代謝とは簡単にいうと?基礎代謝と活動代謝について!
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代謝とは食べ物からエネルギーを作る一連の流れのこと

 

代謝という言葉を巷で耳にすることがあります。
若いうちは代謝がいいからたくさん食べても太らないとか、
そういったニュアンスで聞くことがありますよね。

 

人間が生きていくにはエネルギーが必要になります。

とくに活発的な運動を行っている時に限らず、
椅子に座っているときや、寝ているときでも身体は
エネルギーを必要とします。

なぜなら、からだは常に心臓を動かさないと、血液を送ることはできないし、
呼吸をすること、体温を正常に保つこと、
これらの生命に関わることは一時でも途切れてはいけないからです。

 

これらを行うためにはエネルギーが必要となるので、
私たちは食べ物を通じることで体内でエネルギーをつくることができます。

こういった
エネルギーをつくるまでの一連の流れのことを代謝と呼んでいます。

言うなれば、身体に入ってきた栄養素を分解する
過程のことを指します。

 

エネルギーを生み出すことのできる栄養素は、主に
糖質、脂質、タンパク質の3つに分けることができます。

ただ、これらの栄養素はそのまま身体の中で使われるのではなく、
様々な過程を経て、ADPと呼ばれる物質に分解されることで
エネルギーとなります。

 

それでは、代謝についてもっと詳しく見ていきましょう。

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代謝には主に3つの種類がある


基礎代謝

呼吸をするときに使うエネルギーや、心臓の働きによっての血液の循環、
体温の維持など、生命の維持に使うエネルギーを基礎代謝と呼ばれます。

主に筋肉や内臓のなかで使われています。

筋肉の量が多いと痩せやすくなる、といわれるのは、
身体の中で使われるエネルギーの量が筋肉量に比例しているからです。

言うなれば基礎代謝をあげるというのは、
筋肉量を増やすということになりますね。

 

活動代謝

身体を動かしたとき、あるいは勉強をしたり考えごとをしたりといったときに
消費される代謝のことを言います。

身体や脳を動かすエネルギーは
ジョギングなどの運動のほか、勉強、家事などでも消費されます。

基礎代謝が生命を維持するために使われるのに対し、
活動代謝は身体を動かすためだったり、頭を働かせるためにあると言えます。

 

たくさん食べて、動かないと体重が増えてしまうのは、
基礎代謝(生命維持)に必要なエネルギー量を超えてしまっている割に、
残ったエネルギーを活動によって消費しないからです。

なので運動をすれば太らないのは、活動代謝の量が多くなるからです。

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消化吸収による代謝

食べ物を身体に取り入れた際にもエネルギーを必要とします。

消化や吸収に必要な代謝を食事誘発性体熱代謝と呼びます。

食事をすると体温が上がったり、汗がでてきたりするのは
この代謝の影響です。

 

アルコールの代謝(エネルギーが作られる仕組み)について

アルコールは体内において、消化を必要としない成分です。
1gあたりで7kcalのエネルギーを発生させると言われます。

胃や小腸に吸収されて、そのまま肝臓に送られる仕組みになっているので、
アルコールを多量に摂ると肝臓に負担がかかります。

 

 

3大栄養素の代謝について


糖質の代謝

糖質はごはんやパン、麺類といった主食に多く含まれるのが糖質です。

脳の栄養源になるブドウ糖として分解され、
すばやくエネルギーに変わる特徴をもちます。

ブドウ糖は肝臓に運ばれたとき、「グリコーゲン」と呼ばれる貯蔵糖として、
糖の不足に備えた時のために貯蔵される仕組みをもちます。

 

脂質の代謝

脂質は油脂類、つまりオリーブオイルや植物油脂、
脂身の多い肉などにも多く含まれます。

脂質はからだの中に入った後、脂肪酸とグリセリンに分解され、
小腸で吸収されます。
コレステロール、中性脂肪、リン脂質の3つに分類することができます。

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タンパク質の代謝

タンパク質は食品として取り入れた後、アミノ酸と言われる
20種類の成分に分解されて、小腸から吸収されます。

 

アミノ酸は肝臓に運ばれたあと、全身の組織へと届けられ、
内蔵や髪、爪、筋肉などの成分になります。

 

まとめ

簡単に言えば、人間が生きていくために必要となるエネルギーを
生み出すために必要な流れを代謝と呼びます。

基礎代謝は生命維持のために必要な代謝で、
体や脳を動かすために必要な代謝が活動代謝といわれます。

基礎代謝が高いというのは、生命維持のために必要なエネルギーが
多いというわけですから、筋肉量を増やすことで高めることができます。

 

筋肉は体を動かすために存在するので、そこにエネルギーが蓄積されます。
ですので、もっと効率よくカロリー消費をしたいと考えるなら
筋肉量を増やすことがよい方法といえるでしょう。

 

 

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