一年に一回、お小遣いが増えるお年玉は子供にとってお正月の最大のイベントです。
あのおじさんはいっぱいくれる~!なんて、もらう側の頃はワクワクしたものですが、お年玉を準備する側に回れば金額に悩むところですよね。(汗)
子どもにあげると言っても幼稚園児と中学生・高校生では年齢によって求められる金額が違いますし、その子との関係性(親戚なのか、自分の子供なのかなど)によって、渡すお金は変わってくるでしょう。
高すぎず低すぎず、適した金額であげるために、今回は年齢や関係に見合ったお年玉の相場をまとめてみました。
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まず、お年玉をあげる相手は?
一般的にお年玉をあげる相手は以下のようになっています。
- 姪や甥
- 自分の子供
- 孫
- 友人の子供
- 親戚の子供
- 近所の子供
- 歳の離れたいとこ
自分の子供にはあげない場合も意外とありますが(私の家でも母親はくれませんでした)、一般的にはこのくらいの範囲となっているようです。
歳の離れたいとこだと、渡すとしても中学校くらいまでになるのだそうです。この関係でお年玉をあげるかどうかは家庭それぞれの事情や地域によって違ったりもします。
いとこに渡す場合は叔父さんや叔母さんに相談しておいたほうが良いかもしれないですね。
※お年玉は目上の人が下の人にあげるものなので、上司などの子どもにお年玉をあげると失礼に当たります。
渡したい場合は、年齢に適した品物(お菓子や図書券など)を「お年賀」として贈りましょう。
0歳~3歳(赤ちゃん)のお年玉平均額
まず0~2歳の乳幼児はお金の意味がまだわかっておらず、物心がついていません。
なのでそもそも、この頃からもうお年玉を渡す必要があるか?と聞かれると、絶対ではなく、あげない人も多く見られるようです。
お金をお年玉として渡す場合は、関係性を問わず1000円くらいが平均額となっているようですが、この年齢だと、お金は本人ではなく、まだ親に預ける必要があります。
なので赤ちゃんにはお金の代わりにおもちゃやお菓子、絵本、ぬいぐるみをお年玉として渡すことがあるようです。
むしろこちらのほうが本人に直接喜んでもらえるので、良いかもしれないですね。
3歳~5歳(幼稚園~小学校入学前)のお年玉平均額
幼稚園の年齢から小学校に入るまでの子どもの場合、紙のお金だと1000円~2000円が平均しているようです。
多くても、3000円位のようですね。
ただ、小さい子供は硬貨のほうがお金としてわかりやすいみたいなので、「500円玉」をキャラクターのポチ袋に1つ入れて渡すと喜んでくれるようです。
<関係性ごとの平均金額>
関係性 | 金額 |
姪や甥 | 1000~3000円 |
自分の子供 | 1000円 |
孫 | 2000円 |
友人の子供 | 1000円 |
親戚の子供 | 平均額と同じくらい |
近所の子供 | 1000円 |
歳の離れたいとこ | 甥や姪に渡すくらいの金額 |
小学校低学年(1~3年生)のお年玉平均額
小学校低学年だと、平均額が1000~3000円位となっており、幼稚園の頃のように500円位になることはほぼないようです。(1000円以上だと思っていたほうが良さそう)
1~2年生位ならまだ1000円、2000円位でもよさそうですが、3年生にもなると大分お兄さん、お姉さんらしくなってきますので、3000円位あげても良さそうです。
兄弟がいる場合、小学生にもなるとお年玉の金額で喧嘩したりもしますので、その年ごとに金額を変えたりせず、できるだけ年齢(学年)ごとに決まった金額を設定しておくことをおすすめします。
弟や妹には大きくなったら同じ額をもらえる、ということを理解してもらいましょう。
<関係性ごとの平均金額>
関係性 | 金額 |
姪や甥 | 1000~5000円(3000円が多い) |
自分の子供 | 3000円 |
孫 | 3000円 |
友人の子供 | 1000円~3000円 |
親戚の子供 | 平均額と同じくらい |
近所の子供 | 1000円~2000円 |
歳の離れたいとこ | 1000円〜3000円 |
小学校高学年(4~6年生)のお年玉平均額
高学年の4~6年生にもなると金額が上がり、3000~5000円位が平均金額のようです。
細かく分ければ、小学校4年生はまだ中学年に当たりますので3000円位でもよさそうですが、6年生にもなれば5000円位でも多すぎではないです。
<関係性ごとの金額>
関係性 | 金額 |
姪や甥 | 1000~6000円(5000円が多い) |
自分の子供 | 5000円 |
孫 | 5000円 |
友人の子供 | 2000円~3000円 |
親戚の子供 | 平均額と同じくらい |
近所の子供 | 3000円 |
歳の離れたいとこ | 2000円〜5000円 |
中学生のお年玉平均額
中学生の平均金額は、5000円が相場でほぼ固定されているようです。
身体も大きくなってきて大人に近づいてくる年齢ですが、一番多感な時期なので少なすぎると納得してくれませんし、多すぎてもよくありません。
5000円位だといい具合に使うことができるので、ちょうどいい金額ではと思います。
<関係性ごとの金額>
関係性 | 金額 |
姪や甥 | 3000~10000円(5000円が多い) |
自分の子供 | 5000円 |
孫 | 5000円 |
友人の子供 | 3000~5000円 |
親戚の子供 | 平均額と同じくらい |
近所の子供 | 3000円 |
歳の離れたいとこ | 3000円〜5000円 |
近所の子供は、お付き合いで渡すといった印象が大きく、5000円も必要ないと思う人が多いようです。
高校生のお年玉平均額
高校生にもなると、もう随分と大きくなっていますので1万円を渡す人も増えてくるようです。
金額も上がる傾向があるようで、高校生へ渡すお年玉の平均金額は5000円~1万円となっています。
ただすべての人が1万円渡すというわけではなく、あくまで5000円以上渡す、というのが目安になっているようです。
<関係性ごとの平均金額>
関係性 | 金額 |
姪や甥 | 5000~10000円(10000円が多い) |
自分の子供 | 10000円 |
孫 | 5000円~10000円 |
友人の子供 | 5000円(あげない場合もあり) |
親戚の子供 | 平均額と同じくらい |
近所の子供 | – |
歳の離れたいとこ | – |
高校生にもなってしまえば、近所の子どもや友人の子供にはお年玉はもうあげないことが多いようです。
歳の離れたいとこにも、中学生までであげるのは終わりでも大丈夫だと思います。
18歳以上になってしまったらお年玉はどうする?
一般的に高校生まではお年玉はあげる風習となっていますが、高校を卒業すると社会人か、大学生なのかに分かれます。
一応まだ未成年なので、19歳まではあげるべきか?というのは意見が分かれるようです。
未成年まではまだ子供、といって成人式を迎えるまではあげるという話や、大学を卒業するまで(就学中)は渡すという場合、社会人として働きだしたらもうお年玉は必要ない、という意見もあります。
こういうのは親戚間での話し合いが必要となりそうですね…。
ただ、私のいとこのお姉さんは、高校を卒業した後都会で頑張っていたので、祖父からお年玉をもらっていました。
なんていうか、応援の気持ちを込めたり、普段なかなか会えない人には渡しても良いかもしれないですね。
結局は相手との親しさや気持ちで決まるのかもしれません。(^^;)
おまけ:お年玉をあげるときのマナー
今回は金額の話でしたが、最後にお年玉を準備する際のマナーをまとめてみました。
せっかくなので、これらを意識してお年玉を渡してみてくださいね。
- お年玉はポチ袋に入れる:お札・小銭を何にも入れずそのまま渡すのはNG
- 喪中の際は紅白の水引のポチ袋を避け、無地のポチ袋に入れる:喪中でもお年玉をあげてOKですが、新年を祝う言葉は使わないよう注意です。
- 表書きのマナー:小さな子に渡す普通のお年玉なら「おめでとう」「おとしだま」。喪中では「お小遣い」。
- 目上の人の子供にはお年玉を渡さない:「お年賀」として商品券や品物をあげましょう。
- 新札をつかうと良い
- お金の入れ方:紙幣は3つ折りにして天地が逆にならないように入れます。硬貨もポチ袋に表になるように入れます。
ポチ袋には袋の左上に渡す子の名前を書いておくと、渡す相手を間違えずにすみます。
このとき、できればメッセージを一言添えておくともらった側は嬉しいものです。
調べたら、お年玉として渡すお札は新札であると良いとされています。
ただ私がもらったときは折り跡がないお札が全てではなかったので、必須ではないかなーと思います。(お金であることには違いはないので)
なおマナーと言うほどではないですが、小さい子には好きなキャラクターのポチ袋に入れてあげると喜んでくれそうですね。
お年玉の相場まとめ
お年玉は多すぎず少なすぎず、その年齢や関係に適した金額を渡すようにしましょう。
お年玉の金額は、家によっても相場はまた違っていたりもします。
なのでまずは親戚に相談するのが一番早いかもしれないですが、今回の内容が参考になっていたら幸いです。
個人的には、気持ちの大きさが金額にも左右していそうです。(笑)(がんばっている子にはあげたくなるよね)
年末年始であれば、年賀状も準備する人は多いと思います。
元旦に年賀状を届けるための出す期間、あるいは出していない人から年賀状が届いてしまったときの返信期限については以下のページがそれぞれ詳しいです。
年末・年明けに年賀状は欠かすことのできない行事なので、ぜひお年玉の相場と合わせて知っておきましょう。
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