88日目の夜のことを指していて、この時期は冬から春の栄養を含んだお茶の美味しい新芽が収穫できます。

また、霜が少なくなる季節(お茶は霜に弱い)なのでお茶を摘むにはピッタリのタイミングなのです。

(ちなみに八十八夜は雑節と呼ばれる、季節の変化をより適確に把握するために設けられた暦日のひとつです)

 

ですが、春の始まりと言われても立春は2月の上旬ですから、日本ではまだまだ寒いですよね。むしろ、冬の一番寒い時期のような…(^^;)

なぜこの時期に春の始まりなのでしょうか?次の項目で見ていきましょう。

 

  「立春」という名前なのになんで寒いの?

先に立春には春の始まりという意味があるとお話しましたが、実際には肌で感じる寒さはピークの時期です。

ですが、これは「立春なのに寒い」ではなく、「立春だから寒い」という言い方が正しいのです。

 

なぜかというと立春は、以降に春の気が立つことから付けられた名前なのです。

つまりは「今が最も寒い時期。 これから少しづつ暖かくなるよ」という意味が立春にはあるということです。

この時期は底を打つような寒さではありますが、逆に言えばこれ以上は寒くはならないという意味でもあります。昔の人は、そこに春の予感を感じていたのです。

 


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なので、例えばお手紙で「立春とは名ばかりの寒い日が続きますが…」なんていう言い回しは、正しくはないといえます。

一般的によく使われる文ではありますが、これでは立春はすでに暖かくなる時期というニュアンスがあって、誤解をしているように感じられるので(正しくは「これから暖かくなる」)、本当ならもっと別の言い方をしたほうがいいのではないでしょうか。(^^;)

 

例文については後半に紹介していきますね。

 

なお二十四節気は中国の地域の気候をもとに作られたものなので、節気によっては日本の気候とは季節感が合わない場合もあります。

 

  「立春」と「春分の日」の違いは?

ここまで読んでいればなんとなくわかると思いますが、立春と春分の日はまず日付が違います。

春分も立春と同じ二十四節気で4番目に当たります。春分は太陽が春分点(太陽黄経が0度となったとき)に到達した日のことを指し、春分の日は3月20日から3月21日ごろに訪れます。

立春がこれから春が始まる一方で、春分の日は気温も上がってきて過ごしやすくなってきていますね。

 

また春分の日は太陽が真東から昇り、真西に沈むため、昼と夜の時間がほぼ同じ(昼の方が14分程長いとされる)になる日でもあります。

 


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仏教においてはあの世のことを「彼岸(ひがん)」、この世のことを「此岸(しがん)」と呼び、彼岸は西、此岸は東に位置するとされています。

太陽が真東から昇って、真西に沈むこの日は彼岸(あの世)と此岸(この世)がもっとも繋がりやすいと考えられています。

なのでこの時期に春分の日を「お彼岸」の中日(ちゅうにち)として、お墓参りを行うのです。

 

ちなみに秋分の日のお彼岸も同じです。

 

  立春と節分の関係って?

節分は立春の前日を指していて、雑節の一つです。

節分という名前には「季かれ目」の意味があって、季節が変わる前の日のことを示しています。

先に紹介したとおり、立春というのは春の始まりという意味があります。この前日だから節分なんですね。

 

現在の節分というと2月の立春前の、恵方巻きを食べたり豆まきをする日のことを指しますが、本来であれば立春・立夏・立秋・立冬それぞれの季節の前日を節分と呼びます。

 

なぜ立春前の節分だけ現在でも尊重されているのかというと、昔は冬から春になるのを1年の始まりと捉えていました。

つまりは春になる前日である節分は、現代でいう大晦日(翌日から新年)のように、特別な日として扱われていたからです。

太陰太陽暦(旧暦)では、立春に最も近い新月を元日とし、月(太陰)の満ち欠けを基準(月切)にした元日(旧正月)と、太陽黄経を基準(節切)にした立春は、ともに新年ととらえられていた。

したがって、旧暦12月末日(大晦日)と立春前日の節分は、ともに年越しの日と意識されていたことになる。今も節分を「年越し」「年取り(数え年とは、生まれた日を1歳とし、誕生日に関係なく新年に皆が年を取る数え方)」と呼ぶ地域があるのはこの名残である。

引用元:ウィキペディア「節分」の項目

 


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  立春大吉とは

立春では「立春大吉」という文字が書かれたお札が貼られてある所を見かけることがあります。

立春大吉という言葉には、「暦の上で春になって、(昔の)新年の始まりである立春に、人々や世の中の幸福を祈る」という意味があるとされています。

 

この文字をお札として掲げるのは、厄除けの意味があります。

季節の変わり目には邪鬼が発生すると考えられていて、節分では豆まきをして鬼を追い払いますし、立春ももちろん季節が変化する時期であるので、お札を貼って悪いものを追い出すのです。

 

この文字が厄除けになるのは、説話に由来します。「立春大吉」の4文字はすべて左右対称になっていますよね。紙に書いて、裏から透かしても同じように読むことが出来ます。

 

説話の内容としては、悪い鬼が家に侵入しようと、「立春大吉」の文字が書かれたお札の貼ってある門をくぐります。

しかし鬼がふと門を振り返ると、同じように「立春大吉」のお札があります。すると鬼はまだ門をくぐってなかったんだと思い込んで出ていった、という話があります。

つまり、鬼は通り過ぎたはずの「立春大吉」の文字を裏から読んでしまい、勘違いして入って来た方向に戻り、外に出て行ったんですね。

 


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このことから「立春大吉」の文字が書かれたお札は、厄除けに効果があるとされているのです。

 

お札は手作りも出来ますし、出雲大社相模分祠のHPで郵送で購入することもできます。

立春大吉縁起(リンク先:出雲大社相模分祠HP)

 

手作りする際は、裏が透けて見える半紙や和紙を用意します。墨で縦書きに「立春大吉」と書き、自分の息を2~3回吹きかければ、完成です。

 

  立春の食べ物や縁起物

節分なら豆やイワシ、恵方巻きなどを食べますが、立春の食べ物ってあまりピンと来ないかも知れませんね。

ですが、立春にも縁起物とされる食べ物が存在します。

  立春大吉豆腐

豆腐には邪気を追い払い、体を清める力があるとされているので、立春には立春大吉豆腐として食べます。

お豆腐は立春だけではなく、前日である節分にも食べるといいと言われますよ。

節分に豆腐を食べることで穢れを祓い、翌日の立春にもお豆腐を頂くことで、清められた身体に幸運を呼び込むことができるとされます。

 

寒いのでお鍋に入れても美味しそうですね♪

 


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  立春大福

お正月やめでたい日の紅白まんじゅうのように、お餅というのは昔から縁起の良い食べ物として扱われてきたものです。

なのでお餅を使った大福も縁起が良い食べ物とされています。立春には「立春大福」として、販売される大福もあります。

 

  立春朝搾り

立春朝搾りは、立春の日のために仕込まれたお酒を、立春の早朝に搾ったもののことです。

この日に絞ったお酒は、飲むことで新たな一年のスタートとなり縁起が良いと言われています。

祝い酒として販売していることもあり、めでたい日にはお酒が定番&大人には欠かせないものですね。(笑)

 

  立春生菓子

立春生菓子は立春の朝に作る生菓子のことで、その日のうちに食べると縁起がいいと言われています。

時期的に桜餅やうぐいす餅といった和菓子が食べられることが多いです。

和菓子は日本独特の繊細な美しさがありますし、季節感を感じるお菓子が多くていいですよね。

 

  立春の時期に使える季節の挨拶例文

立春の頃に使える季節の例文を紹介しますね。

先に説明したように、立春はこの頃にすでに暖かくなっているのではなく、これから少しずつ暖かくなるという意味があるので、この点を踏まえて文を考えていきましょう。

  • 立春を迎え、本格的な春が待ち遠しいこの頃でございますが、いかがお過ごしですか
  • 春のはじまりの節目となりますが…
  • いまだ底冷え残る毎日ではございますが、立春を迎え、春も少しづつ近づいてまいります
  • 春らしい春までもうしばらくの辛抱となります
  • 季節の変わり目でございますので、体調を崩されませんようにご自愛ください

 


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  立春の意味を子どもに説明するなら?

お子さんがいるお家であれば、立春の意味を聞かれたときのために解答を準備しておきましょう。(`・ω・´)

以下は立春の意味を簡単に伝える例です。

 

<立春って何?どんな日なの?…子どもへの答え方>

立春はこれから少しずつ春らしくなっていく日だよ。

まだお外はとっても寒いけど、もうこれ以上は寒くならないし、ちょっとずつ暖かくなっていくよ。

だんだんと虫さんたちが起きてきたり、きれいなお花が咲いたりするから、早く暖かくなると良いね♪

立春は昔のお正月のことだよ。立春の前の日には豆まきをする節分があるけど、これは昔の大晦日になるよ。

●●くん(ちゃん)といっしょに豆まきをするのは、鬼さんや悪いものを追い出して、新しい年に幸せがいっぱいやってくるようにって意味があるんだよ。

みんなで豆まきをして、いいことがたくさんあるように鬼さんを退治しようね♪

 

立春は春の始まりで、これから暖かくなっていくことを伝えられたらいいかな~と思います。

節分とつなげて説明したい時は、2つ目の内容も参考にしてみてください。


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  立春にやることや過ごし方って?

じつは立春には決まってこれをやる、なんていうことはありません。実際に、今の時代は立春だからって基本は何もしませんよね?(^^;)

前日の節分に豆まきを行ったりしますが、節分の行事には新しい年に邪気(鬼)を連れていかないように祓う意味があり、新しい1年の無病息災を願います。

豆まきについてはコチラをご覧くださいね。

 

なので、心置きなく立春を迎えることができることになります。

ただ、先に紹介した「立春大吉」のお札を貼ったり、豆腐や生菓子といった縁起のいいものを食べたり…といった過ごし方はあります。

 

お札については、鬼が戻っていった話から、

  • 入り口となる門に貼る
  • 目の高さより上、外から向かって右側に貼る

 

といった風に、見やすい位置に貼ることで悪いものを追い払う効果が発揮されます。

 

  立春とは?その意味についてまとめ

立春は春の始まり、これから暖かくなっていくという意味があります。

前日の節分の方が盛り上がるイメージがありますが、立春にも立春大吉のお札や縁起がいい食べ物があるということを、知っておくといいと思いますよ♪

 

なお節分の食べ物については以下でまとめていますので、ぜひコチラもどうぞ。↓↓

 

 


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