ビタミンC誘導体を美肌効果に活かすコツ!化粧水の購入場所と選び方について!
Pocket

ビタミンC誘導体とは、プロビタミンCとも呼ばれ、壊れやすい性質をもったビタミンCを化粧水などに配合するために肌への浸透性を高くしたビタミンCを指します。

本来のビタミンCは、空気に触れることで酸化がしやすく吸収もされにくいため、肌の内部に届いてからビタミンCが効果を発揮できるように加工されたものがビタミンC誘導体です。

 

また、ビタミンC誘導体には、皮脂の分泌を抑制する作用がある種類も存在するので、敏感肌や乾燥肌といった肌体質の場合は使う化粧水に含まれる誘導体に注意して購入しましょう。

 

 

スポンサーリンク

 

 

美白、鼻の毛穴の黒ずみ、吹き出物、ニキビ跡、シミ、そばかすへの効果

ビタミンC誘導体には以下の様な効果があります。シミやそばかすといった、色素沈着にも有効です。

 

  • [肌]メラニン色素の合成を抑え、シミ、そばかすを予防し、肌を白くする美白効果
  • [肌]抗炎症効果によってニキビの予防
  • [肌]コラーゲンの生成に役立ち、シワやたるみ、ニキビ跡のクレーターを改善
  • [肌]セラミドの合成をうながし、毛穴を引き締める
  • [肌]皮脂分泌を抑えて、毛穴の黒ずみへの対策になる
  • [若返り]細胞を傷つけて老化の原因になる活性酸素を除去
  • [体質・肌]血行を良くして、新陳代謝をアップさせてシミやくすみを改善

 

 

ビタミンC誘導体で肌がカサカサになる?

ビタミンC誘導体には、皮脂の分泌を抑える作用をもつ種類があるため、肌が乾燥しやすい体質の場合はよりカサカサがひどくなる原因になることがあります。

とくに敏感肌や乾燥肌といった場合は注意が必要です。

 

乾燥を起こしやすいのは水溶性のビタミンC誘導体であるとされ、この誘導体の濃度が高いものを選ぶとカサカサを引き起こしやすいとされています。

とくに化粧水といったサラサラとした製品である場合、この水溶性ビタミンC誘導体が使われていることも多いです。

 

敏感肌や乾燥肌なら、ビタミンC誘導体の濃度は3%~6%くらいの化粧水を選ぶとよいと言われています。

これ以上濃度が高くなると刺激性が強くなるので、きちんと濃度を確認して購入するようにしましょう。

逆に脂性肌なら皮脂の分泌を抑える水溶性ビタミンC誘導体は効果的だとされます。

 

 

ビタミンC誘導体の種類

ビタミンC誘導体には両性、油溶性、水溶性の3つの種類があり、それぞれ異なった性質をもちます。

 

 

両性(油溶性と水溶性)ビタミンC誘導体

  • パルミチン酸アスコルビルリン酸3ナトリウム(APPS)
  • イソステアリルアスコルビルリン酸2ナトリウム(APIS)

 

【性質】

油溶性と水溶性の両方の性質を持っているのが、この両性ビタミンC誘導体です。

肌に素早く浸透し、奥まできちんと成分が浸透する性質があります。

皮脂にもなじむので刺激も少ないとされています。

医学的な美白への効果というのがデータとして出ていないとされますが、乾燥もしにくいので敏感肌にもオススメです。

 

 

 

水溶性ビタミンC誘導体

  • リン酸アスコルビルマグネシウム
  • アスコルビル酸エチル

 

【性質】

水溶性ビタミンCは、肌への浸透性が早く、すぐに効果を実感できるのが特徴です。

ベタつきがなくサラサラとしているので、テカりなどの脂性肌の悩みをもつならおすすめしたい誘導体です。

 

ただし、皮脂分泌を抑える作用があるので肌が乾燥しやすくなります。

敏感肌や乾燥肌なら控えたほうが良い誘導体と言えるでしょう。

水に溶ける性質を持つので、美容液などに使われています。

 

 

 

油溶性ビタミンC誘導体

  • テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP)
  • テトライソパルミチン酸アスコルビル

 

【性質】

24時間という長い時間効果が継続すると言われ、時間をかけて肌に浸透する性質があります。

即効性はありませんが、肌表面の油脂となじみやすく、ゆっくりと肌の奥深くまで浸透します。

 

脂に溶けやすい性質があることからクリームやジェルといった製品に使用されます。

また、水溶性のように刺激や乾燥を肌に与えないため、敏感肌や乾燥肌ならおすすめしたいビタミンC誘導体と言えるでしょう

 

 

敏感肌・乾燥肌に有効なビタミンC誘導体化粧水

油溶性はジェルやクリームに使われるので、化粧水としてビタミンC誘導体を選ぶなら、水溶性か両性ということになります。

水溶性ビタミンC誘導体は肌を乾燥させやすい性質をもちますので、多くても5~6%ほどのものを選びましょう

ただし誘導体の配合率を公開していない化粧水も多いので、表記がされているのを選ぶのが安心ですね。

 

 

水溶性ビタミンC誘導体化粧水のオススメ

  • 店舗やドラックストアでは未販売、通販のみ。

おすすめ度:★★★★

こちらは水溶性ビタミンC誘導体であるリン酸アスコルビルマグネシウムを6%含んだ化粧水です。

ニキビ跡や毛穴などに重点をおいた化粧水であり、αはしっとりとした肌触りが特徴です。

 

 

 

両性ビタミンC誘導体化粧水のオススメ

おすすめ度:★★★★★

 

こちらは両性ビタミンC誘導体である、APPSを含んだ化粧水になります。

APPSは水溶性ビタミンC誘導体の100倍という圧倒的な浸透率をもつとされ、肌の内側からハリやツヤを引き出します。

きっちりとしたビタミンCのパワーを浸透させたい時、肌の若々しい弾力が欲しいならオススメです。

香料や着色料も使われていないので、添加物が気になる場合も適しているでしょう。

 

 

 

公式動画

VC100エッセンスローションの詳しい肌へのつけ方について解説した動画です。

動画から要点を抜き出すと以下のような手順になります。

 

  • 500円硬貨大を手にとる。
  • 化粧水を顔の中心から外側に向かってなじませる。
  • 顔のすみずみまで丁寧にのばす。
  • 仕上げで、10秒ほど手のひらでやさしく包み込むように押さえて浸透させる。
  • ※毛穴が気になる部分には重ねづけをするとよい。

 

 

 

脂性肌に有効なビタミンC誘導体化粧水

脂性肌の場合、水溶性ビタミンC誘導体が入っている化粧水を選ぶと、皮脂の分泌を抑え、サラサラとした効果を得ることができます。

ただしあまりにも長く使うと、脂性肌でも刺激が肌に加わる可能性があるので、使いながらご自身の肌の調子と相談して使うことが大切です。

 

おすすめ度:★★★★

 

L-アスコルビン酸リン酸エステルナトリウムと呼ばれる水溶性ビタミンC誘導体が6%含まれています。

リン酸アスコルビルMgより多少刺激がある成分と言われていますが、臨床的な結果は出ているとされます。

とくに美白効果に重点を置いた化粧水で、肌の褐色になった色素沈着にも有効です。添加物の使用も控えてあり、保湿成分にはクマ笹水を使い工夫を凝らしてあります。

 

 

公式動画


HABA薬用ホワイトレディの公式動画です。

以下、動画から要点を抜き出しました。

 

  • 手のひらに4~5プッシュ出し、広げる。
  • 顔全体に丁寧になじませる。

 

 

 

油溶性ビタミンC誘導体のオイルのオススメ

油溶性ビタミンC誘導体は、乾燥に対する保湿にも使えます。油に溶けるので、必然的にオイルやクリームといった製品に多く見られます。

オイルは基本的にクリームやジェルなどをすべて付け終わった最後がよいとされます。

 

 

トゥベール油溶性ビタミンC誘導体100%オイル

おすすめ度:★★★★

 

テトラヘキシルデカン酸アスコルビルを100%含んだ美容オイルです。きめ細かい肌にし、ニキビにも有効で毛穴を引き締めます

100%という高濃度ですが油溶性はもともと刺激が少ないので、肌が敏感でも安心して使うことが出来ます。

冷蔵庫保存なので、長く使う時は管理に注意しましょう。

 

 

 

monday moon保存料不使用のオイル

おすすめ度:★★★★

 

こちらは配合率が0.5%-5%なので、手持ちのオイルにまぜて使うことが主とされます。

もちろん、毛穴やシミが気になる部分にそのまま使ってもいいです。

保存料、香料、着色料無添加で、油溶性ビタミンC誘導体であるテトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)が含まれています。

 

防腐剤も使っておらず、マンデイムーンは刺激物を使わないことにこだわっているので、敏感肌にもおすすめです。

オイルはゆっくりと浸透していきますので、ビタミンC特有の乾燥感もありません。

 

 

ビタミンCとビタミンC誘導体の違い

ビタミンC(ピュアビタミンC)は酸化がしやすい特徴をもちます。

 

ビタミンCにはコラーゲンの生成や、紫外線から肌を守るといった作用があるのですが、空気に触れるとすぐに悪くなるため、そのまま化粧水の成分に利用すると、ボトルを使いきる前にビタミンC本来の効果が損なわれてしまいます。

それにビタミンCそのままだと肌への吸収率も悪いとされます。

これらの部分を補うために加工されたのがビタミンC誘導体です。

 

つまり、本来のビタミンCがもっている酸化しやすい、浸透率が悪いといった欠点をなくし、ビタミンCの効果をより多く肌に届けるためにビタミンC誘導体は化粧水に配合されているのです

 

 

  • ビタミンC=酸化しやすく、肌に浸透しにくい、そのままの形。
  • ビタミンC誘導体=肌にビタミンC本来の効果を届けるために、浸透しやすく、酸化もしにくい形にビタミンCを加工したもの。

 

 

「ビタミンC配合」と「ビタミンC誘導体配合」

「ビタミンC配合」と書いてある場合、加工していないビタミンCをそのまま使っていますので、悪くなるスピードが早い上に浸透性も悪く、乾燥もしやすいです。

「ビタミンC誘導体配合」と書いてあるなら、浸透率を考えて加工されていますので化粧水や美容液として選ぶなら基本的に誘導体を選びましょう。

 

 

ビタミンCは誘導体と一緒に塗ったほうが良いのか?

肌に塗ることだけが目的なら、ビタミンC誘導体だけで十分です。

なぜならビタミンC誘導体は、ビタミンCが肌に吸収しやすいように加工したものだからです。

むしろビタミンCをそのままつけると、肌に刺激が加わるので、敏感肌や乾燥肌の場合カサカサがひどくなる原因になります。

 

なのでビタミンC誘導体さえ肌に塗ってしまえば、ビタミンCは必要がないということになります。

肌に直接効果がほしいだけなら、ビタミンCを一緒に塗ることはありません。

 

ただし、ビタミンCを内服として身体にとり入れることは、内側からの免疫力の強化、風邪予防やコラーゲン生成に影響すると言われますので、美容を気づかうなら食事によるビタミンC摂取も行うことがおすすめです。

 

ビタミンCのサプリについてはこちらの記事へどうぞ。

 

 

肌体質ごとのビタミンC誘導体の選び方

  • 両性ビタミンC誘導体…乾燥肌、敏感肌でも使える。脂性肌もひどくなければ。
  • 水溶性ビタミンC誘導体…サラサラとして皮脂の分泌を抑えるので脂性肌に。
  • 油溶性ビタミンC誘導体…ゆっくりと馴染むため低刺激。乾燥肌、敏感肌に。

 

油溶性ビタミンC誘導体は、水にはとけないので、化粧水には使われません。

クリームやジェルに活用されています。また水溶性ビタミンC誘導体を乾燥肌や敏感肌で使うなら、5%ほどにとどめておきましょう。

 


スポンサーリンク


 

ビタミンC誘導体をつける順番

基本的に、スキンケアは洗顔後すぐに行いましょう。

水に濡れたあとの肌は乾燥しやすいので、タオルでやさしく水滴を拭き取ったら保湿のための化粧水や乳液を付けます。

ビタミンC誘導体の有無にかかわらず、化粧水は一番最初につけるのがよいとされています。

洗顔後に必要なケアの順番をきちんと理解しておきましょう。

 

その1、化粧水

ビタミンC誘導体が入った化粧水を、たっぷりと肌に染み込ませます。

化粧水それぞれで顔につけるためにおすすめされる量は違いますが、手に取るのはだいたい500円玉硬貨くらいの水分でいいでしょう。

コットンにつけるなら、布の全体がひんやりとするくらい染み込ませてください。

 

顔の内側から広げるようにやさしく手で包み込み、全体にまんべんなく化粧水を行き渡らせます。

塗り残しがあるとそこだけ乾燥しやすくなりますので、顔全体に馴染むようにつけましょう。

 

 

その2、美容液

美容液は、化粧水よりしっとりとしているものが多いので、化粧水よりは少なめでもいいとされます。

しかしあまりに量を控えても美容効果が得られず本末転倒なので、保湿に十分な量を手に取るようにしてください。

顔全体になじませ、手でやさしく浸透させます。

 

目元や口元はとくに忘れがちなので、注意してつけてくださいね。

だいたい化粧水と踏まえるべきつけ方は同じですが、浸透させることを意識するのは忘れないようにしましょう。

 

 

 

その3、乳液

美容液がきちんと浸透したと手で感じたら、乳液を付けます。

乳液には油分が含まれているので、フタの役割をし、肌の表面から水分が蒸発するのを防ぐことができます

 

ポイントは、まだ若干美容液の水分が顔の表面にある場合は少し乳液をつけるのが早いです。

だいたい美容液をつけてから2~3分ほどで乳液をつけるのに最適なコンディションになります。(手でおさえている間に経つと思います。)

 

だいたい100円玉くらいのサイズの量を手に取り、両手でこすりあわせ、広げます。

優しくおさえるように顔の全体になじませ、とくに乾燥が気になる部分には念入りに浸透させるようにしてください。

 

 

 

その4、クリーム

クリームは乳液より重みがあってしっとりとしています。

そのため用途としては、夜眠る前の保湿によいと言われます。

乳液より油分が多いので、とくに乾燥が気になる部分(目元や口元など)にピンポイントに使うのがコツになります。

 

 

 

その5、オイル

オイルはすべての段階が終わった仕上げとして行います。

量は2、3滴を手に取り、手のひらでよく混ぜ合わせて顔全体になじませます。

ポイントは大量につけるとベタベタになってしまうので、多くても3滴ほどの量にとどめておくことです。

 

油溶性ビタミンC誘導体が入ったオイルでも、多く手に取る必要はありません。

乳液やクリームをつければ必要がないこともありますので、お使いになっている基礎化粧品の種類を確かめて順番を組み立てるといいですね。

 

 

 

肌状態が悪い時にビタミンC誘導体を使って良いのか?

まず水溶性ビタミンC誘導体なら、高濃度のものを使うと肌に刺激がかかり、よけいにニキビや炎症がひどくなる可能性があります。

敏感肌や乾燥肌の場合、肌状態によっては水溶性だと5%ほどでも染みることがありますので、ビタミンC誘導体は油溶性や両性を選ぶことがよいと言えます。

 

ほかにも保存料や着色料といった添加物も刺激になりますので、できるだけ無添加の製品を選びましょう。

脂性肌でお困りなら水溶性を使ってみてもいいですが、オイルなどの使用は避けたほうが無難です。

 

 

 

 

ビタミンC誘導体の購入場所

ご紹介した化粧水は、ドラックストアなどでも取り扱っている製品もありますが、もちろん通販での購入でもいいでしょう。

ドクターシーラボやHABAは各店舗やドラックストアでの店頭購入もできますが、トゥベールやマンデイムーンは通信販売でのみしか取り扱っていません。

もし店頭で購入したい製品があるなら、まずは各店舗の検索を使うと良いでしょう。

 

 

 

ビタミンC誘導体まとめ

ビタミンC誘導体には、両性、油溶性、水溶性の3つがあるので、これらの性質をよく理解し有効につかいましょう。

 

  • 油溶性=肌にゆっくりと浸透し刺激が少ない。
  • 水溶性=即効性があり馴染むのも早く、サラサラとしている。脂性肌にはオススメ。
  • 両性=水溶性と油溶性の両方の性質を持つ。肌の奥まで届き、肌への負担も少ない。

 


スポンサーリンク


Pocket