“引っ越しのあいさつはどの時間帯や範囲にいけばいいの?“
“どんな品物をもっていけばいい?“
転勤などをきっかけにして今まで住んでいた場所を離れ、新しい土地に移ったとき、近所の人に「引っ越してきました」という挨拶をする際に、どんな時間や範囲に回ればいいか悩みませんか?
私も父親の仕事の都合で子供のころは転勤族だったので、よく母親といっしょに挨拶回りをした記憶があります。(*^^*)
近頃は、女性のひとり暮らしであれば身の安全を考えて挨拶をしないでおくこともあります。
しかし、ご近所付き合いを築くきっかけとなれるタイミングなので、家族や夫婦で住むのであれば挨拶は行っておきましょう。
このページでは、以下の内容についてまとめていきます。
- 引っ越しのあいさつをするタイミング・時間
- あいさつをする家の範囲
- 引っ越しのあいさつで基本の品物や値段
- おすすめの喜ばれる品物
- 品物につける“のし“について
- あいさつ時に不在だったときの対処法
記事内容(項目をクリックすると飛べます)
●引っ越しのあいさつをする時間帯
引っ越しのあいさつと言っても、越す前の家(旧居)と転居先でのあいさつ、2つのパターンがありますよね。
守るべきマナーは基本的に同じですが、両方見てみましょう。
越す前の家(旧居)でのあいさつのタイミングと時間帯
引っ越しになる前に、トラックが道をふさいでしまうことや段ボールを運んだりしてバタバタすることをあらかじめ伝えられておくといいです。
なので、引っ越し直前になる前に、早めに連絡をします。
騒がしくなってしまうことを、引っ越しのあいさつも兼ねて伝えておいてください。
遅くなっても引越し日の前日までには訪問するようにしましょう。
あいさつに伺う時間は基本的に朝と夜はNGですが、ご近所さんの生活時間がわかっていれば、お邪魔しない時間帯に合わせて訪問することを意識しましょう。
生活リズムがわからない場合は、あいさつの時間としては10時から17時くらいです。
転居先でのあいさつのタイミングと時間帯
転居先では、引っ越しの荷物が届く前にはあいさつを済ませておくと良いでしょう。
理由は旧居と同じで、トラックが来たり荷物が運ばれたりすると騒がしくなってしまうので、迷惑をかけてしまうことを先に伝えておくためです。
転居先の場合は、まだ住んでいる人達の生活時間が全然わからないと思うので、基本は忙しい朝と夜をさけ、迷惑にならない日が昇っているうちに行うといいです。
転居先でも時間としては10時から17時くらいで、日が暮れてから(夜分遅く)は訪問しないほうがいいでしょう。
初対面の人に夜にあいさつに来られると、少し怖いですよね?(^^;)
●あいさつの範囲は?
アパート、マンションの場合
アパートやマンションの場合、上下左右の4つのお宅にあいさつをします。
両どなりは顔を合わせやすいことと、上下は音の問題が発生しやすいというのが理由です。
とくに子供がいる場合は、下の階のお宅に迷惑をかけてしまう場合が多くありますので、あらかじめ先に知ってもらうことでトラブルがひどくなることを防ぐことができます。
また、管理人さんがいる場合も忘れずあいさつをしておきましょうね。
一軒家の場合
一軒家の場合は「向こう三軒両隣」という言葉にしたがって、自分の家の向かいにある3軒のお宅と、左右(2軒)にある家にあいさつをしましょう。
また、これに加えて家の裏側に面しているお家にもあいさつをします。
言うなれば、顔を合わせる機会が多い周りの一軒ずつすべてのお家にはあいさつをしておきましょう、ということです。
●引越しのあいさつの品物は基本なにがいいの?値段は?
引っ越しにおいて、あいさつの品物は高すぎないように注意です。
基本的にはひとつのお宅につき500円~1000円くらい、管理人さんなどには1500~2000円くらいで選ぶようにしましょう。
よくあるものとしては、
- 生活用品
- 食品(お菓子、飲み物など)
が多いです。
それぞれ見てみましょう。
1:生活用品
- タオル
- 洗剤
- ティッシュペーパー
- ゴミ袋
- ラップ、アルミホイル
- 入浴剤
- 石けん など
生活用品を選ぶポイントとしては、「誰でも必ず消耗するもの」です。
個人的には、かならず使う「トイレットペーパー」や「その地域のゴミ袋」「ラップ」とかをもらえると嬉しいかな~って感じますね。
トイレットペーパーならこれとかカワイイのではないでしょうか。(笑)
転勤族だった頃は品物をもらう機会もよくありましたが、ぶっちゃけ「タオル」「洗剤」「石けん」を渡してくる人はとても多いです。(^^;)
しかしタオルはすぐに消耗するような感じではないので、増えます。(汗)
洗剤は、肌が弱かったので、使わないタイプだったりすると溜まりやすくてちょっと困った経験があります。
<2016年12月26日追記>
最近頂いたものですが、こうしたジップロックなど消耗品はやはり嬉しいです。
家庭でこれは使うな~ってモノをチョイスできると良いと思いますよ。
2:食品(お菓子、飲み物など)
- お菓子詰め合わせ(クッキー、チョコレートなど)
- コーヒー
- 紅茶
- ジュース
- 日本茶
- 乾麺(そうめん、うどん、そば) など
食品を選ぶときには、すぐに食べてもらえるかどうかわからないので、できれば期限が短いものは避けたほうが良いでしょう。
麺類の中で“そば“はアレルギーを持っている人が多いので、できれば“うどん“や“そうめん“がオススメです。
菓子類は定番です。
500円ほどの予算では、こちらのクッキーがちょうどいいお値段でした。
ジュースなら、期限を気にせず贈れるでしょう。
ウェルチ4本なら500円で買えます。
●喜ばれるおすすめの品物
ここで私がおすすめに思う、あいさつの品物を紹介します。
ギフトカード(商品券)
金券類は期間はあるものの、すぐに悪くなったりしないので贈り物のひとつの手段としておすすめです。
- 図書カード(500円から)
- クオカード(300円から)
- Amazonギフト券(1000円から)
- ジェフグルメカード(500円)、お食事券 など
価格がわかってしまう、という難点がありますが、図書カードなら本にはモチロン文房具や漫画とかにも使えちゃったりしますので、ほとんどの人に喜んでもらえやすいと思います。
クオカードはコンビニやファミレスで、お食事券は外食で使えるので、汎用性は高いです。
Amazonは相手が通販サイトを使っていればとても喜ばれると思います。
ただ、とくに転居先で住人がどんな生活スタイルを過ごしているか、わからないなら選ばないほうが無難かもしれません。
個人的には一番嬉しいですけどね。(笑)
前に住んでた地域のお菓子やグルメ
転居先であれば、前住んでいた地域特有のお菓子などがあれば喜ばれると思います。(*^^*)
私が住んでいる宮城では萩の月が有名なのですが、おみやげで持っていても「おいしい」とやっぱり喜ばれます。(笑)
●品物につける“のし“について(水引、表書き)
なくてもOKなのですが、引っ越しの品物には“のし“をつけることでよりしっかりとした印象になります。
基本はあいさつのための目的であることを伝えるので、包装紙の上からかける「外のし」を選びます。
水引は紅白の蝶結びでOKです。
<表書き(水引の蝶結びの上)>
- 旧居の場合の表書き:「御礼」「粗品」
- 転居先の場合の表書き:「御挨拶」
名前を知ってもらえるといいので、水引の下には名字を入れるとなおグッドです。(*´∀`)bグッ
●あいさつに行って不在の場合の対処法
不在の場合は、できれば時間帯を変えて2・3回訪れると良いのですが、引っ越しのあいさつとなるとあまり日にちをかけて訪れるような時間はないと思います。(^^;)
旧居であればある程度、早めにあいさつをすることもできると思いますが、不在で過剰に訪問するのはしつこくなってよくありません。
なので、不在時はあいさつに伺ったことを伝えるメッセージカードや手紙を品物に添えて、入るならポスト、無理なら紙袋などに入れてドアノブにかけておきましょう。
なお、品物をドアノブにかけるのが気がひける場合は、手紙だけをポストに投函しておくだけでもOKです。
旧居の場合のメッセージ例文
いままで○号室(一軒家なら“住所“を記したり“お向かい“などと書く)に住んでいた○○(名前)です。
この度は○月○日に引っ越しをすることになりました。
ご挨拶に伺いましたが不在の様子でしたので、書面にて失礼いたします。
当日は引越し作業によってお騒がせするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
「挨拶に訪れたこと」はきちんとメッセージに綴っておきましょう。
転居先の場合のメッセージ例文
はじめまして、○号室に入居した〇〇(名前)と申します。
この度は何度かご挨拶に伺わせていただいたのですが、不在の様子でしたのでお手紙にて失礼致します。
○日に引っ越しの作業でご迷惑をおかけすると思いますので、先にご連絡をいたします。
ご挨拶の品をお贈りいたしますので、よろしければご活用ください。
これからよろしくお願いいたします。
子供がいるなら騒ぐかもしれない…ということを伝えておいてもいいでしょう。
できるだけ、騒がしい引越し作業がはじまる前日までには連絡できるとグッドです。
引っ越しの挨拶まとめ
引っ越しのあいさつでは遅い時間は迷惑になるのでNGです。
できるだけ、夕方までには挨拶品をもっていけるといいと思います。
品物は生活用品か食べ物か、のどちらかが定番となっていますが、食べるものなら期限が長いものを、生活用品なら誰にでも使ってもらえるようなものを選ぶようにしてくださいね。
とくにラップなどの消耗品はいずれ必ずなくなりますので、もらえると嬉しく感じます。
ラップだけでは足りないと感じるときは、一緒にちょっとしたお菓子を添えるとちょうどよくなるでしょう。
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