“ひな人形ってどうやって処分したら良いの?“
自然と使わなくなったり、結婚や出産をきっかけにひな人形の処分を考える人は多いと思います。
しかし、「ひな人形は女の子に降りかかる災いの身代わりとなってくれる」と言われていますし、お顔も精巧につくられているのでなんだか生きていそうな感じもして…そのまま燃えるゴミに捨てるというのは気が引けますよね…(^^;)
そこで今回は雛人形の処分法についてまとめてみることにしました。
<このページに書かれている内容>
- 雛人形の処分方法4つ
- ガラスケースや道具などと言った人形以外の処分方法
- ひな人形を手放す時期
- ひな人形を娘に受け継がせるのは可能なのか?
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状況ごとにすすめられる手放し方
- きちんと供養して手放したいなら:神社やお寺で人形供養に出す
- 誰かに使ってもらいたい、役立ってもらいたいなら:寄付、知り合いに譲る
- 誰かに使ってもらう&多少でもお金にするなら:オークションに出品する
まず、すっきりと手放したいときにおすすめしたいのは神社やお寺での供養です。
この場合は供養をしたあとにお焚きあげをしていただけるので、人形の最後を見送ったような気分でいることができます。
ただ、状態が良くてもったいない、という場合なら誰かに使ってもらうのが良いでしょう。
ひな人形の寄付を受け付けている施設やHPは探してみれば見つかります。
できるだけお金をかけたくない、という場合は、寄付の場合は配送料がかかりますが、オークションなら売れれば送料を落札者に出してもらうこともできます。
これらについて、それぞれ見ていきましょう。
雛人形の処分方法4つ
人形供養をしてもらう
そのまま捨てるのは気がひける場合は、神社などで供養してもらうのが一つの手です。
供養をしてもらったあと、そのままお焚きあげも行ってもらえるので、快い気分でひな人形に感謝をすることができます。
人形を供養してもらえる所は、お住まいの地域や県の神社・お寺を調べてみてください。
値段は所によってまちまちなのですが、だいたい2000~7000円の幅で収まるようです。
また、「近くで人形供養を受け付けてくれるところが見つからない」「忙しくてなかなか持っていけない」という場合は、以下のように全国から配送で受け付けてくれるところも存在します。
ただ、段飾りの立派なひな人形をお持ちだと、その後の道具の処分に困ったりしますね。
その場合は花月堂で一式のお申込みが可能なので一度見てみてください。
少し供養料金が高めになりますが、後の処分を考えれば一度で手放すことができるのでいいと思います。
ネットオークションに出品する
災いを引き受けてくれるひな人形なので、基本的に処分をするなら供養をしてからのほうが良いかもしれません。
しかし、中には中古でもいいので購入したいという人もいます。
店頭のリサイクルショップだとなかなかひな人形を買い取ってくれる所が見つからなかったりしますので、ネットオークションに出品するという方法がおすすめです。
有名なのは「ヤフーオークション」、手数料がかかったり梱包は自分でしなければなりませんが、送料は落札者負担にすることもできるので、出品してみるのも悪くはないと思います。
寄付をする
たとえば保育園や幼稚園、介護施設といった場所ではひな人形がほしいと言ってくれることがあるので、思い当たる場所があれば問い合わせをしてみましょう。
また、「セカンドライフ」では必要な人に対して寄付された人形を譲るという、寄付する側とされる側をつなぐ活動をしています。
別の所では、海外の途上国へ支援物資としてひな人形を送ることができる「ワールドギフト」というHPもあります。
友人などの知り合いに譲る
ひな人形は一つで一人の女の子を守るもの、とされていたので、本来なら譲るようなものではないかもしれません。
しかし、ひな人形は新品で購入すると高価だったりしますので、状態が良ければ譲り受けてくれる場合もあります。
親しい友人などに、もしかしたら…という人がいれば、聞いてみるのも手段ですよ。
ガラスケースや台、道具はどうやって処分する?
ぼんぼりなどといった道具やガラスケース、台といったものは、災いを背負った人形本体ではないので、通常通りゴミとして出して構いません。
大きいものは粗大ゴミになると思いますが、ゴミの出し方はその場所の自治体に従ってください。
粗大ごみの場合、料金も自治体によって違います。
ひな人形を手放す時期は?
ひな人形を処分する時期はいくつかパターンがあるようなので紹介しますね。
- 女の子本人が結婚したとき
- 自然と飾らなくなったとき
- 成人したとき
また、ひな人形はお守りなので、処分という考えはなく、生きているうちはずっと飾り続けるという意見もあります。
- 嫁入り道具にして自宅で飾る
- 実家で両親に飾ってもらう
しかし、ずっと押入れや倉庫の中にしまったままにしているのなら、思い切って供養し手放してください。
一番いけないのは、お雛さまを飾らないまま放置してしまうことです。
ひな人形を娘に受け継ぐことは可能なのか?
「代々受け継ぐ」か、「災いを背負っているから、子供に引き継ぐのものではない」か、両方の意見があります。
雛人形の由来にはもともと流し雛といって、自分の厄を人形に移して川に流すという行事があるので、女の子が生まれたならその子専用の雛人形を購入するのが本来の在り方のようです。
こうした由来を考えれば、ひな人形は守った本人の災いを背負ってきた…といえるので、1人にひとつがいいと言われているのです。
ただし、親のひな人形を受け継ぐご家庭もそれなりにはいらっしゃいます。
長くずっと大切に飾るのがいい、という意見もありますので、地域や家がどのようにしてきたかで判断すると良いかもしれないですね。
雛人形の処分方法まとめ
適した処分方法は見つかったでしょうか?
誰かに飾ってもらうことへ抵抗がなければ、友人に譲ったり寄付をするのも一つの手でしょう。
個人的には、自分のことを守ってくれていたひな人形を別の人に使ってもらうのはなんだか気が引けるので…私が処分するとすれば、供養が一番かなと思っています。(^^;)
できるならずっと飾り続けるのが一番なんだと思うんですけど、自然と飾らなくなってしまったのなら、供養してあげたほうがいいですね。
忘れられること以上に悪いことはないでしょうからね~。
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