台風一過の例文と使い方について!「台風一家」は間違い?晴れて猛暑になる理由!

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夏になれば、必ずと言っていいほど一度は到来する台風ですが、この台風が過ぎ去った快晴のことを「台風一過」と呼ぶことを知っていましたか?

「台風一過」を「台風一家」と勘違いしていることもあるようですが、これは間違いです。

この記事では、

  • 台風一過の概要と意味
  • 台風一過を文章や日常で使う上での文例
  • 台風一過の英語での書き方・台風の海外での呼び方
  • 「台風一家」は間違い
  • 台風一過の後に晴れる理由
  • 台風が過ぎると気温が上がる(猛暑になる)理由
  • 台風一過のあとに夕焼けが綺麗な理由
  • 台風の番号・名前の決まり方

 

これらについてまとめていきます。

 

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<台風一過>の意味

<台風一過とは>

たいふう‐いっか〔‐イツクワ〕【台風一過】

台風が通り過ぎたあと、空が晴れ渡りよい天気になること。転じて、騒動が収まり、晴れ晴れとすること。

(引用:コトバンク…「台風一過 タイフウイッカ」)

 

つまりは、

  1. 台風が過ぎた後の快い天気
  2. 騒動が収まって、晴れ晴れとした気分になること

この2つの意味があります。

 

台風が通り過ぎて風雨が収まると、普段と比べても清々しい晴天になることから、快く晴れ渡ったような天候や気持ちを表している言葉です。

よく知らなければ、台風一過を、台風が通ることを直接表していると思うかもしれませんが、正しくは台風が通りすぎた「後」を表現している言葉です。

 

また、強烈に風が吹きすさぶ嵐の様子の後、そこからは想像できないような晴れ晴れとした天候から、騒動が収まった後の気分を現す言葉としても使われます。

たとえ台風が過ぎた後でなくても、清々しい晴天のときは「台風一過のような青空」といった使い方をされることがあります。

 

<一過とは>

いっ‐か〔‐クワ〕【一過】

[名](スル)
1 さっと通り過ぎること。「台風一過」
2 ざっと目を通すこと。

引用:コトバンク…「一過 イッカ」

 

  • 台風一過は、台風が過ぎた後の清々しい天気を指す。
  • 台風が通ることを直接現した言葉ではない
  • 台風が通りすぎた「後」のことを表現しているのが「台風一過」
  • 台風の後の、強烈な嵐の後からは想像できないような快い天候から、騒動が収まった後の晴れた気分を現すこともある

 

<台風一過>の使い方・例文

<天候に対しての使い方>

  • 「台風一過の雲一つない青空が心地よい。」
  • 「台風一過の空は、格別に澄んで美しい。」
  • 「朝から台風一過の真っ青な空が広がっている。」
  • 「台風一過の眩しいくらいの秋晴れ」
  • 「台風一過で今朝は青空。」
  • 「台風一過のおかげで、気分が晴れやか」
  • 「台風一過で、天気が急に回復した。」
  • 「台風一過、秋色がいよいよ増してまいりました。」
  • 「まるで台風一過のような青空」

 

「台風一過」は、<台風が過ぎた後の天気>という意味をそのまま持っているので、このような使い方がされています。

 

Twitterではみなさん日常的にこのような使い方をしています。

 

 

 

 

【台風一過】の日常での使い方

転じて、騒動が収まり、晴れ晴れとすること。

(引用:コトバンク…「台風一過 タイフウイッカ」)

 

この意味を含め、日常で使うとすれば、

  • 「台風一過の職場模様である。」
  • 「引越し作業で忙しかったが、転居も済んで台風一過のような気分である。」
  • 「仕事が終わって台風一過のような気分」
  • 「風雨で臨時休校だったが、台風一過の晴天で今日は登校。」

 

大変なことが過ぎ去ってホッとしたような、晴れ晴れとした気持ちを現すこともできます。

「台風一過のような気分」といった使い方をすると、「嵐が過ぎ去って快い気分」といった意味を含めることが出来ます。

 

【台風一過】を英語で言うと?

「台風一過」を英語で言うと、以下のようになります。

“clear weather after a typhoon has passed”

  • clear weather:晴天
  • after a typhoon has passed:台風が過ぎた後
  • typhoon:台風(タイフーン)

 

英語では台風をタイフーン(typhoon)と言いますが、東経100度~180度の北半球で発達した熱帯低気圧をこのように呼びます。

なので、発生する場所によって別の呼び方があります。

 

  • アジア地域:typhoon(タイフーン)
  • 大西洋:hurricane(ハリケーン)
  • インド洋方面:cyclone(サイクロン)
  • フランス:typhon(ティフォン)

 

なお、台風(typhoon、タイフーン)の語源は中国語の大風(タイフン)から来ています

英語であるtyphoonが中国語読みからの外来語とするなら、音読みである「台風(たいふう)」と「タイフーン(typhoon)」が似ているのもわかる気がします。

そのまんまな印象ですよね。

 

  • hurricane(ハリケーン)=スペイン語のウラカーン(huracan)がなまったと言われる
  • cyclone(サイクロン)=イギリス語のcycle(サイクル)、またはギリシャ語で回るという意味のkyklonから来ているとされる

 

「台風一家」は間違い

台風一過をよく「台風一家」と勘違いしていることがあります

しかしこれは間違いで、先にまとめた通り、「台風一過」は台風が過ぎ去った後の晴れ晴れとした様子を現す言葉です。

「台風(嵐)」が「一過(一つ過ぎ去ること)」すると天気が良くなるので、晴れ晴れとした空や気分を表現したい時に使われます

 

  • 「台風一家」ではなく「台風一過」。
  • 「台風(嵐)」が「一過(一つ過ぎ去る)」すると天気が良くなる様子から、清々しい気分や天候を現す。

 

一過という言葉は「一過性」(一時的であること、すぐ消えること)といった使い方もされます。

 

これがもし「台風一家」であったなら、「台風(嵐)」の「一家(一家族)」という意味になってしまうので、「???」といった意味になってしまいます。

まあ、台風が一度に2つ発生した情報が流れた時は、「台風一家」を使ってもある意味間違いではない気がします。(笑)

 

夏場に一度や二度は必ず訪れる台風ですが、七夕には当たらないで欲しいですね。

個人的には夏の終わりから秋にかけて来る印象なのですが…。

七夕で雨が降る確率と呼び方について!織姫の嬉し涙?願い事は叶うのか!?

 


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台風一過の後に晴れる理由

台風が通過すると晴れになることが多いですよね。

これは、台風が通過すると高気圧が進んでくるからです。

 

高気圧とは、空気の圧力が高い状態のことを指します。

一般的には高気圧が来ると晴れることが多いと言われますが、これは高気圧が圧力によって空気を押し出すため、下降気流が生じて雲ができにくくなるからです。

すると太陽が見えやすくなり、台風の後はより晴れやすくなるのです。

 

下降気流(かこうきりゅう)とは下降流(かこうりゅう)とも呼ばれ、下向きに起こる大気の運動を指します。

高気圧は一般的にこの下降気流を伴うので、雲ができにくくなって、晴れることが多くなるのです。

 

ちなみに低気圧は、空気の圧力が周りよりも低いため、辺りの空気が入り込み上昇気流が生じるようになります。

すると、水蒸気が空に押しやられて雲が発生しやすくなるため、雨が振りやすくなるのです。

 

台風が過ぎると気温が上がる・猛暑になるのはなぜ?

台風が過ぎ去ると、気温が上昇して猛暑になることも多いです。

こうなる理由のひとつに、空気中のゴミが無くなったことがあります。

 

上空にはチリやホコリといったゴミがとどまっており、これらは普段、太陽光の熱を妨げています。

台風はこういったゴミを運んでいくので、太陽の光がより地上に届きやすくなり、気温の上昇につながるるのです

台風は高気圧によって雲をできにくくさせてしまうので、結果的に普段より多い量の太陽の熱が地上に届くようになります。

 

また、台風の風の吹き方にも原因があるとされます。

反時計回りで回転している台風は、気圧が低く、周りの空気を取り込むので、日本の西側を通った時に南の暖かい太平洋高気圧が流れこむことで、気温が上昇するのです。

(※逆に東を通ると北の冷たい空気が入り込むので、寒くなります。)

 

  • 気温が上がるのは、台風が大気中のゴミを運び、太陽光が多く地上に届くようになるから
  • 台風は反時計回りに回っているので、空気を取り込む。南の温かい高気圧が流れこむと気温が上昇する。

 

台風一過の後に夕焼けが綺麗な理由

台風の後は夕焼けが綺麗に見えると言われます。

これは台風が通過するときに空気中のゴミを取り去ってくれるので、空が澄み渡り綺麗に見えるのです。

もちろん夕方までに台風が過ぎ去ってくれないと夕焼けは見れないのですが、この頃は普段と比べて、より美しい夕焼けを見ることが出来ます。

 

ちなみに台風が通過する前の夕焼けも赤く綺麗に見えますが、これも同じ理由で、嵐が来る前に台風がゴミを取り去っているのです。

気温が上昇するのと同じ理由ですね。

 

<▼台風一過の、空が移り変わる様子>

 

台風の番号・名前はどうやって決まる?

台風には「台風○号」といった番号がついていますが、これがどのように付けられているかご存じですか?

 

気象庁では、台風はその年の1月1日から発生した順番に「台風第○号」といった付け方をしています

1月1日から最も早く発生した台風には「台風第1号」という番号付けがされ、以後は2号、3号といった数え方でつけられています。

 

台風には固有の名前も付けられており、これは平成12年の台風第1号に、カンボジアで「像」を意味する「ダムレイ」の名前が付けられたことが始まりです。

これは発生した度に名前がつけられているのではなく、すでに決められた140個の名前が予め準備されていて、順番に付けられていく仕組みです。

一回りすれば初めのダムレイに戻ります。

 

⇒参考:気象庁ホームページ…台風の番号の付け方と命名の方法

 

この気象庁ホームページから、数が多いので日本が命名した名前のみを表にして引用します。星座由来の名前がつけられていますね。

命名した国と地域呼名片仮名読み意味
5日本Tembinテンビンてんびん座
19日本Yagiヤギやぎ座
33日本Usagiウサギうさぎ座
47日本Kajikiカジキかじき座
61日本Kammuriカンムリかんむり座
75日本Kujiraクジラくじら座
89日本Koppuコップコップ座
103日本Kompasuコンパスコンパス座
117日本Tokageトカゲとかげ座
131日本Hatoハトはと座

※気象庁ホームページ(http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-5.html)をもとに表を作成

 

台風は年間において、発生数の平年値は25.6個なので、だいたい5年で台風の名前が一回りすることになります。

星座をもとにしているのは、昔、船の人たちは自分の位置を確認するために星座を目印にしていたことに由来します。

台風は船に乗る人達にとって命に関わる一大事であったため、とくに覚えてもらえるよう星座の名前をつけたのだそうです。

 

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  • その年の1月1日から、最も早く発生した台風から「台風第1号」と付けられていく
  • 台風には固有の名前があり、平成12年の台風第1号に、カンボジアで「像」という意味の「ダムレイ」の名前が付けられたことが始まり
  • 台風の名前には、すでに決められた順番の140個の名前があり、ひと回りすれば初めのダムレイに戻る
  • 日本は台風に星座の名前をつけているが、これは船の人たちが星座を目印にしていたことに由来する。

 

台風は災害として人に被害を及ぼす原因ともなります。

なので、流通している商品やサービス、企業などの名前と被ると、それらが悪い印象を持つようになります。

そのため、特定の商標や商品といったものと被らないようにあまり知られていない星座を使うといった配慮がされているのだそうです。

 

また、特定の名前を持った台風が、人命や経済に記録的な影響を与えた時はその名前は二度と使われないようになる制度もあります

たとえば、「ヤギ」という名前の台風がたくさんの人に被害を与えれば、次にその名前の台風が来た時、被害を受けた人たちにショックを与えることになります。

人々はその名前を聞く度に、その破壊の影響を思いだしてしまうことになるからです。

この配慮は混乱を避けるためでもあります。

 

記録としてその名前は残りますが、他にも日本では世界共通の名前の他に、特に被害が甚大であった台風に対し、独自でその台風の名称を付けています。

(伊勢湾台風など)

  • 台風は災害として被害を及ぼすものであるため、悪い印象を与えないよう、特定の企業や商標といったものと名前が被らないよう配慮されている。
  • 特定の名前をもった台風が、甚大な被害を与えた場合は、その名前は二度と使われないようになっている
  • 日本では、特に被害が大きかった台風には、独自で名称をつけている。

 

台風一過の例文と使い方まとめ

台風一過とは、台風が過ぎてからの晴れ渡った天気を表すことがわかりました。

個人的に、台風にハトやトカゲといった名前がつけられているのは不思議に思いましたが、きちんとした理由があってつけられていたのですね。

 

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