“入学祝いのお返し「のし」の書き方や名前は?“
“どんな水引を選んだら良い?“
親戚などから入学祝いをもらって、お返ししようと思ったときには、きちんと“のし“をつけて贈りたいと考えると思います。
しかし、その時に気になるのがのしの表書きや水引のマナー…。
水引の色は何色か、名前は誰にすれば良いのか?などという部分について、ギモンに感じると思います。
今回まとめていく内容はコチラ。
<このページに書かれている内容>
- のしの選び方(水引の色・結び目)
- のしの表書き(上段と下段)
- お返しを渡す時期
- 品物には手紙を添えるのがオススメ
はじめに、入学祝いのお返しに適した“のし“の選び方から書いていきたいと思います。
記事内容(項目をクリックすると飛べます)
のしの選び方…水引の色や結び目は?
まずはじめに「のし」の水引についてですが、色は紅白のものを選びます。↓
水引は上の画像の赤丸で示された部分になります。
続いて結び目ですが、入学祝いのお返しの場合「蝶結び」を選びます。↓
蝶結びは端を引っ張れば簡単にほどけて結び直せることに由来して、「何度あっても良いこと」に使われます。
↓ちなみに、こちらは「結びきり」といって、結び目が固く簡単にほどけないことから「二度とあってはいけない」お祝い(結婚祝いなど)や弔事などに使われます。
のしの表書き
上段(水引の上)
まず上段の表書きについてですが、蝶結びの上に「内祝」または「入学内祝」と書きます。
どちらでもOKですが、のしとのバランスを見てどっちがいいかな~と決めてみてください。^^
画像では、文字のサイズの都合で「内祝」にしています。(笑)
下段(水引の下)
続いて下段に書く名前ですが、ここには「入学祝いを贈られたお子さんの名前」を書きます。
基本的には「フルネーム」なのですが、小学校に入学する子どもであれば下の名前だけでも可愛らしい印象になっていいと思います。
中学生以降からはフルネームで記入していきましょう。
お返しの“のし“は基本的に「内のし」が良い
品物にのしをかけるときは、2つの方法があります。
ネットショップでギフトを購入するときでも選べることがあるので、ご紹介しておきますね。
- 外のし:包装紙の上からのし紙をかける(のしが外に出て露出する)
- 内のし:品物にのしをかけてその上から包装紙をかける(のしが内側に隠れる)
外のしは表書きがすぐに見えてわかりやすいため、贈りものを強調したいときに使われます。
一方で内のしは、包装紙によってのしが隠れてしまうため、控えめな贈りものに適しています。
入学祝いのお返しは内祝いなので、内のしにするのが適しています。
しかし、現在ではお祝いに対してのお返しを贈ることを「内祝い」と捉えられるようになっています。
つまりは相手の喜び事をお祝いするものではないので、入学祝いのお返しには控えめに見える「内のし」のほうが基本的には適しているのです。
入学祝いのお返しを贈る時期
のしをつけてしまえば、あとは贈るだけとなりますね。
お返しを贈る時期としてちょうどいいのは「入学式が終わってから一ヶ月以内」が目安となります。
あまり遅くなってしまうと、「いまさら!?」「なんのお返し!?」みたいな印象を与えてしまうので、マナー違反です。
入学式が終わったのを合図にして、お返しの準備をきちんと始めるようにすれば、遅くなるようなことはないと思います。
なお、「急ぐのが嫌だから早めに準備をしておきたいな~」という用意周到な人は、お返しには日持ちがする食べ物(ジャムなど)や、入浴剤など食品以外の消耗品を選ぶのがオススメです。
その場合でも入学式が終わったらお返しを贈るようにしましょう。
お返しの品物はこちらで、食べ物や生活用品など人気のものをまとめています。
品物には手紙を添えるとなおよい
品物を贈ってのお礼も大切ですが、入学式が終わった後にお返しするなら品物にお手紙を添えてお礼を伝えるのもいい方法です。
プラスして写真入りにするとより喜ばれます。
入学式の写真や子どもの制服姿が手紙にあることで、入学式が無事終わったこと、学校生活が現在始まっていることの報告にもなるのです。
また、「子どもに贈られた」と考えられる入学祝いにはお返しは必要ないというのが本来のマナーです。
と言っても世間的には入学祝いにお返しをする人は多いのですが、たとえ品物を贈らない場合でも、手紙などで気持ちへのお礼は言っておきましょう。
入学祝いのお返し(のし)まとめ
のしは基本的には紅白の蝶結び、表書きの名前は子どもの名前を書きましょう。
入学式が終わってから贈るようにし、手紙を添えられるとよりグッドなお返しになります。
入学祝いの金額相場や人気の品モノについてはこちらのページでまとめているので、現在何を贈るか検討中ならご覧になってみてくださいね。
なお、お手紙の例文はこちらで紹介しています。(子供から、親からの両パターン)
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