2016年うすき竹宵の日程と点灯時間!駐車場はどうなる?【第20回】
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うすき竹宵が行われる大分県臼杵市は、国宝である臼杵石仏や醤油の製造で知られています。

特産品であるかぼすを使った食べ物も多く、醤油やかつお、昆布などといっしょに合わせて作られたポン酢「知左都酢(ちさとす)」や、臼杵でとれたのかぼすの中にそのまま羊羹を入れた「丸ごとかぼす羊羹」といったものがお土産として人気です。

 

毎年11月に開催される「うすき竹宵」では、たくさんの竹ぼんぼりがあたりを照らして幻想的な景色をつくり出し、静かにその灯りを楽しむことができる風情あるお祭りです。

 

 

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  うすき竹宵とは?

幻想的な灯りを見ることができる「うすき竹宵(うすきたけよい)」は、竹とろうろくを使用したお祭りで、始まったのは1997年と割と新しい催し物です。

1997年の当初は「竹光芸まつり」という名称で、翌年の1998年に県内で国民文化祭が開催されることなどから始まったものでした。

 

街に竹ぼんぼりが本格的に並べられたのは、うすき竹宵が日本全国で初めてのことだったと言われており、全国で行われている竹やろうそくを使用した「竹灯り」の元祖とも言われています。

 

うすき竹宵では主にモウソウチクを使用し、竹節を2ヶ所残して上部を45度で切り取った竹のみを「竹ぼんぼり」と呼んでいます。

どの角度から見ても光がきれいに見えるよう置き方にも工夫がされています。

 

  竹灯りとは

竹灯りは、手作業で穴をあけられた竹の中に光(キャンドル)を入れたもののことで、ろうそく特有の柔らかく温かみのある光を感じられます。

これらがたくさん並ぶことでロマンのある美しい景色をつくり出します。

大分の竹灯り祭は「うすき竹宵」だけではなく、日田市の「千年あかり」竹田市の「たけた竹灯籠 竹楽」などもあります。

 

  うすき竹宵の日程と時間、会場

うすき竹宵は毎年11月の第1土・日曜日に行われているので、今年2016年の開催は11月5日(土)~11月6日(日)となります。

  • 日程:2016年11月5日(土)~11月6日(日)
  • ぼんぼり点灯時間:17時~21時
  • 会場:二王座周辺
  • 住所:〒875 – 0043 大分県臼杵市二王座

 


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  うすき竹宵の見どころ

竹ぼんぼりのライトアップを楽しめるのはもちろんですが、真名長者の一人娘である、「般若姫」の御霊が里帰りしたときの様子を再現した「般若姫行列」も見どころです。

般若姫行列は「般若姫伝説」を元にして行われます。

 


<般若姫伝説>

真名長者の一人娘である「般若姫」は、その美しさのあまり美貌が都に伝わり、朝廷から妃として迎えたいと所望されます。

しかし、真名長者は自分の一人娘であった般若姫を妃にすることを拒み、代替として般若姫の姿を描いた「玉絵箱」を送ります。

 

献上された玉絵箱の般若姫を見た「橘豊日皇子(後の用明天皇)」は、その美しさに恋に落ち、自らの身分を隠して臼杵に訪れ、般若姫と結ばれます。

二人は幸せな時間をすごしていましたが、やがて用明天皇は懐妊していた般若姫を残して、都へ呼び戻されてしまいます。

般若姫は、後に産まれた女の子に「玉絵姫」と名付けます。

 

般若姫は用明天皇を追うために、真名長者へ娘を預けて都へ向かいますが、船が嵐に遭遇し命を落としてしまいます。

一人娘の死を嘆いた真名長者は、朝廷に玉絵箱を里帰りさせることをお願いし、玉絵姫といっしょに般若姫の姿を残すその箱と、般若姫の御霊を迎えたのでした。


 

真名長者にとっての一人娘・玉絵姫にとっての母である「般若姫」の霊を迎えるというとても悲しいお話ですが、「般若姫行列」は、この最後のシーンを再現したものです。

うすき竹宵のメイン行事として、お祭り2日間の両日行われます。

 

  アクセス方法と駐車場

電車の場合、JR日豊本線「臼杵駅」から徒歩で10~15分ほど、車の場合、東九州自動車道の「臼杵IC」が近くとなります。


ただ竹ぼんぼりを設置しているエリアには駐車場がありませんので、車で訪れる場合は郊外にある臨時駐車場を利用する必要があります。

今年2016年の駐車場の情報はまだ発表されていませんが、以前は以下の場所が臨時駐車場として開放されていました。

  • JAおおいたうすき中央支店(シャトルバス有、片道100円)
  • 臼杵市総合運動公園(シャトルバス有)
  • 国宝臼杵石仏(シャトルバス有)
  • 臼杵市役所
  • 臼杵市中央公民館

2016年の場所は「うすき竹宵の公式HP」でも確認してみてください。

しかし、かなり混雑するとの話(道路によっては渋滞する年もある様子)ですので、できるだけ電車などといった公共機関で訪れたほうがいいようです。

 

  うすき竹宵まとめ

今年はうすき竹宵が20回目を迎えるので、記念としてWA-OTO(中西圭三、狩野泰一、宮本貴奈の3名のユニット)のコンサートが行われるのだそうです。

開催日時は11月6日(日)の14時~16時で、場所が「臼杵市民会館大ホール」となっています。

臼杵市の公式HP」で詳細を見ることが出来ますので、竹ぼんぼりの灯りを見る前にこちらのコンサートを楽しんでもいいですね。

 

他、大分のイベントの記事がありますので、よろしければどうぞ。

 


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