貧血は鉄分の不足によって起こる症状だと一般的には思われがちです。
たとえば、ほうれん草やレバーなどの食品はたっぷりと鉄分を含みます。
これらをきちんと摂取しているなら貧血にかかることはないと思い込んでいる人も多いはず。
しかし、貧血の中には、溶血性貧血と呼ばれる、足や体に衝撃がかかることで起こる貧血があります。
今回は、この貧血について詳しく書いていきます。
また、貧血にはチョコレートが良いと言われますが、真相は…?
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溶血性貧血の概要
溶血性貧血とは、赤血球の寿命が通常より短くなってしまい、ヘモグロビンの生成が壊れることに追いつかなくなることで起こる貧血です。
基本的に赤血球は120日の寿命があるとされていますが、何らかの理由で短くなってしまうことで溶血性貧血が起こります。
溶血性貧血の原因と言われるもの
- 身体への有害物質
- アレルギー
- 細菌などへの感染
しかし、これらのほかにも、スポーツによって身体に衝撃がかかることでも引き起こされると言われています。
溶血性貧血によって引き起こされる症状
からだの中の赤血球が足りなくなっている状態なので、通常の鉄欠乏の貧血と同じような症状が出ます。
ほかには肌や白目が黄色く見える症状(黄疸)が見られることがあります。
これは赤血球が分解されることにより、つくられるリルビンの影響だと言われています。
溶血性貧血の症状
- めまい
- 立ちくらみ
- 頭痛
- 食欲の低下
- 耳鳴り
- 思考力の低下
- 動悸、息切れ
- 肌や白目が黄色くなる
運動が溶血性貧血を引き起こす理由
激しい衝撃をともなう運動、たとえば長時間のマラソンや球技などでは足に大きな負担がかかります。
そのため、赤血球が破壊されやすく溶血性貧血にかかりやすくなるのです。
運動は健康のためにも必須ですから、あなたも習慣として行っているかもしれません。
頭もすっきりして気持ちいいですし、わたしも朝に適度な運動を心がけています。
しかし、こうして運動によって貧血が起こるというのは知らない場合が多いと思います。
習慣として普段行うなら、激しい運動ではなくジョギングやウォーキングといった軽い運動にするのが溶血性貧血のよい予防策と言えるでしょう。
一時的な激しい運動によって赤血球が壊されても、身体に負担をかけ過ぎないようにすれば元に戻ります。
鉄分をとっても溶血性貧血にはなる
補給した鉄分が壊れてしまったら意味が無い
鉄分は汗によっても流れるので、スポーツをする場合は補給は必須と言えるでしょう。
しかしせっかく補給した鉄分が赤血球になっても、身体に衝撃がかかると、ヘモグロビンが壊れる原因になります。
頻繁にスポーツを行う場合は鉄分の補給は必須ですが、大きな負担がかからない運動をすることが大切でしょう。
貧血ではチョコレートを食べたほうがいいのか?
チョコレートは鉄分が多く含まれるといいますから、摂取することを心がけている人もいるでしょう。
近頃ではカカオの多いダークチョコレートが流行っていますから、手が出しやすいですよね。
しかし、チョコレートには鉄の吸収を妨げるタンニンが入っているといいます。
そう言われると、チョコレートは貧血予防のために食べないほうが良いのか?という考えに陥りますよね。
ですが通常の鉄不足の貧血に陥るのは、ほとんどの原因が偏った食生活だといわれています。
そのため、めまいや頭痛、立ちくらみといった症状が現れるようになります。
チョコレートであっても、たくさん食べ過ぎなければタンニンのとりすぎにはなりません。
なので大量に食べなければ適度な鉄分補給になるでしょう。
私が普段から食べているダークチョコはこちら。
カカオ72%で苦味はあるものの、高カカオチョコレートの中では食べやすい濃さであるといえますね。
おやつにもいい、適度な甘さもあります。
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まとめ
運動をするなら鉄分を摂取することは大切ですが、激しいスポーツによって赤血球が壊れるということも覚えておきましょう。
適度な休憩を取り、過度に及ぶ量は行わないことが大切になります。
チョコレートは手軽に鉄を摂取できるので、とりすぎには気をつけて、上手に活用していきたいですね。
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