エイプリルフールの由来や意味!嘘をついていい理由や4月1日なのはなぜ?
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エイプリルフールといえば、一年の中でも嘘をついていい公認(?)のような日です。

 

この日は実に様々な企業やホームページ、ゲームなどでユーモアあふれる面白い嘘を楽しむことが出来ますが、そういえばなぜエイプリルフールという日があるのでしょうか?

また、そもそもどうして嘘をついていいのか?そして4月1日という日付になったのはなぜなのでしょうか?

 

今回は、エイプリルフールの由来をまとめていきます。(`・ω・´)

 

 

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  エイプリルフールの由来や意味!4月1日の理由や嘘をついていいのはなぜ?

すっかり定着しているエイプリルフールですが、実は正確な由来や起源というのはよくわかっていません

これが始まりなのではないか、と思われている説はあるので、ここではエイプリルフールの由来と考えられる説をいくつか紹介します。

 

  その1:ノアの箱船説

ノアの箱船は、詳しく知らない人に簡単に説明すると、悪いことばかりする人間たちを神さまが滅ぼすために大洪水を起こす話です。

ノアという正しい心を持った人物が、神さまが命じた通りに箱舟を造りだし、この船に乗り込むことで大洪水から自分の家族とつがいの動物たちだけが生き永らえる、という内容です。

 

ノアは洪水が落ち着いてきた頃に、「どこかに陸地は見つからないだろうか?」と思い立って鳩を飛ばすのですが、ハトは結局陸を見つけられず戻ってきます。

伝説では、これが4月1日の出来事だったという話があります。つまりせっかく飛ばした鳩が無駄骨だったことにかけて、「無駄なことをさせられる日」というのがノアの箱船説です。

 


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  その2:古代ローマの逆さまの祭り説

古代ローマでは、主人が奴隷に仕えたり、道化師(FOOL)が聖職者になったりといった無礼講の逆さまのお祭りが行われたとされています。

通常であれば身分が一番高い人の席に道化(FOOL)を座らせて「無礼講の君主」としたことで、「Foolの日」になったというのが古代ローマの逆さまの祭り説です。

 

このような立場が逆とも言える人を入れ替えて楽しんでいた部分から、「嘘をついても逆さま」という日に変化していったとの話もあります。

 

  その3:「バカな魚」説

4月1日は、フランスで「ポワソン・ダブリル」と呼ばれます。

4月はたくさんの魚(サバ)が釣れるため、「バカな魚」という意味があります。

この大漁のお祝いとして、ウソをつくようになったとされているのが「バカな魚」説です。

 

この影響かフランスではエイプリルフールになると、子供たちが紙の魚を友達の背中に貼り付けてからかうという遊びをします。

 

  その4:シャルル9世への反抗説

昔のヨーロッパでは3月25日が新年となっていて、4月1日まで春のお祭りを行っていました。

しかし1564年に、フランスのシャルル9世が1月1日からを新年とする暦を導入することにしました。

 


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これに反対した人々は、4月1日を嘘の新年として馬鹿騒ぎをするようになったのです。

シャルル9世は怒り、騒ぐ人々を片端から捕まえて処刑していきました。

ショックを受けたフランスの人々は、この悲しい出来事への抗議と忘れない為との意味を込めて、毎年馬鹿騒ぎをするようになったとされています。

 

つまり毎年ある4月1日を「噓の新年」としてお祝いするようになったのが、エイプリルフールの由来だとする説です。

 

  その5:インドの揶揄節(やゆせつ)

昔インドの仏教徒は、3月25日から31日までの期間を座禅にあてて、終わった4月1日に「揶揄節(やゆせつ)」というからかいの行事をおこなったとされています。

 

なぜからかうのか?というと、せっかく悟りの境地に入ったのに迷いや苦悩が多い現世に戻ってしまい、「辛い修行がムダになった」とするものです。

これを笑う意味で、修行の期間が終わった日を「揶揄節」と呼び、人に無駄なことをさせてからかうという部分から、エイプリルフールになったという説があります。

 

  エイプリルフールが日本で定着したのはいつ?

現在では嘘をついていい日として浸透しているエイプリルフールが、日本に伝わったのは江戸時代とされています。

 


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当時は「不義理の日」という名前で、嘘をついて相手をからかう日ではなく、義理や礼を欠いていた相手に対して詫びる日だったといいます。

現在のような「嘘をついていい日」という風習になったのは大正時代に入ってからとされていて、意外と歴史は浅い風習なんですね。

 

「エイプリルフール」を日本語にすると直訳で「四月馬鹿」となり、これは4月1日の嘘で騙された人のことをからかう言葉でもあります。

 

  エイプリルフールで嘘をついていい時間は正午まで?その由来は?

エイプリルフールのルールのようなもので、「嘘をついていいのは正午までの午前中だけ」という話を聞いたことがある人もいると思います。

これ自体がそもそも誰かがついたエイプリルフールの嘘では?という噂もありますが(もうどうしたらいいのか…すごいジレンマ^^;)、このルールというのはイギリスを中心として一部の地域で実際に存在しているそうです。

 

というのも、イギリスでは王政復古の記念日で「オークアップルデー」という日があります。

この日には、国王への忠誠の証として午前中だけオークアップルの実を身に着けるという風習があります。

このルールがエイプリルフールにも使われるようになって、現在でも聞く「嘘をついてもいいのは午前中だけ」というルールになったとされています。

 

ですがこれはイギリスや一部地域での話であり、日本でも正式にこれがルールだよ、と言えるわけではありません。

今回お話したようにエイプリルフールの由来には「フランスの人々の反抗」や「インドの仏教徒の行事」など様々な説があって、現在でもよくわからないまま広まってきたものです。

 

「1日中嘘をついてもいい」としても間違いではありませんから、決まったルールはありません。

 


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  エイプリルフールの由来まとめ

エイプリルフールの由来や起源ははっきりとしていません。

すが、どの由来にも嘘やからかい、徒労に終わるといったニュアンスが含まれているので、嘘をついていいという1年の中でも不思議な日が生まれた起源としてはどれもありえそうな説だと思います。

 

エイプリルフール、面白い嘘なら歓迎ですが、あまり相手を不快にさせないように気をつけましょうね。(´・ω・`)

日本人って真面目なので、人によってはショックを受けるような嘘は許せないと思う人もいますからね…。

 

午前中だけのルールというのは、午後にはネタばらしをする必要があります。

そうするとその日のうちに終わらせられますので、個人的にはいいルールだと思いますね。

 

 


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