神奈川県の江ノ島で行われる「江ノ島天王祭」は、江島神社の末社である八坂神社の例祭で、7月の第2日曜日に江の島の八坂神社と腰越の小動(こゆるぎ)神社が天王祭を一緒に行います。
湘南の初夏の風物詩として、「神奈川の祭り50選」にも選ばれているお祭りです。
八坂神社の神輿が海を渡る海上渡御も行われます。
今回はこのお祭りの時間やスケジュールについてまとめてみました。
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<2016年>神輿海上渡御の時間
2016年の神輿海上渡御(かいじょうとぎょ)は、11時から行われます。
神輿の到着時間は多少前後することがありますが、11時を目安として早めに着いておくといいでしょう。
江の島弁天橋(の地図はこちらです↓)近くで行われ、約30分ほどの時間となっています。
神輿は祭典後に出発し、島入口に着くと、神輿の担ぎ手達が「ヨイヨヨイヨ」といった担ぎ声とともに海に入っていきます。
天王祭は須佐之男命(スサノオノミコト)と同一神といわれている牛頭天王を祀る祭礼で、小動(こゆるぎ)神社と八坂神社の行合祭です。
その昔、津波で小動神社の御神体である須佐之男命の木像が流されて、江ノ島の漁師が拾い上げて八坂神社に祀ったことが由来とされています。
須佐之男命は荒ぶる神であったことから、夏の疫病や災いを祓いのける威力を持ち、人々を悪疫から守ってくれると言われていたそうです。
つまりはこの神事が行われるのは病などから守るための意義も加わっています。
ちなみに天王祭の同じ時期には祇園祭も同時に行われますが、天王祭と祇園祭は同じ神事と考えられているそうです。
2016年江ノ島天王祭の時間とスケジュール(日程)
2016年の江ノ島天王祭は、7月10日(日)に行われます。
<当日10日のスケジュール>
- 9時30分~:祭典のスタート。発輿祭が江島神社で行われます。
- 10時~:祭典が終了し、発輿。石段を下りていき、神社から神輿が出発します。
- 11時~:海上渡御。海に入る支度をし、江の島弁天橋近くで担ぎ手とともに30分ほど海上渡御が行われます。
- 12時30分~:江の島内で東浦祭典。
- 13時前~:発輿(東浦)
- 14時~:神輿は江の島弁天橋を渡って対岸に行きます。龍口寺前に着くと小動神社の神輿が出迎えて合流します。
- 15時~:小動神社着御祭。八坂神社と小動神社の宮司が挨拶を交わします。
- 16時10分~:江ノ島に戻るため、神輿が小動神社を発輿します。
- 18時:江島神社で還御祭。
※時刻はお祭りの進行状況によって前後することがあります。
祭典が終わった後、江島神社から神輿が出発するときには、「天王囃子(てんのうばやし)」と呼ばれる天狗の道案内とともに急勾配の参道を進んでいきます。
龍口寺前で小動神社の神輿と合流したのち、ここからは2つの神輿による合同渡御となります。
なお、スケジュールに関しては江島神社のホームページも参考になります。
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会場のアクセスと場所
赤のしるしが江島神社、緑が小動神社となっています。
- 日程:2016年7月10日(日)
- 会場:江島神社から小動神社
- 住所:神奈川県藤沢市江の島
- 電話番号:0466-22-4020(江島神社)
スタートは江島神社の祭典からなので、お祭りの始まりの時間から行くなら江島神社に向かいましょう。
海上渡御を見たい場合、神輿は江ノ島大橋際から浜辺に下ります。
海に入る準備は11時からスタートしますので、前日あるいは午前中から道などを把握しておくと良いでしょう。
電車でのアクセス
赤のしるしが神輿の出発する江島神社、緑が最寄り駅である小田急「片瀬江ノ島駅」、青がアクセス可能な江ノ島電鉄「江ノ島駅」です。
調べた所、 小田急「片瀬江ノ島駅」でも江ノ島電鉄「江ノ島駅」からでも、江島神社までは徒歩15分ほどだそうですが、どちらにしても結構な距離がありますので、だいぶ歩くことになるかと思われます。
京浜急行バスがあるためバスを利用するという手段もありますが、バスは江ノ島の入り口までしか止まらないため、江島神社までは普通に歩いたほうがよさそうです。
バス停の場所
赤が江島神社、江島神社の最寄りバス停が黄色のポイントの「江ノ島」、青が駅付近のバス停「江ノ島海岸」「龍口寺」。
緑はアクセス可能な2つの駅です。
土曜日だと渋滞の可能性もありますので、駅からはやはり歩きのほうが勧められます。
車でのアクセス
緑が保土ケ谷IC、赤が江島神社です。
車の場合、横浜新道新「保土ケ谷IC」から国道1号を経由し、1時間ほどで着きます。
駐車場は近隣に有料の駐車場があるとのことです。
詳細な駐車場の場所については調べても出てこなかったので、江島神社の交通アクセスのページが参考になるかと思います。
(※リンク先ページの一番下に<駐車場のご案内>という項目があります。)
近隣の宿泊施設について
江ノ島天王祭の行われる場所から近い宿泊施設を調べてみました。
近隣の宿には以下のような場所があります。
<片瀬江ノ島駅、江ノ島駅に近い宿泊施設>
- ほてる汐彩
- ほてる彩夏
- 紀伊国屋旅館
<江島神社に近い宿泊施設>
- 湘南江の島 御料理旅館 恵比寿屋
- 岩本楼本館
るるぶトラベルで調べた所、このうち評価順でもっとも評判なのは「ほてる汐彩」、次が「ほてる彩夏」でした。
この2つの宿泊施設を紹介します。
ほてる汐彩
赤の地点が宿泊施設、青が江島神社、緑がアクセス可能な2つの駅となっています。
ほてる汐彩は江の島駅より徒歩5分でつく立地が良い宿泊施設です。
じゃらんの口コミでは、目の前は海で窓からも景色が見え、周辺にはコンビニやレストランなど、手軽な買い物をできる場所もあり、利便性には事欠かない環境だそうです。
車で行きたい場合は、駐車場は予約が必要で2台しかありませんが、満車の時は別の駐車場に案内してくれるそうです。
駐車場はどちらも有料で一泊1500円とのこと。
- 住所:〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸1-7-3
- 電話番号:0466-22-4241
- チェックイン:16:00 (最終チェックイン:21:30)
- チェックアウト:10:00
- 宿泊予約:ほてる汐彩の詳細はこちらから
ほてる彩夏
こちらもアクセス良好で江ノ島駅から2分でつきます。
江ノ島の観光には良い立地ですが、シーズンのときにはホテルへ付くまで渋滞しますので公共機関の利用がお勧めです。
口コミでは、コンビニも側にあり朝は無料サービスでパンがついて大変美味しいと評判でした。
車の場合、駐車場は15台、無料ですがあらかじめ連絡が必要となります。
- 住所:〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸1-11-22
- 電話番号:0466-22-4246
- チェックイン:16:00 (最終チェックイン:21:00)
- チェックアウト:10:00
- 宿泊予約:ほてる彩夏の詳細はこちらから
江ノ島天王祭まとめ
海上渡御は11時からなので、前日や午前中から場所を把握しておくといいですね。
初夏ですから汗もでますので、水分補給を忘れないように水筒などがあるといいでしょう。
帽子などの紫外線対策や虫よけスプレー、スマートフォンなどの連絡手段も忘れないように注意です。
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