恵方巻きの食べ方と正しいルール4つ!無言で食べる理由は?
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“恵方巻きを食べるときのポイントは?“

 

卵やかんぴょう、かまぼこ、きゅうりなど、いろんな具を巻きこんだ「恵方巻き」、ちかごろでは節分の時期に必ずといっていいほどスーパーで見かけるようになりました。

 

しかし恵方巻きって“決まった方角を向いて食べるもの“というルールがアバウトに広まっていたりするので、「もしかして他にもなんか正しいルールがあるのかな」なんて疑問に思ったりしますよね。

管理人が住む東北でも、ここ最近で恵方巻きが普通になってきたので、ルールが気になっていたのです…。(^^;)

 

食べ方としては、「しゃべらないほうがいい」「恵方を向いてたべる」「切らないほうが良い」などと言われているようですが、一体その理由はなんなのでしょうか?

今回、このページでは、

  • 恵方巻きの正しい食べ方と、そのルールがついた理由は?
  • 恵方巻きを食べる時間は?

 

…といった疑問に対してお答えしていきます。

 

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  恵方巻きの正しい食べ方とルール

  その1:切り分けずに「丸々一本」準備する

まずはじめに恵方巻きの準備として、恵方巻きは一人につき丸々1本用意します。

3人家族なら3本、5人いるなら5本といった感じですね。

 

お家で恵方巻きを作る場合は、中の具は7種類がいいと言われていますが、自由でOKですよ。

 

「なぜ切り分けないで一人に一本用意するのか」という疑問に対しての理由は、恵方巻きは切ってしまうことで“縁が切れる“に通じてしまうからです。

なので福を呼びたいなら、恵方巻きをがんばって1本食べる必要があります…。

細巻きではなく太巻きなので、アレを一気食い…とてもお腹いっぱいになりますね。(^^;)

 

ただこれはひとつの解釈なのですが、もし現在、悪い縁に悩まされている場合は、“悪い縁を切る“という意味をこめて恵方巻きを切り分けて食べるのもアリかもしれませんよ。(笑)

 

まあ現在の縁にとくに悪いことがないのなら、1本そのまま食べるのがテッパンの食べ方かなって気がしますね。

太巻き一本を一気に食べることって、節分くらいしかないですし…。

 


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  その2:「恵方」を向いて食べる

「恵方(えほう)」とは「歳徳神(としとくじん)」と呼ばれる、その年の幸福を司る神さまがいる方角のことです。

いうなれば「恵方」は縁起がいい方角のことなので、その年によって決められた方角を向いて恵方巻きを食べることで、ご利益を得ることができるのです。

 

2017年の方角は「北北西」。

ただ、いまいる場所からこの方角を導きだすのはなかなか難しいかもしれないですね。^^;

その場合は、以下のサイトからグーグルマップで方角を確認することが出来ます。

 

また、スマートフォンをお持ちの方・いまスマフォでこのページを見ている方は、Google Playに「恵方コンパス」と呼ばれるアプリがあるので活用してみてください。

 

  その3:恵方巻きは黙って食べる

恵方巻きは1本すべて食べきるまで、決してしゃべってはいけないと言われます。

これは「恵方」から恵方巻きが巻き込んだ「福」を、食べることで身体に取り入れることができるので、しゃべってしまうと口から福が逃げてしまう…と考えられているからです。

また願い事をしつつ無言で食べきれば、その願いが叶うとも言われます。

 


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  笑いながら食べることもある

ただ、一部では「笑いながら食べる」というところもある様子。

Wikipediaから引用すると、

春が来るのに障害となる”金気”を「笑い」という”火気”で滅ぼす(火剋金)という趣旨で「笑いながら食べる」という人もおり、これは様々である。(引用:Wikipedia…「恵方巻」)

 

「金気」「火気」「火剋金」というのは<五行思想(万物は“木・火・土・金・水“の5つの要素によって成り立っている、という考え方)>と呼ばれるものです。

 

ここでは、いうなれば5種類の手があるじゃんけんのようなものだと考えてください。

  • は木に勝つ
  • は金に勝つ
  • は土に勝つ
  • は水に勝つ
  • は火に勝つ

春は「木」の要素なので、「金」に負けてしまいます。

そのため、「金」に勝てる「火」を強くすることで、「春(木)」のさまたげとなる金気を吹き飛ばしてしまおう、ということです。

 

“喜び“や“笑い“は「火」の要素なので、「金」を滅ぼすことが出来ます。(笑)

 

また、ただ単に「笑うと福がやってくる」、という意味で、笑ってたべる人もいるそうです。

まあ…好きな食べ方でいいのかなって感じですね。^^;

 

  その4:一気にすべて食べきる

恵方巻きを食べる場合は、まるごと1本をすべて食べます。

食べ方は人によって様々で、

  1. 口から離さないようにして一気に食べつくす
  2. 口から離しても、福を取り入れる恵方巻き以外の食べ物を口にしなければOK
  3. しゃべりさえしなければ、口から離したりお茶を飲んでもいい

口から離さないようにして食べ進めると、縁が切れなくていいと言われています。

なので「口から福をこぼさない」といった意味をこめて、一気に食べれる人はぜひ挑戦してみてください。(笑)

 


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ただ、恵方巻きは大きいので、だいたいの人にとっては一気食いは大変かな~と思います。

なので喉につまらせるのが心配なら少しずつゆっくり食べてみましょう、もし無理をして一大事に陥ってしまったら、福も何もありはしませんからね…。^^;

 

こちらの動画では一口ずつ食べているようです。

 

こちらでは一気食い。なかなか大変そう。^^;


ちなみに、一気に食べる場合でも醤油をはじめにつけるのはOKです。

 

  恵方巻きを食べるのは、節分のどの時間がいいの?

もともと「恵方」というのは、節分に限らずその一年間で縁起がいい方角を指しています。

なので恵方巻きを食べるだけでなく、あらゆる物事はその方角に向かって行うのが吉なのです。

いってしまえば恵方巻きは節分の一日のどの時間帯に食べても構いません。

 

ただ恵方巻きは福をまねく目的があるので、豆まきによって邪気をはらってからのほうがいいと思います。

そのほうが快い気分でお願いごとをできますよね。(*^^*)

 

豆まきは一般的に夜(鬼がくるのが夜)なので、つまり恵方巻きを食べるのも夜

「恵方巻き=晩ごはん」としてメニューに決定です。(笑)

 

豆まきは夜であれば問題はないと言えるのですが、実は本来の適した時間帯は深夜だったりします。

詳しいことを知りたいときは、以下のページの「節分の豆まきは何時にすればいいの?」の項目をご覧になってみてください。

 


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  恵方巻きの食べ方とルールまとめ

4つくらいルールがありましたが、恵方を向くことは必須の食べ方です。(でないとただの太巻きになってしまうので。汗)

動画を見るとほとんどの方は「切り分けず・しゃべらないで」食べているみたいなので、「恵方巻きの正しい食べ方を初めて知ったよ」という人はこのルールもぜひ取り入れてみてください。

 

2017年の方角についてはこちらへどうぞ。

「その年の方角の決まり方」についても書いている(かなりシンプルです)ので、来年からの方角もわかっちゃいます。

 

恵方巻きを手作りするぞ~と思っているなら、具材についてのページがおすすめです。

といっても具は好きなものでOKなのですが、アレンジした食材を使用して「サラダ風」や「海鮮風」といった変わった恵方巻きを作ってみても面白いと思います。

 

ちなみに、恵方巻き以外でも節分に関係する食べものは、豆を含めて8つあります。

「北海道や東北の豆まきでは大豆の代わりに落花生を使う」ということや、「節分でそばを食べるのはもともと年越しそばだったから」ということを知っていましたか

地域によって違ってたりするので、多分、ひとつくらいは節分で食べられていることを知らない食べものが見つかると思いますよ。

 

 


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