Pocket

高血圧とは普段過ごしている時の血圧が、通常より高い数値の状態を指します。

特徴を持った特別な症状がないのでサイレントキラーと呼ばれ、ただ生活しているだけでは放置しやすい特徴を持ちます。

しかし、放っておくことによって酷くなった時には、脳卒中といった脳の病気を引き起こしてしまう原因にもなります。

 

高血圧によって引き起こされる症状には、実にさまざまなものがあります。

とくに頭痛が現れた場合は危険な状態だと言われており、ストレスや睡眠不足、塩分のとり過ぎなどによって引き起こされると言われています。

 

今回は高血圧が原因で引き起こされる頭痛についてと関係性、予防方法やその他の自覚症状について見ていきましょう。

 

 

スポンサーリンク

 

 

記事内容(項目をクリックすると飛べます)

高血圧と頭痛の関係性

頭痛は脳の血管が拡張することによって神経を刺激し、引き起こされると言われています。

しかし高血圧が原因となって感じる頭痛というのは、脳の中で血管が破れたり、塞がれたりする現象(脳出血や脳梗塞)が起こっている時に引き起こされる可能性が非常に高いといわれています。

 

本来より、頭痛は寝不足などの慢性的な習慣からも引き起こされるので、高血圧が原因となって頭痛を感じているということに気づかないこともあります。

つまり高血圧によって頭痛が引き起こされても放っておいてしまう人が多いということです。

 

 

こめかみに来る頭痛

こめかみに来る頭痛は偏頭痛の一種だと言われており、通常は頭の血管の拡張が原因だと言われています。

高血圧になると血管が圧迫されるため、常に血管に負担がかかる状態ができあがってしまいます。

 

疲労やストレス、デスクワークなどが多い場合の運動不足によって、血流が滞り、こめかみの部分に痛みが現れると考えられています。

脈打つようなズキズキとした痛みは、偏頭痛のひとつだと考えていいでしょう。

 

 

高血圧で引き起こされる頭痛の治し方

基本的には、高血圧を治すあるいは予防して上げないようにすることがもっとも根本的な解決につながります。

血圧は心臓が血液を送り出す圧力のことを指し、急な血圧上昇は頭痛を引き起こす原因になりますので、原因となる行為をしないことも大切です。

 

【血圧が上がる原因】

  • 激しい運動
  • 怒りっぽい
  • 熱いお湯につからない
  • 塩分のとり過ぎ

 

運動は大切なのですが、マラソンなどの力いっぱいの運動では血圧が上がりますので、30分程度のウォーキングやジョギング程度で十分です。

 

 

高血圧による頭痛に薬や鎮痛剤は効くのか

高血圧によって頭痛が起こると、「ロキソニン」と呼ばれる薬を使うことがあります。

この薬は、副作用がほぼ起こらないとはいえ、きちんとご自身の身体に合っているかどうかを知っておきましょう。

 

 

ロキソニンは使っていいのかどうか

ロキソニンはロキソプロフェンナトリウム水和物と呼ばれ、頭痛を治すための鎮痛剤ですが、炎症の原因である痛み物質をおさえる働きがあります。

ただし痛みの根本そのものを治す薬ではないので、あくまで一時的に、その時の頭痛を治すための薬だと思っておいてください。

 

ロキソニンは、使う際にいくつか注意点があります。

肝機能や腎機能に影響をおよぼすことがありますので、高血圧によって肝臓や腎臓などに異常を引き起こされているなら、まずは病院で相談しましょう。

 

【ロキソニンを控えたほうがいい人】

  • 肝臓・腎臓の障害がある場合
  • 胃腸が悪い場合
  • 鎮痛薬で喘息をおこしたことがある場合
  • 血管に以上がある場合

 

 

【ロキソニンによって引き起こされる可能性がある副作用】

  • 胃腸の異常(胃痛や胃腸の出血)
  • 腎機能の低下(尿の異常が現れる)
  • 肝臓機能の低下(代謝能力が落ちる)
  • 血液の異常(口内炎、鼻血などの出血が多くなる)

 

副作用が重症になることはまれだと言われていますが、ロキソニンを長期的に服用している場合や、胃が弱い場合はとくに注意しましょう。

腎臓への副作用は、飲酒を過度に行うことによって引き起こされるとも言われます。

ロキソニンを服用しているときはアルコールの摂取を控えるようにしましょう。

 

 

 

ロキソニンは塩分の排出を妨げる

ロキソニンはステロイドの入っていない痛み止めですが、プロスタグランジンと呼ばれる痛みの原因を抑える効果があります。

しかしプロスタグランジンには塩分を体の外へ排出する働きがあります。

つまりはロキソニンを使うと摂取した塩分をうまく排出することができず、体内に滞ることになり高血圧を悪化させる原因となります

 

なのでロキソニンを頭痛薬として使用するなら、まずは食事による塩分の摂取を普段より控えることで、体内に残るナトリウムの量を少なくすることが出来ます

 

 

【ロキソニンの注意点】

  • 塩分の排出を妨げる効果がある
  • 飲む場合は食事の塩分を普段より少なくする

 

あまり頻度を多く飲むことは避けたほうが良いと言えます。

 

 

ストレスによって血圧が上がる仕組み

人の体は、ストレスがかかることによってアドレナリンとノルアドレナリンと呼ばれる興奮性の神経伝達物質を分泌します。

ストレスには肉体的なストレス(運動や疲労、寝不足など)と精神的ストレス(怒りや悩み、人間関係など)の2種類があります。

 

 

精神的ストレス

精神的ストレスの場合、緊張をしたときのことをイメージしてみるとわかると思います。

 

ここ一番といった時は胸がドキドキしますが、あれは精神的にかかるプレッシャーによってアドレナリンが分泌され、心拍数を高めているのです。

またノルアドレナリンも分泌され、交感神経を刺激し興奮状態を招きます。

 

もちろん普段から家庭の悩みを抱えている人や、仕事での人間関係などにストレスを感じている場合でもこれらの作用が起こります。

 

 

 

 

肉体的ストレス

肉体的ストレスは激しい運動をしたときをイメージしてみてください。

急に全力疾走をすると激しい動悸を感じます。

 

これは前触れ無く急に身体への負担が強くかかったため、アドレナリンの分泌が極端に活発になり、心拍数が高まった状態です。

つまり身体に負担がかかると肉体的ストレスが生まれるのです。

 

他にも極端な暑さ寒さ、寝不足、疲労の蓄積といったものも肉体的ストレスの原因になります。

 

 

 

病院だと血圧が下がる仮面高血圧

普段の血圧は高いのに、病院で測定すると血圧が下がることがあります。

これは医者や看護師に診察をしてもらうことで安心感を増し、精神的なストレスが一時的に軽減されることで起こる状態だと言われます。

逆に病院での血圧測定に緊張がする場合は、精神的負担によって普段より血圧が上がります。

これは白衣高血圧と呼ばれます。

 

 

頭痛の予防方法

まずは高血圧になる原因をできるだけ改善することが大切です。

高血圧になることによって引き起こされる頭痛は、高血圧を予防することによって改善につながります

 

【予防方法】

  • 精神的ストレスを改善する
  • 悩み事を解決する
  • 興奮するようなことを避ける(怒りすぎないなど)
  • 熱い湯に入らない
  • 運動不足を改善する
  • トイレで強く力まない
  • あわてた行動をしない
  • 塩分を控えた食事をする

 

 

また、いびきを大きくかくと呼吸がうまくいかなくなり、血管が拡張して頭痛が起こりやすくなるとされています。

いびきが大きいと身近な人に指摘されたことがある場合は、早めに病院での診察を受けましょう。

 

 

食事内容の改善

まずは血圧をあげる食べ物をとりすぎないことが大切になります。

たとえばファーストフードやインスタント食品は加工の際に塩分が多く使われているので、習慣的に食べるようにすると血圧を上げる慢性的な原因となります。

 

逆に血の流れをスムーズにしたり、塩分を排出する効果のある成分を知り、普段の食事に取り入れることで血圧の上昇を防ぐことが出来ます。

高血圧に有効なのは青魚に含まれるEPA、野菜や果物に含まれるカリウムなどが効果的です。

 

 

塩分の多い食品

  • しょうゆ、みそ
  • ファーストフード
  • ハムなどの加工食品
  • 塩辛漬け
  • たらこ
  • 生ハム
  • カップラーメン
  • サラミや生ハム
  • 漬物

 

調味料はつけ過ぎないようにし、できるだけ自炊をするときは塩の量に気をつけて作るようにしましょう。

塩漬けされているものはやはり塩分の濃度も高いので、とるときは少量にとどめるといった工夫が必要です。

 

EPAとDHAは血液の流れをよくする

血圧を下げることができる食品に、魚に含まれるDHAやEPAといった成分があります。主に鯖やイワシといった青魚に含まれる成分で、血管を柔らかくし、血液の流れをスムーズにすることができると言われています。

とくに血液に効果があるとされているのはEPAだと言われており、この成分からはDHAが作り出されるので、EPAを摂取することで必然的にDHAも足りることになります。

 

【EPAを多く含む食品】

  • マグロ
  • イワシ
  • うなぎ
  • サンマ
  • ぶり
  • カツオ
  • サケ
  • ニジマス
  • カレイ

 

 

カリウムは塩分を排出する

カリウムには、余分になった塩分を身体の外に排出する効果があります。

身体の中で塩分と水分を結びつけ、尿の中に出す効果があるので、一緒に水分をとるといいですね。

基本的に野菜や果物の摂取をすることで効率的に身体に取り入れることが出来ます

 

【カリウムの多い食品】

  • アボカド
  • 納豆
  • ザーサイ
  • ほうれん草
  • モロヘイヤ
  • にんにく
  • 里芋
  • にら
  • バナナ
  • メロン
  • キウイ
  • えだまめ
  • かぼちゃ
  • たけのこ
  • ミニトマト・トマト
  • アスパラガス
  • クレソン
  • オクラなど

 

※カリウムはとりすぎによって腎臓へ負担がかかりますので、腎臓に障害がある場合はとり過ぎに注意してください。

多めの摂取をするなら、あくまで塩分をとりすぎた時の処置として使うのが良いでしょう。

 

 

食事でのカリウム摂取が大変なら野菜ジュースもおすすめです。

いろいろ試してみて、飲みやすいものを探すのもいいですね。

 

 

 

 

納豆は血液をサラサラにする

大豆食品である納豆には、ナットウキナーゼと呼ばれる酵素のひとつが含まれており、血栓を溶かす作用があります。

ナットウキナーゼは納豆のネバネバのもとである納豆菌が、大豆のタンパク質を分解するときに生み出す酵素です。

 

高血圧によって血管に圧力がかかると、脳出血のリスクが高くなり血管が破れやすくなりますが、ナットウキナーゼには血液の流れをスムーズにし、血の巡りを正常にする作用があります。

 

 

【血栓について】

高血圧によって血管が破れると、そこから血が流れ出るようになってしまうため、血栓はかさぶたのように血管を守るために作り出されます。

血栓はフィブリンと呼ばれるタンパク質によって構成されていますが、フィブリンはドロドロ血液のなかでは、役割を終えても溶けにくくなってしまうと言われています。

この血栓が詰まった場所が脳であれば脳梗塞を引き起こします。

 

ナットウキナーゼはこの不要になったフィブリンを溶かす作用があると言われています。

なので、高血圧の改善にも有効であると言われています。

 

 

運動をする

運動には有酸素運動と無酸素運動の2種類があります。

有酸素運動は中程度までの負荷の運動で、長時間継続することが出来る運動のことを指します。(ジョギングやウォーキング、サイクリングや水泳など)

一方、無酸素運動は、短時間で高負荷の運動をすることをさし、俗にいう筋トレがこれに値します。

 

高血圧の場合、短時間で急激に血圧を上げる無酸素運動は、付加が大きいため避けたほうが良いとされています。

なのでゆるやかに酸素を取り込みながら継続することが出来る有酸素運動のほうが、身体への負担も少なく、心臓や肺の機能を向上させ、血の巡りをよくします

 

 

【高血圧に有効な運動】

  • ウォーキング
  • ジョギング
  • サイクリング
  • 水泳

 

ちなみにマラソンも有酸素運動ですが、しっかりと走る時間が長時間続くため、身体への負担が大きいので高血圧の改善が目的なら避けるようにしましょう。

 

 

【高血圧では避けたほうが良い運動】

  • マラソン
  • 筋トレ

 

※ただしあまり激しくないなら、軽いスクワットや腕立て伏せは効果的とされます。

あまり急いで行うと血圧が上がる原因になりますので、ゆっくりとやるのがポイントです。

 

 

 

頭痛の原因は寝不足やストレス

人間のからだは夜に正しい睡眠をとることで、交感神経の活動を休ませます。

交感神経とは身体を活発に活動させた時に働く神経のことで、興奮状態を招きます。

 

この交感神経は運動をすることやストレスを受けることで身体を緊張させ、心臓の鼓動を早くして血圧を上昇させます。

交感神経はアドレナリンやノルアドレナリンによって興奮を巻き起こされ、これらの神経伝達物質によって神経の興奮を招きます。

 

興奮作用のある神経伝達物質

アドレナリンやノルアドレナリンの分泌が、睡眠不足によって慢性的に過剰になることがあります。

それは人間は睡眠によって、これらの物質によって巻き起こされた交感神経の興奮状態をしずめるからです。

 

寝不足によって精神の興奮状態が続くことで高血圧を巻き起こす原因となり、翌日の疲れにも影響し精神的なストレスになります。

 

 

 

頭痛は朝に来る?

朝に頭痛が来るのは、高血圧によって引き起こされる脳梗塞が原因だといわれています。

これは眠っている間は水分がとれないため、高血圧になりやすく、症状が出るのが朝起きた時であるため、脳梗塞の症状は朝に出やすいという特徴を持ちます。

高血圧は血管に強い圧力をかけている状態なので、この環境が長く続くと、それだけ血管に負担がかかることになります。

 

血管は負荷がかかると強度を強くしようとするので、どんどんと固くなる代わりに柔軟性が失われ、脳梗塞へとつながります。

 

 

寝不足じゃないのに眠気がする理由

夜にしっかりと睡眠をとっていると思っていても、睡眠の質が悪いと高血圧を引き起こすとされています。

これは血圧が高いと交感神経の働きが活発になることが原因とされます。

交感神経は神経の昂ぶりを引き起こすとされ、寝付きが悪い(入眠まで時間がかかる)、眠りが浅いといった症状がではじめ、長めに睡眠をとっても寝不足のような眠気を感じるようになるのです。

 

【高血圧による睡眠障害】

  • 日中の眠気
  • 頭がぼうっとする
  • 眠りが浅い
  • 入眠までの時間が長い

 


スポンサーリンク


 

高血圧での頭痛以外の自覚症状

めまい

めまいはどちらかというと、高血圧が原因として直接起こるのではなく、めまいを起こした時は身体が血液を脳に送り出そうとして興奮状態になっているので、この時に血圧を測ると高い数値を出すことが多いのです。

めまいは脳の中に血液が上手く流れていないときに起こる症状です。

 

ただ、高血圧が引き起こす脳腫瘍や脳出血、脳梗塞といった脳の病気が、原因になってめまいが起こることはあります

 

慢性的に高血圧が続いている場合は、脳の中に血液がきちんと流れていない状態が続いていることもあるので、めまいが高血圧の間接的な症状として現れることがあるのです。

 

とくに脳卒中の前兆として引き起こされるのがめまいとされるので、歩けなくなるようなめまいが何度も起こる場合は脳卒中の危険性があります。

 

 

しびれ、まひ

しびれや麻痺は脳に脳出血の異常があるときに現れる症状です。

手や足に力が入らない状態を麻痺と呼びますが、高血圧が原因で脳に障害がある場合、脳出血であれば片側の手足に感覚がないといった症状が現れます。

 

左の脳に脳出血があれば右側に起こり、右の脳に脳出血が起これば左側に麻痺が現れるようになります。

しびれも同様ですが、手足の感覚が鈍いといった軽めの症状をしびれと呼び、力が入らないほどの状態になると麻痺と呼びます。

 

これらの症状は全身ではなく手足だけであったり、顔だけに現れることがあります。

 

 

手足の痛み

しびれのほかにも痛みとして手足に症状が現れることがあります。

これは末端部分である手足への血流が悪くなることによって、痛みとして現れるようになるのです。

 

症状としては、高血圧であるとしびれとして現れることが多いですが、人によっては痛みとして血行の悪さを感じることがあります。

 

 

動悸

高血圧になると心臓に負担がかかります。

なぜなら心臓には全身に血液を送り出す役割があるため、高血圧が続くことでどんどん負担がかかることになるからです。

心臓に力が求められることで筋肉が大きくなって機能が弱まり、動悸の原因になっているのです。

 

動悸は胸がドキドキする症状ですが、緊張や運動後にも引き起こされることがあります。

 

これは心理的な負担や身体に直接負荷がかかることで起こっていますが、自律神経によってコントロールされているので、通常は時間が経てば元に戻ります。

なので、運動や緊張によって起こる動悸は直接心臓病とは関係がないものです。

 

しかしとくに運動や緊張をしたわけでもなく、普段から動悸がする場合は、高血圧が原因となっている可能性があります。

 

放置すると心不全や心筋梗塞につながる可能性がありますので、早めに高血圧を予防することが大切になります。

 

 

息切れ、呼吸困難

高血圧が続くことによって引き起こされる心不全によって、息切れや呼吸困難を引き起こすとされています。

高い血圧によって血管に圧力が加わるため、心臓に血液を送るための壁が厚くなり、心臓と血管の両方に大きな負担をかけることになります。

そうすると心筋の細胞が肥大化し、心臓の機能が弱まり、息切れや呼吸困難といった症状として現れるようになるのです。

 

 

 

顔のほてり

顔が紅潮したようなほてりを感じることがあります。

高血圧になると自律神経の乱れが引き起こされますが、自律神経には血圧をコントロールする作用があります。

 

つまりは高血圧によってほてりが出てきたということは、自律神経が正常に働いていないということになります。

自律神経には交感神経(興奮)と副交感神経(リラックス)の2つがあり、これらのバランスが崩れている状態のサインほてりとして現れています

 

 

頻尿

高血圧になると、腎臓に負担がかかるようになります。

腎臓は老廃物を尿として排出する働きがありますが、血圧が高くなると、腎臓の機能が弱まり頻尿としての症状が現れるようになります。

 

高血圧の場合とくに夜間の尿意に悩むことが多く、カテコラミンと呼ばれる交感神経から分泌されるホルモンが頻尿をうながすとされています。

 

眠っている間はカテコラミンからのホルモン分泌は通常少なくなるのですが、高血圧によって自律神経に異常があるとカテコラミンを刺激して頻尿を引き起こすという仕組みです。

 

 

胸の痛み

高血圧によって動脈硬化が進行すると胸の痛みといった症状として現れるようになります。

狭心症と呼ばれる症状があり、これは血管が狭くなることで心臓を動かす血液が足りなくなり、心臓が胸に圧迫感を与えたり痛みを伝えたりして、異常を知らせようとしている状態です。

胸が締め付けられるような、奥が痛くなるような感覚がする場合は血管の異常を疑いましょう。

 

 

鼻血

鼻血は本来、鼻の中の毛細血管に傷がつくことで起こる症状だと言われています。

通常の鼻血はティッシュで抑え、少しの間落ち着いて待機していれば止まります。

 

しかし高血圧によって引き起こされる鼻血はティッシュだけでは足りず、あふれるくらいの出血量と長い時間継続して出続けるという特徴があります

血圧が高いと血管に負担がかかり、その分もろくなっていることが多く、出血もしやすくなるという仕組みです。

 

鼻血が原因で高血圧がひどくなるわけではありませんが、逆に高血圧が進行している印であると言えるので、あまりにも何度も鼻血が出る場合は病院での診察を受けましょう。

 

 

 

肩こりや腰痛

肩こりや腰痛は血行が悪くなることによって引き起こされる症状と言われています。

血流が悪くなると酸素や栄養がうまく運べなくなってしまうため、必然的に心臓が血液を送り出そうとし、高血圧の状態が出来上がります。

 

とくに運動不足や固定された姿勢によって筋肉が固い状態が続くと、筋肉に乳酸と呼ばれる疲労物質が貯まるようになります。

 

筋肉が血管を圧迫し、疲労物質が蓄積されて痛みがどんどんと増し、高血圧によって血の巡りが悪くなると、肩や腰にも影響が出るため結果的に肩こりや腰痛といった症状として現れるようになるのです。

 

しかし、肩こりや腰痛が現れただけでは、放置するパターンも多いため、高血圧であることに気づくのは難しいとされています。

あまりにも慢性的に続いている場合は、血圧の測定を行ってみましょう。

 

 

物忘れ

高血圧が原因で引き起こされる脳梗塞によって、脳の血管が上手に行き渡らないという問題があります。

 

物忘れの別の病気にアルツハイマーがありますが、アルツハイマーは徐々に物忘れがひどくなることに比べ、脳梗塞による記憶障害は急に物忘れがひどくなるという特徴を持ちます

 

30代くらいですでに物忘れを感じる場合は、高血圧による脳梗塞が引き起こされている可能性があります。

 

 

むくみ

高血圧によってむくみが引き起こされるのは、高血圧が原因として直接引き起こされるわけではなく、主に塩分のとり過ぎによって見られることが多いです。

 

むくみは体の一部に老廃物が溜まることによって引き起こされる症状とされますが、老廃物は本来体の中をめぐって最終的には排出されるものです。

しかし、塩分が多く蓄積されると、含まれているナトリウムが余分な水分を身体に溜め込んでしまうためうまく排出されなくなる原因になってしまうのです。

 

むくみを予防するためにはまずは塩分を控えた食事をすることが近道とされます。

もちろん血の巡りが悪いと老廃物の排出もスムーズにいかなくなりますので、運動不足やストレスもむくみの原因になります。

 

 

貧血

貧血は、一般的に血液の中のヘモグロビンが減少することによって、酸素が運ばれなくなることで引き起こされる症状だとされています。

 

通常の貧血であれば食生活や生活習慣の改善によって治すことが出来るとされています。

しかし高血圧によって引き起こされる貧血は起立性貧血と呼ばれており、これは急激な動作(急に立ち上がったり)によって、脳を巡っている血液が一時的に不足した結果、巻き起こされる貧血です。

 

これは血圧が高い状態から一気に下がることによって起こる貧血で、その結果立ちくらみなどの症状が現れます。

また血圧を下げる薬の服用によって、血圧が必要以上に下がるとこの起立性貧血を起こすことがあります。

 

 

 

耳鳴り

高血圧によって引き起こされる耳鳴りには、血液の流れに異常がある場合に見られる症状とされます。

血圧が原因となって耳鳴りが起こっている場合には耳の近くで血流に異常が現れていることが多く、血管が狭くなると血が流れるときに音がするようになるのです。

 

正常な血管であれば血液はスムーズに流れているので、こういった耳鳴りは見られないのですが、高血圧は血管に圧力が強くかかっている状態です。

 

ザーッとした血流の流れを耳で感じる場合は、耳の近くの血管が狭まっている可能性があります。

 

 

汗っかきになる

高血圧になると汗がかきやすくなるのは、実は高血圧が直接的な原因ではないと言われています。

 

発汗の症状が見られるようになるのは、高血圧によって引き起こされる甲状腺や副腎髄質にできる疾患が発汗作用を引き起こすので、ほかの病気によって汗っかきという結果が現れるようになります。

 

高血圧への予防や対策をすることで、汗も自然と引くようになりますが、血圧が正常になっても多汗症が治らない場合は病院での診察をうけるようにしましょう。

 

 

目の痛みや出血

目の充血が見られる場合、単純に血管が広がって見えているだけのものと、血管が破れて白目の全体が真っ赤に染まる状態の2つがあります。

 

血管が広がったものは単純に疲れなどが原因で起こっているので、よく休めば解決するのですが、問題は血管が破れるほうの充血です。

放っておいてもよいタイプのものと早めに病院で受診したほうが良いタイプのものがあります。

 

 

【結膜下出血(けつまくかしゅっけつ)】

結膜は眼の表面を覆っている薄い粘膜のことで、眼球とまぶたをつなげる役割と、粘液を分泌して眼の表面の潤いを正常に保つ役割があります。

この粘膜の下には大小の大きさが様々な血管が存在しています。

 

結膜下出血は、このうちの小さな血管が破れたもので、白目の部分が真っ赤に染まって見える状態になります。

 

痛みやかゆみがなく、無症状で、外見的な白目の赤さのみが確認できる症状となります。

目をこすったり、風邪などをひくことによる免疫の低下によっても引き起こされると言われていますが、この症状が起こる原因は不明な点も多いとされます。

 

 

【結膜下出血の危険性】

基本的には危険性はなく結膜下出血の場合10日ほどで血液は自然となくなるので、放っておいても良いとされます。

出血量が多い場合はもっと時間がかかりますが、ゆっくりと自然に治っていきます。

 

結膜下出血は特別高血圧によって引き起こされる目の異常ではないので、健康な人でもなることがあります。

 

ただしあまりにも頻繁に出血を繰り返す場合は見た目からも気になりますし、痛みを伴う場合は日常生活に支障をきたしますので、早めに眼科に行きましょう。

 

 

【高血圧性網膜症】

高血圧によって網膜に異常をきたすのがこの高血圧性網膜症です。

網膜とは、眼球壁の中の最も内側にある透明な組織のことで、光を受けることによって物体の形を把握し、視覚情報に変換するという重要な役割があります。

つまり目が見えるように視覚情報の中心的役割を担っているのがこの網膜です。

 

高血圧性網膜症とは、網膜の中にある動脈が細くなり、そこにコブのような腫れ物ができて破裂することによって網膜出血を引き起こします。

 

自覚的な痛みといった症状がほとんどない上に、外見的な異常もないので、自分では判断ができません。しかし網膜は視覚を司る器官であるため、症状をほうっておくと失明のリスクを伴います。

 

網膜の中で損傷があるかどうかは眼底検査などで判断をすることが出来るので、高血圧の自覚がある場合は早めに眼底検査を受けることが重要です。

 

 

 

 

高血圧性脳症

高血圧性脳症は、血圧上昇によって巻き起こされる脳の症状のことで、脳の血流が増えることで頭痛、吐き気、立ちくらみ、けいれん、意識障害、視力障害といった症状を引き起こします。

始まりとしては頭痛や吐き気といった軽い症状から始まりますが、けいれんや視力障害といった重症に進行した場合は、脳出血などの原因になります

主に食生活の偏りや運動不足、ストレス過多によって引き起こされるので、高血圧の原因を取り除くことで予防をすることができます。

 

 

高血圧による頭痛の危険性

高血圧によって頭痛が起こっている場合、脳に異常が発生していることが考えられます。

脳出血や脳梗塞などの脳の異常全体の病気を脳卒中と呼びます

これらをひとつひとつ見ていきましょう。

 

 

高血圧が引き起こす頭痛によって考えられる脳の異常

脳出血

脳出血は、脳の中にある細かい血管が破裂することで出血を起こす病気のことです。

とくに高血圧が原因となって引き起こされる割合が多い病気と言われ、頭痛や目眩といった症状が現れます。

 

【脳出血によって見られる症状】

  • 頭痛
  • 吐き気
  • めまい
  • 片麻痺
  • 歩行障害

 

 

くも膜下出血

くも膜下出血は、破裂脳動脈瘤(はれつのうどうみゃくりゅう)とも呼ばれ、脳の大きな血管の一部にコブができて破裂することで起こる脳障害のことを指します

血流の異常によって巻き起こされる病気で、血管はコブができると引き伸ばされてもろくなり、破れやすい状態になります。

 

この敗れた時にくも膜下出血としての症状が現れ、出血の箇所によっては症状が軽いこともありますが、基本的には強烈な頭痛や意識を失うといった重症を伴います。

 

 

【くも膜下出血によって見られる症状】

  • 貫くような激しい頭痛
  • 意識障害
  • 吐き気
  • けいれん

 

 

後遺症として言語障害や麻痺、記憶障害や意識障害といった脳が司る能力のあらゆる低下を招きます。

 

【くも膜下出血の後遺症】

  • 運動障害(身体を動かせなくなる)
  • 言語障害(言葉の理解が出来ない)
  • 発言障害(言葉がうまく話せない)
  • 感覚障害(麻痺)
  • 視野障害(視野がせまくなる)
  • 記憶障害
  • 食べ物が上手に食べられなくなる

 

 

 

脳梗塞

脳梗塞は脳の血管が狭くなったり、つまったりすることで血流が悪くなる状態のことを指します。

つまり脳の血が通る範囲が極端に狭くなっている状態が脳梗塞です。

人の身体は血液によって栄養や酸素を運ぶことができますが、この血流がストップすることで脳の組織が正常に働かなくなるという以上が現れるようになります。

ほうっておくと最終的には脳細胞の壊死につながります。

 

 

【脳梗塞の前兆・症状】

  • 顔や手足が片方だけしか動かなくなる(麻痺)
  • 人の言葉が理解できない
  • 歩くときにふらふらする
  • ろれつが回らなくなる
  • めまいや立ちくらみ
  • 視覚の焦点が合わない
  • 何もないところでつまづきやすくなる

 

 

 

産後の高血圧で頭痛になる?

妊娠中に高血圧だった場合でも、基本的には出産後には自然と落ち着いていきます。

しかし高血圧だった状態が長いこと正常値に戻らなかったり、妊娠中に血圧が正常でも出産後に高血圧になったりすることがあります。

 

これらの原因はまだよくわかっていないとされていますが、主に妊娠中の高血圧の症状が重かったせいで回復が遅くなることや、育児によるストレスや疲労が原因とされています。

 

【産後の高血圧の原因】

  • 自律神経の乱れ
  • 妊娠中の高血圧が回復しきれていない

 

基本的には安静にすることと、精神的な負担を溜め込み過ぎ無い事が一番の解決策になります。

症状としては通常通りの高血圧と同じで、めまいや貧血、むくみ、動悸、しびれといったものが見られます。

 

 

喫煙は高血圧の原因

タバコに含まれているニコチン成分は交感神経を刺激し、正常な眠りを妨げる上に、精神的な昂ぶりを抑えられなくなります。

 

さらにニコチンは血圧を上昇させるホルモンを刺激し、タバコを1本吸うだけで15分ほど血圧が上がる状態が継続されると言われます。

あまりにも喫煙する頻度が多いと血圧が下がる暇がなくなり、タバコに依存していると慢性的な高血圧に陥りやすくなります

 

 

低血圧でも頭痛が起こる

低血圧は心臓がポンプとして血液を送り出す機能が低下することで引き起こされる状態です。

全身の血の巡りが悪いことは高血圧と同じですが、低血圧は高血圧と違って、心臓から体全体に送り出される血の量が少ないという特徴を持ちます。

 

低血圧は血管に圧迫があるわけではないので、血管によって塞がれるような脳梗塞などは起こりません。

しかし身体にめぐる血流が少ないので、脳へ送り出される血の量も少なく、これにより慢性的な頭痛持ちになりやすい特徴があります

 

 

高血圧による頭痛まとめ

高血圧によって起こる頭痛の症状をほうっておくと最悪の場合脳卒中を引き起こすことになります。

生活習慣の改善や食事内容を見直し、高血圧を改善することによって頭痛を治す根本的な解決になります。

 

  • 食生活の改善
  • ゆっくりとした運動
  • 精神的ストレスの改善
  • 神経が興奮するようなことをしない

 

これらを見直すことで高血圧の改善につながります。

 


スポンサーリンク


Pocket