ローズヒップハーブティーの効果と利点、ビタミンCを上手に採る飲み方
Pocket

ローズヒップハーブティーの効果・効能


ローズヒップはバラ科バラ属の植物で、お茶にするときは果実を使います。
ハーブの中でもとくにビタミンCが豊富なことで有名なハーブです。

一般に、ビタミンCの1日の摂取量は男女共通で100mlと言われています。

 

たとえば、レモンはビタミンCの代表としてよく例に挙げられますね。
レモン100gあたり、約100mlのビタミンCが含まれていると言われています。

レモン100gはだいたい1個分ですが、レモンを一つまるごと食べる人はいませんので、
効率的に摂取したいならローズヒップがおすすめです。

 

スポンサーリンク

 

ローズヒップのビタミンC含有量

ローズヒップはレモン果汁の約20倍というとんでもない量のビタミンCを含み、
グラムで換算すると、100gで約2000mgという量になります。

そこから「ビタミンCの爆弾」とも呼ばれ、自然界の中では、
世界で最も多い含有量を誇っています。

 

ローズヒップ以上にビタミンCを含む食品というのは、
私も未だに聞いたことがありません。
一回の摂取でも、十分な量が採れてしまいますね。

普段、ビタミンCが多くて食卓にならぶ食品というのは、
いちごやオレンジ、ピーマンやキウイなどが挙げられますが、
これらの食品と数値を比較しても、ローズヒップのビタミンCの含有量は
かなり豊富であるといえます。

 

ビタミンCが多い食品は以下に挙げられます

(100gあたりのビタミンC含有量)
・いちご      38mg
・オレンジ     40mg
・キウイフルーツ  69mg
・赤パプリカ    170mg
・レモン      100mg
・モロヘイヤ    65mg
・アセロラジュース 120mg
・ピーマン     76mg
・柿        70mg
・パパイヤ     50mg

 

たとえば、中くらいのサイズのいちごをパックで購入すれば、
6粒くらいで100gの数値を満たせます。

キウイだったら1個分、赤パプリカやオレンジだったら3分の2ほど。
主に果物のほうが、加熱をしないで食べることができますので、
摂取しやすい例になります。

 

※ビタミンCは水溶性、つまり、水に溶ける性質があります。
ブロッコリーやモロヘイヤを湯せんすると
鍋の煮汁に溶けてしまいますので、表記よりビタミンCの数値が下がります。

 

熱に弱いビタミンCが守られている

ビタミンCは、熱を加えると壊れやすいデータが出ています。

しかし、ローズヒップに含まれるビタミンCは、ビタミンPと呼ばれる物質が
守っているので、熱めのお茶として煎れても壊れにくい性質があります。

なので、ハーブティーとしてローズヒップを摂取することは
ベストかつ、手軽にビタミンCを取る手段としておすすめです。

 

ビタミンCを摂取したいと思っても、毎日果物や野菜を揃えておくのは
大変です。なぜなら、生ものですし日持ちがしません。

ですが、茶葉はあらかじめ、専門店などで一回買っておくと
好きなときに淹れることができます。

すぐには悪くならないので、必要なときに摂取できるよう、
買い置きしておくのもいいですね。

 

スポンサーリンク
 

ビタミンCの効能

肝心のビタミンC自身の効能ですが、以下の点があげられます。

 

美容によい成分と免疫機能の強化

・美白効果
いわゆるメラニン色素の沈着を防いでくれます。
メラニンは、紫外線や外部刺激(ニキビを触ったりなど)による影響で
肌に負担がかかることで、生まれる黒色の色素です。

ビタミンCはメラニンの沈着を阻害し、肌の白さを保ちます。
・コラーゲンの合成を助ける
コラーゲンは肌のしわを防いでくれたり、傷の治りをよくしたりします。

また、髪や爪のツヤにも影響します。
爪が割れやすかったり、髪がバサバサだったりする場合は
是非、ビタミンCを増やすことを意識してみてください。

私も、ビタミンCを減らすようになったら、
寝ぐせがつきやすくなったり、
髪の弾力が落ちた経験がありますので(^^;)

 

・免疫力を上げる
病気への体の抵抗力を上げ、風邪をひいても治りやすくする効果があります。

私も昔、風邪をひいたときに、ビタミンCを採るといい、
という情報を聞いたことがありました。

ビタミンCの免疫力を上げる作用が関係しているのですね。

 

生理痛や生理不順の緩和
ビタミンCには性ホルモンの分泌を正常にする性質があるので、
生理が重かったり、生理の周期が不規則な場合にも効果があります。

 

・鉄を吸収しやすくする
鉄分は貧血の予防におなじみですが、鉄は吸収されにくい性質を持っています。
ビタミンCには鉄を吸収しやすい形に変える効果があるので、
貧血予防になります。

 

他、ローズヒップが含む成分

(100gあたりの含有量)
鉄:1.1mg
カリウム:429mg
カルシウム:169mg
マグネシウム:69mg
ビタミンA(βカロテン):4.3μg
ナトリウム:4mg
マンガン
リコピン

 

・抗酸化作用(老化防止)
含まれる豊富なポリフェノールによって、
免疫昨日や細胞を攻撃する活性酸素の活動を抑制する
ことができるので、老化防止が期待できます。

 

オススメの摂り方

お茶として摂るのが一番簡単な方法です。
なぜなら、飲み物として摂取することで休憩中でも簡単にビタミンを補給できるからです。

他にも、日本では茶葉なら専門店で販売されていますが、
ローズヒップの果物としての食用は普及していないという点が挙げられます。

 

※またローズヒップのお茶には、お湯に抽出しても茶葉にビタミンCやビタミンEが
残っているデータが出ています。

とくにビタミンEは脂溶性、つまり油にとけて水には溶けない性質がありますので、
ローズヒップのお茶を飲む際は茶葉をいっしょに召し上がるのがおすすめです。

 

味や匂い

はじめは海苔のような匂いだなーと感じました。

単体で舐めてみると、味はしょっぱいような錯覚をいだきますが、
成人のナトリウムの一日の摂取量は10~12gなので、塩分はほとんど入っていないです。

お茶の味は、酸味のあるトマトをかなり薄めたような味がします。

 

まとめ

熱に弱いビタミンCですが、ローズヒップであれば
温かいお茶で手軽に、かつ、ビタミンCを壊さないで摂取することができます。
含まれる量も十分ですから、リラックスしたいときにもオススメです。

 

スポンサーリンク
Pocket